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【子育て世代のお金問題】支出の見直し(ミニマリズム)で解決する

同僚や子育てを通じて知り合った友人との話をしていて、これまで働いていなかった妻にも働いてもらうような話になることがいくつかありました。さまざまな職場復帰のパターンがありますが、ある点で共通していることがあります。何かわかりますでしょうか(表紙写真は、近所の海へチェアを持ってゆっくりしに行った時の写真です。使用金額0円!)


・3人目の子供ができたから、お金の余裕がない。専業主婦をしていた妻にも扶養控除を外れない範囲でパートに出てもらうため、保育園に預けることにした。

・2人目の子供が産まれて子育てに落ち着いてきたので、妻にもフルタイムで働いてもらうことにした。今後は教育費がかさむため、心配なので。

・ダブルローンで家を購入したが、妻が出産を期に専業主婦になったため、返済が滞っていて心配している。子供を保育園に預けて働いてパートから働いてもらうことにした。


どの話にも共通して言えることがあります。それは、最初に支出の見直しをせずに、収入を上げることに取り組んでいることです。
確かに、端的には以下の式で余剰資金が生まれてくるため、不安を解消するため(=余剰資金を増やすため)には、収入を増やすか、支出を下げることが必要となる。一見 間違った取り組みではないように思えますが。。


収入ー支出=余剰資金


しかし、収入を増やすよりも先に取り組むべきだと考えるのは、支出と考えています。その理由について深堀りします。


理由その1:まずは収入(給料)に合わせた生活水準の立て方を見直すべきだから

なぜ、収入が増えると支出が増えてしまうのか?ミニマリスト界隈では有名な著書【ぼくたちにもうモノは必要ない】(佐々木氏)の中で、普段受けている刺激に慣れてしまい、更なる普段受けている刺激からの差分を求めて、モノを買ってしまうという一節があります。



まさにその通りで、ふだん受けている刺激に慣れ(飽き)てしまい、給料が増えた分、お金を使ってしまうのです。


この仕組みを逆に利用し、普段から支出を抑えれば、たまの贅沢をした時の刺激の差が増え、喜びが倍増します。


刺激の差を求めるためにも節約・倹約が有効であること、少しづつ生活水準を上げても、刺激の差分が小さく欲もあまり満たせていないのかと思います。
(写真はホットケーキミックスとチョコチップで作ったパウンドケーキです。使用金額80円!)

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また、この理論に則ると、年収がいくらあがってもそれに合わせて生活水準を上げてしまうため、また貯金ができず、振り出しに戻る可能性が高いです。



理由その2:収入を増やすよりも支出を減らすほうが容易

こちらはタイトルそのままです(笑)。支出のうち、固定費を毎月3万円削るのは、家賃の安い物件に引越す、車を手放す・見直す、不要な保険・サブスクの解約などですぐに達成できます。

一方、3万円を達成するのは昇進する、転職する、副業を軌道にのせるなど、容易ではありませんね。


理由その3:共働きのデメリットがある

収入を増やすことのメリットは、その名の通り収入が増えることですが、デメリットとして以下も挙げられます。


デメリット(金銭面)
・疲れ、時間がない等の理由で、自炊の頻度が減る
・新たなストレスにつながり、モノを買うことでストレスを発散してしまう
・働き始めることで保育園に預けると、保育園代がかかる
・職場の人間関係が増え、関係構築費(飲み会等)がかかる


デメリット(その他)
・子育てをしたいのに、子育てに携わる時間が減る。
・自由時間が減り、心の余裕がなくなる。
・職場の人と生活水準を比べてしまう。


これらのデメリットをカバーできる、これらを超えるメリットがあると思えるのであれば良いかもしれませんね。


まとめ

・子育て世代のお金問題は、収入を上げる前に、支出を見直そう。
 そこにも、ミニマリズムが役立つ。
・理由1:収入に合わせた生活水準を見直すべきだから
 →年収があがっても生活水準を上げてしまったら、一生貯金できない
・理由2:収入を上げるより支出を下げるほうが容易
 →すぐに始められて、すぐに結果が出る
・理由3:共働きのデメリットがある
 →働き始めることでかかるコストを超える年収が必要


いかがでしたでしょうか。皆様の参考となれば幸いです!今後もミニマルライフ全般を発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!

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