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オランダで働く 25歳女性の話 〜海外赴任の夢を叶える〜

こんばんは。

今年度より、社会人4年目にてオランダ支部への海外赴任することが決まり、現在オランダにて働き、住んでおります。

昔、父親の海外赴任に家族として付いていき、一緒に海外で生活していた事がありましたが、今度は大人になって自分がそれを叶えたいという夢をずっと持っていました。(詳細は後述)

なので、今は私にとって、夢を叶える旅路の真っ只中、大事な大事な時期です。
せっかくなので、その日々をしっかりと記録に少しずつ残していきたいなと思います。

海外赴任を目指してきた3つの理由

私がそもそもなぜ海外赴任を夢に見てきたのかをご紹介します。

理由その1: 海外にて仕事と家庭を両立して生きる父親の姿が憧れだった。

前述しました通り、昔父親も海外赴任を経験しており、家族一緒に日本から引っ越し生活しました。

私自身、当時小学校から中学校までの約6年間、多感期の大半を過ごしたのもあり、第二の故郷(もはや第一に近い)のように思い入れがあり、日本に比べても自然豊かで過ごしやすかったなという印象と記憶を抱えたまま日本へ帰国しました。
しかし、当時の父親のミッションは、「たった一人で現地支社を立ち上げること」でした。従業員もゼロ、会社もゼロ。何もかもゼロからのスタート。
働く今の自分だから尚一層わかりますが、物凄く孤独で大変な経験だったと容易に想像がつきます。

それでも、家族である私たちをいろんな場所へ旅行に連れて行ってくれたり、一緒に必ず夕食を摂るように帰ってきたり、また色んな方と出会い仲良くし充実した日々を送る父親の姿は、私にとって憧れでした。

理由その2: ただひたすらに、オランダに戻りたかった。

実は、昔父親が海外赴任したその国こそが、オランダでした。
日本からオランダへ行くと分かった時、嫌すぎて号泣しながら友達とお別れしたのは今でも覚えていますが、
それ以上に、オランダから日本へ帰る時の虚無感はとてつもないものでした。
自然豊かで、シンプルな生活が送れるオランダが子供ながらも大好きでした。

Zaanse Schans


オランダから日本へ帰国するフライトの中からオランダの土地を見下ろした時、涙を流しながら、心の底から強く、こう誓いました。

「絶対にまたいつか戻ってきたい。その時は旅行ではなく、
一人の自立した大人として、必ず戻ってくる。」

今でも、オランダに戻ってきた自分が信じられないくらい不思議な感覚です。強く誓い、信じ続け、努力すれば、夢は叶うって、本当だなと。

理由その3: 面白くて、濃い人生を歩みたい。

2019年度に日系メーカー企業へ就職した時、とにかく「海外売上が高いところ」「日本に本社がある日系企業であること」「文系採用が少ないところ」の軸で就活した甲斐もあり、すぐに海外出張の経験や海外支社との窓口を任せてもらい、忙しい日々を過ごしておりました。
しかし、そこで訪れた暗黒のコロナ渦のせいで、段々と自分の中での熱意と希望が薄れていきました。在宅勤務をしていたあの頃の私を今、思い返すと、自分の想いが腐りかけていたなと正直思います。

でも都度、背中を押してくれた夫の存在は凄く大きいものでした。
「一緒に、面白い人生を歩んでいこう」「(私は)絶対に海外へ行くべきだ」と、忘れかけるたびに気付かされ、私の夢を思い出させてくれました。

おばあちゃんになって、
「あの時こうすればよかった」「今更チャレンジするには手遅れだな」
という後悔はしたくない。むしろ、
「あの時こういうことがあったな〜めちゃくちゃ大変だったな(笑)」と、おじいちゃんになった夫や、大事な友人と一緒に笑いながら語り合える、そんな人生を送りたい!

最終的にはこの想いが、私が海外赴任の話を受け入れる決意に繋がりました。

女性ならではのライフイベントとの悩みと葛藤

前半明るいことを書きましたが、裏では超絶に悩みまくった事もあります。
私には、幸せで明るい家庭を築きたいという夢も持っています。
海外赴任の平均駐在期間は約3~4年間。つまり、帰ってきたら30歳近く。
不安のないよう、なるべく早めに妊活を始めたいという想いもありました。

さてどうする私、、、、

まだ若いでしょと周りからは言われるものの、そんな単純なことではない・・・
答えのない自問自答を数え切れないくらい繰り返しました。

最終的に落ち着いた答えは、「仮に将来子供を授かったとした時に、今の夢をその子のせいで諦めたという言い訳は絶対にしたくない。」でした。

まだ起きてもいない、起きるかもわからない出来事についてこんなにも悩んで、意味があるか?と途中で放り出したくなるくらい悩みました。
でも後悔はしたくないという恐怖もあり、考え抜いた結果、自分がどう生きたいか、の問いに毎回帰ってきたので、今このタイミング、この瞬間を精一杯生きよう、と改めて決めました。

駐在員の仕事内容

一般的に日本から海外へ赴任するスタッフは、日本本社を代表しているので、当たり前ですが責任を問われる立場として仕事をする事が求められます。

私の仕事内容は主に3種類あります。

 ①赴任先の経営

売上管理はもちろん、月々のコストの見直しや課題解決など、日々社長とやり取りしながら課題解決を試みる日々を送っています。
私の会社の場合、欧州を統括している支部のため、オランダのみならず複数の国と地域のスタッフを抱えており、働き方・価値観の違いとは嫌でも付き合っていかなければなりません。(これは何となく分かっていた気がしていたのですが、想像以上に国同士の考え方の違いを実感しています。不思議です。)

財務状況を月々で予実管理と分析をしながら、どこに課題があるのか、どうしたら解決できるかを考え実行していく必要があります。

 ②マーケティング

私が所属する部署はマーケティングで、現地でのイベント運営や、販売促進活動を行っています。
※この分野は、また別の記事で詳しく書いていきたいと思います。

 ③日本本社とのコミュニケーション

やはり言語の壁というものは大きいもので。英語で頑張ってお互いやりとりしていたとしても途中で勘違いが起きてしまうようなメールのやりとりはしょっちゅう起きています。
自分の身は一つですし、現地スタッフへの業務現地化も重要な課題なので、何もかも自分が関わるようにすると大変なことになるので、バランスが大事ですが、

なるべく重要案件には自分から積極的に関わり、
日本本社と海外支部の間の「潤滑油」として、
物事がスムーズに進むようサポート、モニタリングする必要があります。

最後に

この記事で最も強く主張したい事は一つです。
「どんな人生を送りたいかの答えはない。結局、自分次第。誰かが決めてくれるわけじゃない。でも、強く想い続ければ、それを叶える自分になれる。」という事です。

あえて、「叶えられる」という書き方はしませんでした。
失敗もあっての成長があるからです。

一つの決断に伴う悩みや壁は、避けては通れないものもありますが、おばあちゃん・おじいちゃんになった自分を思い浮かべた時に、今の自分がチャレンジしようとしていることを笑って語れている自分でありますようにと、私は思っています。

私はまだ夢の旅路の途中ですが、ずっと願い続けていたオランダへ戻って来れたことは本当に嬉しく、また、両親も喜んで応援してくれていることに、感謝と喜びを感じています。

まずはこの期間に集中して、後悔のない日々を送っていきたいと思います!
今後もオランダで日々奮闘する様子をブログに記録していきたいと思いますので、お読みいただけると幸いです。


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