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「ラーヤと龍の王国」 信じる勇気をもらえた

ディズニープラスで配信中のアニメ映画「ラーヤと龍の王国」を見たので感想を。
過去に裏切られた、今も敵対心むき出しの相手を信じることができるか。それが如何に難しいか、それでもまた信じることができるか。
実際の国同士、派閥同士の争いで混乱した世界になっている現実の世界にも響くメッセージだ。

本作のいわゆるヴィラン的な立場であるナマーリは、過去に主人公ラーヤを裏切って世界を荒廃させている。さらに荒廃後の世界でもラーヤを追い回して殺して、貴重なかけらを奪おうとする。
それでも信じようとした矢先に最後の龍も殺してしまい、世界滅亡への引き金をひいてしまうのだから、ラーヤからしたら信じることなんてできない相手だ。
でも最終的に自らの命をかけてナマーリを信じ、世界を救った。
すごい。
この映画では何回も何回も相手のことを信じようとした人間(と龍)が裏切られひどい目にあっている。
それでも信じるのだ。普通じゃない。

この映画を作った会社のあるアメリカと中国はお互いに信じることができるのだろうか。日本と韓国は?
国に限らず、個人としても裏切った相手をもう一度信じられるだろうか?

一つのヒントは国単位で外交と考えるから無理に思えるのかもしれない。ラーヤが各国の庶民と絆を深めたように、今、私があの敵対心丸出しの国のあの人のことを知り、交流することが、いい方向に進むと信じよう。


信じることに勇気を踏み出す一歩となるようないい映画でした。
もちろん映像も脚本も安心のディズニークオリティでおすすめです。
最近オークワフィナさんよく見るね。

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