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旅とフィールドレコーディングを愉しむ(2023年, ナポリ編)

こんにちは、こんばんは、Minimal Order(ミニマル・オーダー)です。日頃はAbleton LiveやFenderのエレアコ、Spliceなどを用いて音楽を制作しています。仕上がった音源は、SpotifyApple Musicなどに公開しています。

はじめに

今回は、旅についての思いを記しておこうと思います。
特に最近訪れたナポリを例に、コンスタントに実施しているフィールドレコーディングについて、その愉しみ方をお伝えします。

ナポリを旅しました

この春、ナポリを旅しました。

本の少しの期間でしたが、ナポリの美味しさ、歴史の奥行き、ナポリ人としての現地の方のプライド、美しき街の混沌、ジョジョ第5部の聖地などの片鱗を感じることができました。

[ジョジョの奇妙な冒険 第5部冒頭の舞台はナポリ]

少し、旅のハイライトを写真を織り交ぜて。

マラドーナ愛とストリートアート

セリエAのナポリのチームには、1984年から1991年までサッカーの神様「マラドーナ」が在籍していました。

貧富の差が今よりも激しく、政情や治安も良くなかった当時のナポリにとって、マラドーナの存在は人生を明るく照らしてくれる本当に神様のような存在だったようです。

彼の存在はサッカーという範囲を超え、街の人々の結束力を高め、地域を愛する気持ちを強めてくれています。実際、街を歩くと、至る所に彼を描いたストリートアートを見つけることができます。

マラドーナのグラフィティは街のあちこちに!

セリエAで33年ぶりにナポリが優勝

そんな前情報を意識しながら始まったナポリの旅、初っ端から大変なことがおきます。

ナポリがマラドーナの在籍していた頃以来となる33年ぶりにセリエAで優勝したのです。

いやぁ、もう本当に驚きました。

試合のタイミングを狙ってこの時期に滞在していたわけではないので、本当にラッキーでした。

熱狂の音をフィールドレコーディング

わたしは、旅に出るときに必ずと行っていいほどレコーダーを持参しています。音楽制作者としての素材取りという意味もありますが、純粋に思い出の記録という意味でも楽しんでいます。

今回ナポリでは、5月4日夜、優勝直後の様子を街の外れから録音しました。実際の熱狂の音がこちら。

SoundCloudでは誰でもダウンロード > 音楽制作などに使用可能な権利設定で公開しています。

最後に、音楽制作者以外にもおすすめできるフィールドレコーディングの愉しみ方に触れて締めくくりたいと思います。

フィールドレコーディングの愉しみ方

1) 日記・写真のように思い出を愉しむ

まず1つの愉しみ方は、日記や写真のように振り返ることを愉しむものです。写真を見返すと、音の記憶や味の記憶が蘇りますが、音声を聴き返すとそこには臨場感あふれる情景が見えてきたりします。

気軽に音声をアップできるGoogle DriveやSoundCloudは自分自身や特定の人しか閲覧できないようにコントロールすることも可能なので、そういったサービスを利用して保存しておくことも可能です。

2) 作品づくりに活かす

次に、音楽を制作する方の場合、作品の「素材」として自分の琴線に触れた音を集めることができます。

ときに、意識的に気に入った音を捕まえることもあれば、偶然飛び込んできた音にであることもしばしば。そうやって集めた音たちは楽曲のオリジナリティを高めるのに役立つことでしょう。

3) コラボのきっかけをつくる

たとえ自分自身で音楽や作品に昇華しなくても、誰かに提供する・または誰かとコラボすることで、採取した音源の第二の人生が待っているかもしれません。

発信の仕方によっては、

「私の記録した北海道の音が、あの人のインスタレーションに使われた」

なんてコラボレーションの機会を手繰り寄せることになるかもしれません。

おわりに

今回は、ナポリへの旅の話と、フィールドレコーディングについて簡単にご紹介しました。またどこかへ旅したり、音を採取したときには、記事にしてみたいなと思います。

#わたしの旅行記

参考・出典


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