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喧騒から離れた都会のオアシス

東京にきて半年、「自然に浸りたい」とうずうずしていた。

「東京に住むの?」と母や祖父母にたくさん心配されたけれど、割と環境に馴染むのは得意だったようで、会社にも通勤にも慣れてきて。休日の過ごし方ややりたいことを考える余裕が生まれてきた最近。

そんな時、ちょっとしたご縁があって仕事で高尾山を訪れました。
新宿から電車で1時間ほどの場所にあって、ふらっと気軽に立ち寄れて、
こんなすぐ近くに、こんなのんびりした場所があるのか〜と揺れる電車の中で少しずつ人の層が変わっていくのをぼんやり眺めながら思いました。


「山に登りたい!身体動かしたい!」と思い立ったらすぐに行きたくなって、キャンプやアウトドア系が好きな友達に連絡を入れて、高尾山へ登りに行ってきました。


街に溶け込むホテル「タカオネ」

初日は、高尾駅すぐ近くの「タカオネ」というホテルに泊まりました。
入り口のコンクリート道に落ち葉のスタンプがされていたり、改修前のコンクリートの落書きなんかが残っていて、ちょっとした遊び心と居心地の良さを感じられるホテル。

お部屋の中は、すごくシンプルな内装だけれど、シンプルだからこそ窓から見える高尾の自然がとても美しかったです。



滞在者の人数に合わせてカスタムできる壁に全て収納できる家具も面白くて。

壁に家具が全て収納されている。


屋上には、高尾の景色を楽しめるテラスが。屋上の倉庫に入っている大きなクッションを、海やプールによくあるビーチベッドの枠に入れて、揺れるふわふわのベッドが作れるようになっていました。

景色も綺麗だし、空も近いし、居心地が良くて、屋上のテラスには長々と滞在してしまいました。


夜は、1階のテラスで焚き火を。中々火がつかなくて、隣にいた家族連れに手伝ってもらって、着火。とろとろのマシュマロが最高で、ぼんやりと火を眺めながら色々なことを友達と語っていたら、あっという間に夜に。

火を眺めながらぼーっとする時間、こういうの定期的に持ちたいな。




朝、窓から見える高尾の自然が朝の光とあいまって美しかったです。ホテルのテラスで朝食をとって、さっそく高尾山へ。


人の営みと融合した高尾山


昔、日本三大名山の1つの白山に登ってから、すっかり山登りが好きになってしまっていたので、久しぶりの山登りにとても楽しみにしていました。

昔はだらだらと同じような道が続くのに「つまらないなぁ」なんて思っていたけれど、最近は



友達も夏に白山へ登ってから山登りを好きになったらしく、山登りの魅力を存分に楽しめそうな1-6号路の行路の中で一番険しい6号路で登りました。

山頂は、売店なども多くあって、これだけ人の営みが入り込んでいる山も珍しいなぁと。

山頂からの景色。曇りだったので、今度は晴れた時に行きたい!


帰りはリフトで。
すごい急な降りなのに、安全レバー無いし、ちょっとだけこわかったです。でも、下に見える景色が美しくて、10分ほどのリフト旅はあっという間。今度は登りも乗ってみたいな。




久しぶりにリフレッシュできた旅行、一枚のスケッチにまとめてみました。

高尾山への旅のスケッチ

自然の中で余白を生む

自分の中にちょっぴり余白が生まれると、毎日の生活もいつもより丁寧に過ごせる気がします。


東京にきて改めて思いましたが、この街は視覚的な意味でもとても情報が多いです。普段の通勤であっても、電車の中、街の通り道、色んなところにたくさんの情報がばらまかれています。
暮らしに慣れてきても、いつの間にか頭のメモリーはいっぱいいっぱいになってしまっていました。

その状況を一度リセットするためにも、自然の中に身を置くことで心にも頭にも余白が生まれました。

高尾山のちょっぴり冷たい空気感、ザクザクとなる足音、頂上からの景色。
ホテルでぼーっと焚き火の火を眺めたり、屋上で寝転んで空を仰いだり。

そういうほっと一息つけるような時間を定期的に取るためにも、高尾山に登るのを日々の暮らしに取り入れたいです。




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