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誰しも闇を抱えて…

友人と銭湯に行った時の話。

最近になって就職したその友人が、ものすごい量の愚痴をこぼしていた。
いつもは自分が愚痴を聞いてもらうことが多かったので、少し新鮮だった。

「仕事がなかなか覚えられない」とか「人間関係が面倒くさい」と話す。
彼も社会に出ていろいろ揉まれている最中なのだ。

お風呂から上がった後も、せっかくの休日だというのに職場の人から仕事のことでLINEが来てたみたい。
それでまた落ち込んで、お風呂上がりの気持ちいい気分もどこかになくなってしまった。

普段は明るく元気なやつなのだが、嫌なことや心に負荷のかかる出来事が起きると、やはり人は落ち込んでしまう。

***

自分自身も仕事が3年目となるけど、日々落ち込むことが多い。

先日もお客様からの電話で感情を取り乱してしまって後悔している。
その人から連絡が来ると、いつも1時間近くかかってしまい、なかなか自分の業務に戻ることができない。

余裕のある時ならいいけれど、忙しい時に来ると早く終わらせようとしてしまい、つい口調を強めてしまった。

謝りはしたが、向こうはいろいろ不安や問題を抱えているから、私に連絡をくれていると思うと、申し訳ないことをした。

問題や課題を抱えているのは、窓口に来る人や電話をくれる人だけでなく、自分自身も同じであるはずなのに…

自分の身内や親しい間柄の人たちには優しくできても、
他の赤の他人にはなかなかできない。
誰にでも優しく在りたいとは思うが、それでは簡単に自分の心の容量キャパシティを超えてしまう。

優しくはできなくても、少なくとも淡々としていたい。

他の職員の姿勢や言動を見ていると、いかに自分が幼稚な存在かを痛感する。
日々、おのれの未熟さを呪うばかりだ。

本当に強い人は強い言い方で相手を言いくるめたりしない。

***

常に完璧な自分を演じることなんてできない。
大人になっても心は揺れ動いてばかりだ。

こうして憂鬱な気分を今味わっている。
でも、そういうときこそ生き急がないで、いったん立ち止まること。
自分自身を見つめ直して、より善く生きていきたい。

一緒に銭湯に行った彼も悩みながらも前に進んでいる。

「毎日楽しいことばかりならいいのに~」と彼が話す。
それに対して私は「たまにだから楽しいと思えるんだよ~」と答えた。

実はこのやり取りは以前にもあって、その時は立場が逆だった。
彼が「たまにだから楽しいと思える」と教えてくれて、それを今回は私が引用した。

時間が流れているのは自分だけじゃない。
誰にでもいい時・悪い時があって、立場が逆転するときもある。

どこからどう流れが変わるかなんてわからない。
まあ、だからそんな焦らずじっくりやっていけたらいいと思っている。

むむむのドライブで来ました〜
とてもいいところです♪







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