子育て世代にこそ知ってほしい!疑うべき常識(株式投資編)
こんにちは。子育てミニマリストのメメです。
私は、夫婦と2歳になったばかりの子どもの3人で暮らしています。
普段は、節約や投資に関することを発信しています。
今回は、子育て世代にこそ知ってほしい!疑うべき常識(株式投資編)というテーマでまとめていきたいと思います。
1.投資は危ないという常識
私自信、「投資は危ないモノ」という漠然としたイメージを持っていました。
周りにも投資をしている人はおらず(知らなかっただけかもしれませんが)、社会人になってからは定期預金をメインにしていました。
会社の定期預金の利率は、1%と比較的優遇されていましたが、定期預金のため解約の条件が多く、好きなときに売却できない「流動性が低い資産」でした。
株式投資は短期トレードのように「株価が下がったタイミングで買い、上がったタイミングで売る売却益で儲けるもの」という固定観念を持っていたため、自ら勉強しようとは考えていませんでした。
貯金であれば、間違いなく元本が減らず、会社の定期預金であれば、大手の銀行の利息よりも多かったため、3年程度はは定期預金を利用していました。
しかし、この1%という利率は「資産が倍になるまで約72年」かかる利率です。
これはどういうことでしょうか?
具体的に説明していきましょう。
2.72の法則
まず、皆さんに知って欲しい株式投資の常識は「72の法則」です。
これは、「お金が2倍になる期間を求める計算式」であり、具体的には
72÷年利(%)=元本が2倍になる年数
で求められますです。
年利が1%の場合は、72÷1(%)=72年となり、
年利が6%の場合は、72÷12(%)=6年になります。
これは、株式投資に限った話ではなく、複利(利息に利息がつくということ)が働く貯金等にもいえる法則です。
実際に年利が1%の場合と6%の場合でシミュレーションしてみましょう。
初期投資額を100万円として、年利が1%と6%で資産が2倍(200万円)になるまでの期間を比較しました。
シミュレーションは以下のサイトを使用しました。
年利1%の場合
72の法則の通り、約12年で200万円になりました。
年利6%の場合
72の法則の通り、年利6%の場合、約12年で200万円になりました。
72の法則が有用であることが証明されましたが、
「年利6%は非現実的ではないか?」
と疑問に思われる方も多いと思います。
結論から言うと、
「長期間(15〜20年)運用できれば年利6%は誰でも実現可能」
です。
次に、皆さんに知ってほしい研究結果を紹介します。
3.20年運用すれば株式は、マイナスにならない
まずは、以下のグラフをご覧になってください。
これは、インフレ調整後の株式、債券、現金の収益変動幅を示しています。
1年間という短期で考えると株式は、-37.4%〜+53.4%と大きく変動していることがわかります。
しかし、15年間ではほぼマイナスになることはなくなり、25年間では「必ずプラス」になっています。
25年間、株式投資をした場合は平均6%の年率になります。
これが、先ほど私が「長期間(15〜20年)運用できれば年利6%は誰でも実現可能」といった理由になります。
詳しい前提条件は敗者のゲームという本に記載されていますので気になった方は一読をおすすめします。
4.投資をどう味方につけるか
これを踏まえて、投資とどう向き合っていくか。
投資についてはリスクを受け入れられるリスク許容度が人によって違いますが、子育て世代ににおすすめしたいのは「ジュニアNISA」の活用です。
ジュニアNISAは廃止が決定されましたが、2023年分(80万円分)は非課税枠が利用できます。
ジュニアNISAはあくまでも口座(箱)であり、箱の中に何を入れるかは自由に選べます。
口座の開設には最低でも1ヶ月はかかるため、まずは口座を開設し、箱に何を詰めるかは口座開設中に考えてみるといいでしょう。
大学資金のためにジュニアNISAの活用を考えている場合、出口の年数(子どもが18歳)は決まっています。
今、子どもが0〜3歳であれば運用期間が15年以上確保できるため、株式100%のインデックスファンドをおすすめしますが、運用期間が10年以下の場合はマイナスになる可能性もあるため、債券をある程度含めたバランスファンドをお勧めします。
ちなみに私は以下の投資信託を買い付けています。
ジュニアNISAについては以前の記事に詳しくまとめていますので、よければ見てみてください。
元本割れリスク等を調べたい場合は、以下のシミュレーションサイトがおすすめです。
5.まとめ
今回は株式投資についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
投資をする上で最も大切なのは、
自分の頭で理解して、納得した上で投資をする
ということです。
私も極力正しい情報を発信するように心がけていますが、全て正しいわけではないかもしれません。
自分の頭で理解できないものには手を出さないことが吉です。
しかし、いくら安全といっても多少のリスクを取らなければ得られるものも少なくなります。
リスクを取らないことは機会損失というリスクをはらんでいます。
また、気が向いたら「疑うべき常識シリーズ」を紹介していきたいと思います。
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