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FIREについて考えてみた #3

FIREについて、もう少し私が思うことを書きます。

以下の内容は、私の個人的な考えです。書いている内容に間違いもあるかもしれませんが、何かプラスになる部分があれば参考にして頂けれるとうれしいです。

また、文章に誤字・脱字があるかもしれませんが、ご了承ください。

FIREとは、経済的自立を達成し、早期退職することです。

会社勤めしている方が、会社に縛られるのではなく、会社を辞めて、独立(自立)して、自由な生活をおくる形です。

FIREを行う人の大まかな流れは、「会社員→(副業)→独立(自立)」のような流れになると思います。

私は、FIREのように会社を途中で辞めるのではなく、定年までは会社で働いて、その後、まったく働かなくなり人とのコミュニケーションがなくなる人生は嫌なので、定年後も何か自分のペースで趣味や得意なことを活かした仕事を行った方がと思っています。

その理由については、以下の「FIREについて考えてみた #1/#2」の記事をご覧ください。

もう少しFIREについて考えていると、年金という言葉が、ふと頭に思いつきました。

年金をもらえるのは、ずいぶん先のことになりますが、年金について少し考えてみたいと思います。

また、年金についての説明に間違いがあるかもしれませんが、ご了承ください。

年金は、大きく分けて国民年金と厚生年金の2つがあります。

国民年金は、20歳以上の誰もが入る保険で、自営業、フリーランスなど個人の方、会社員の方、全国民が入る保険です。国民年金の保険料は、すべて個人負担です。

いまのところ、国民年金は定年後に約 月5万円ほど支給があります。

※年金の支給は2ヵ月に1度のようなので、正確には毎月でなく、2ヵ月ごとに支給があります

一方、会社員の方は、国民年金に加えて、厚生年金という年金にも入ります。この厚生年金は、会社と個人が半々で保険証を負担します。

さらに、企業の場合、その上に、企業年金を行っている会社が多いです。

そのため、会社員の方は、一般的に、国民年金+厚生年金+企業年金という3階建てになっています。

いまのところ、国民年金+厚生年金+企業年金の合計は、定年後に約 月15万円ほどの支給があります。

※厚生年金の保険料は、収入によって変化するため、年金の支給額も、その人が支払った保険料の総額(半分は会社負担)で変化します。そのため、上記の15万円というのは目安です。一方、国民年金は原則として全員が同じ定額です。

まとめると、以下のようになります。

自営業・フリーランスなど個人:国民年金のみの1階建て(約 月5万円)
会社員:国民年金+厚生年金+企業年金の3階建(約 月15万円)

老後にどういう生活を送るかにもよりますが、会社員の場合に支給される月15万円あれば、十分でないにしても生活できると思っていますが、自営業・フリーランスの場合の月5万円だと、年金だけの生活は厳しく、貯金を切り崩すしかないのではないかと思います。

以前に、老後の資産に2000万円必要といったニュースが話題になりました。

現在は、定年は60歳です。男性の場合は、平均寿命が約80歳で、約20年間あります。

自営業・フリーランスなど個人の場合、もし毎月の生活費に13万円必要だとして、国民年金だけで生活するとすると、国民年金が月5万円の支給なので8万円(13万円-5万円)不足します。年間にすると8万円×12ヵ月=96万円。年間で約100万円が不足するという計算になります。

男性が60歳で定年になってから年金を受け取り、80歳まで生きるとすれば、その間の20年あるので、約100万円×20年間で、約2000万円必要という計算になります。

だから、私は、老後の資産に2000万円必要という意味は、自営業・フリーランスなど個人の方にとって必要になる可能性が高いという意味だと受け取っています。

一方、会社員の場合は、国民年金+厚生年金+企業年金の3階建により、月15万円ほど支給があるので、贅沢な暮らしを行わなければ生活できるレベルと思います。

※2024年6月時点の定年は60歳です。一般的な企業では、定年後も企業努力で65歳までは働ける会社が多いです。年金支給は60歳からですが、65歳まで働くと、働いている期間は基本的に年金はもらえません。そのため、実質、年金支給は65歳からと考えた方がよいかもしれません

※2025年に、定年は65歳に変更になる言われています。また、定年が65歳になると、企業努力は70歳まで雇用になるようです。その場合は、実質、年金支給は70歳からと考えた方がよいと思います

まとめると、会社員の場合は、個人に比べて、年金の支給額が多く、定年後の生活をおくりやすいと思っています。さらには、その年金の一つである厚生年金は、会社が保険料を半分支払っています。

FIREを行い、会社を早期退社してフリーランスになると、会社員ではないので、それ以降の厚生年金はもらうことはできません。

年金に頼らず、FIREを行い、老後の資金も自分自身で稼ぎますというバイタリティーのある方もいると思いますが、私は、FIREで会社を早期退職するよりも、会社に定年まで勤めて、年金支給の条件を満たして、満額の年金をもらった方が老後、生活しやすいのではないかと思います。

(終わり)

補足:

年金は、死亡保険の逆バージョンと言われています。死亡保険の場合は、死ぬと保険金が支払われますが、年金の場合は、生きている限り、必要生活費を満たすかどうかは別にして支給されます。現在の日本の少子化を考えると、たくさんの年金を支払うと、年金の仕組みそのものが破綻するため、仕組みを維持するには、支払う年金を少なくするしかありません。

その方法は、平均寿命がわかっているので、年金の支払い開始から平均寿命までの期間を短くすれば、統計的に見て、一人あたりに支払う年金の総額が少なくできるという仕組みです。

そのため、年金支給を行う年齢を、少しずつ上げていっているのだと思います。2025年には、定年が60歳→65歳に変更になる言われています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
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