ブタとイノシシの違いって何だろう？

以前、「ブタは人間の作り出した動物だった？」という記事で、ブタは人がイノシシを飼育、改良し、生まれた動物であることを話しました。

今回は改良の中でブタがイノシシから、どのような変化をしたのかを3点にまとめました。

イノシシと比べ、ブタ一頭から胴体部分のバラやロースが多く入手出来ます。また、ブタの方が後ろ足のモモが発達しています。モモは生ハムの原料となる部位です。

ブタはイノシシよりも短期間で成長し、より早く、人の食料になりました。

ブタは年2回の出産で約20頭、イノシシは年1回の出産で約5頭。また子どもを産む準備が整うまでの時間（繁殖可能時期）も大きく異なります。

より多くの食料を得るための改良

以上の点から、ブタは人がより多くの食料を得るために改良されました。可食部分の増加や短期間で育つこと、多くの子どもを産むことが、そういったことに繋がっています。