マガジンのカバー画像

これ、読んだよ!

13
読書スポンサー様から贈っていただいた一冊、私が出会った一冊など、本の感想を綴ります。
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

フランスでやめた100のこと(ロッコ)

“やめてみる”系の本は、なぜか定期的に読みたくなります。

【フランスでやめた100のこと(ロッコ)】

削ぎ落とす、シンプルにするのは、すっきりする感覚があるから好きなんです。

これ、おもしろいのが、
“やめてみる”と言っても、実際のところは“やってみる”であることも多い。
というところ。

本書の“やめてみる”例だと、
「本を読まない暮らし」は、本を読みます。だし、
「カップルであることを忘

もっとみる

【読書スポンサー様】ふたりはしんゆう(アーノルド・ローベル)

今回の読書スポンサー様は、中崎雄心さんです!

数秘術やストレングスファインダー、最近では、TRPGでもお世話になっています。

私が何かを始めるエンジンになったり、危機回避のブレーキになったり、
こうして発信していく土台を作っていただいた、恩人さんです。

そんな中崎さんからの一冊は、こちら。

【ふたりはしんゆう(アーノルド・ローベル)】

『おてがみ』のお話は、なじみのある方も多いのではない

もっとみる

【ひがっち選書】くらべて、けみして 校閲部の九重さん(こいしゆうか)

小さな本屋の店主さん・比嘉教子 こと ひがっちさんの選書で、わが家にやってきた本。

私にこれを選んでくれる、ひがっちさんの愛と、
本好き仲間の匂いを、たっぷりと感じる一冊です!

【くらべて、けみして 校閲部の九重さん(こいしゆうか)】

本好きだから、存在は知っていても、実体のわからない職業のひとつ。
それが「校閲」。

帯に書かれた、三浦しをんさんの、
「校閲者は妖精だ。」
に、深くうなずい

もっとみる

【読書スポンサー様】泣く大人(江國香織)

今回の読書スポンサー様は、
アーティスト・ささぶちひろみさんです。

独特の世界観で綴られた、写真や文章は、鮮やかで切なくて、
ひとさじの哀しみが混ざった、美しいあたたかさを、私にくれます。

ひろみさんが贈ってくださったのは、

【泣く大人(江國香織)】

前回の『泣かない子供』と、対をなすエッセイ集です。
江國香織さんの文章であることに、かわりはないのだけれど、印象がまったくちがうのに驚きまし

もっとみる

【読書スポンサー様】泣かない子供(江國香織)

今回の読書スポンサー様は、
スナック『オンラインCandy』でお世話になっている、小林正明さんです!

温かいコミュニケーションの場を作り、
「キッカケは、待っていても出会えないけど、取りに行ったら、案外すぐだよ」
と、伝えてくださっています。

そんな小林さんからの1冊は、

【泣かない子供(江國香織)】

私の江國香織さんデビューは、『冷静と情熱のあいだ』でした。
小説は読んだことがあるけれど

もっとみる