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ODESZAやFlumeが操る指数関数リズムを設計する方法 #AbletonLive

こんにちはMinimal Orderです。
先日、Bandcampにて新曲をリリースしました。

はじめに

今回は最近ハマっているリズム、「指数関数リズム」の作り方をAbeton Liveを例に記載します。(こんなカッコイイ名称がついていることを知ったのは実は今日の話)

指数関数リズム(Exponential Rhythms)は、ODESZAやMura Masa、Flumeが器用に操っていて、以下の楽曲の01:40あたりが象徴的です。
(ピンポン玉が自然落下して、机や床の上で次第に跳ね返りが止まるまでの音の遷移にも似ています)

この解説動画を抄訳していくよ

今回は、YouTubeチャネルSynthHackerさんの下記動画を抄訳しながら、その作り方を簡単に綴っていきます。

①オススメはAbletonのMIDIエフェクト「Arpeggiator」

指数関数リズムの再現方法は多々ありますが、動画を制作したSynthHackerさんが推奨するのはAbleton Liveの純正MIDIエフェクトのArpeggiator。
(動画だと03:30あたりから)

ピアノやバイオリンなどでコードを入力して下準備が完了したら、
Arpeggiator(アルペジエーター)を呼び出します。

②Arpeggiatorのパラメーターを設定

呼び出したら、設定項目は大きく二つ。
1) StyleをChord Triggerにする(コードとして鳴らし続けるため)
2) SyncモードからFreeモードに変更

③LFO MIDIでパラメータを自動で動かす

動画では04:30あたりからEnvelope MIDIを用いていますが、
持っていないので、Live 10 Suiteに付属していたMax for LiveのエフェクトLFO MIDIで代用します。

こんなやつ

エフェクトbox内の[Free Rate]という項目をクリックした直後に、先程のArpeggiatorの[Rate]という項目をクリックすると、エフェクト同士が接続されます。←これ大事

そして、おすすめの設定はこのような感じ↓

④別トラックにMIDIで書き出す

先程の「③」までの工程で、指数関数的なリズムができつつあると思います。こちらの内容をMIDI情報として別トラックに書き出すというのがこちらのステップ。

書き出すには「書き出し先のトラック」を下記のように設定。

書き出されるとMIDIの情報がこんな感じに!

不均等に

⑤成果物

仕上がりはこんな感じ。録画してみました。

おわりに

今回は、エレクトロニック・ミュージックの旗手たちが器用に使いこなしているExponential Rhythms(指数関数リズム)に着目し、その解説動画を紐解いてみました。

楽曲制作にも活かせればなと思います。
作曲術・DTM操作術についてはこちらのマガジンにまとめています!

参考

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