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マキシムおばぁとミニマルおかんと僕。

ふとんです。

今日は全く性格の違う祖母と母の話をしようかなと。

僕の祖母は2年前に他界し、
今は天国の方で機嫌よく暮らしてます。

ある日突然居なくなってしまったのでショックは大きかったですが、

そのあとの祖母の遺品整理が大変でした。

皆さんは物が多い部屋というと、
いわゆる汚部屋を想像されてるかもしれませんが、

祖母の家は見た目はかなり綺麗でした。見た目は。

祖母の家はかなり大きい方だと思います。

衣装部屋や、書斎、パウダールーム、カラオケ部屋もありました。

家の全ての物は祖母が管理していたので、処分がとにかく大変でした。

服は購入時の袋ごと残していたり、

奥に眠っていたカバンからは30年前の領収書が出てきたり、

正直、こんなに溜め込んでいたとは思いませんでした。

本来であればフリマアプリで売りたいところでしたが、

色々と事情があり1週間で一気に売り払いました。

引越し業者かと思うくらい持ち物を上から下へ運び続け大変な思いをしました。

祖母がいなくなった現在その家は親戚夫婦が住んでいますが、

衣装部屋として使っていた部屋や、

パウダールームは全て空いてしまったため

とにかく部屋が有り余っています。

もし僕なら一部屋だけで暮らせるでしょう。

将来行き場がなくなったら僕も泊めてもらおうかと思ってるくらいです。

そして、それだけ多くの物を持っていた祖母にとても驚きました。

その時、人はいつか居なくなった時に物が多すぎるとこんなに大変なんだと実感しました。

さて、そんな超マキシマリストな祖母の血を全く引き継がなかったのが僕の母。

母は物に無関心です。

ミステリ小説とジグソーパズルさえあれば良いらしく、

ブランド物には全く興味がないようです。

携帯も仕事の都合で持っているだけで、LINE友達は5人、

もちろんSNSなどもしていません。

僕の良き友人であるしちみさんが、
「本当のミニマリストはSNSはしてない」
という旨のツイートをされていたのが印象に残っています。
成る程確かにそうだと感じました。

事実、僕の母は全くSNSをしておらず、

他人に発信すらしていません。

そして、なぜか僕のアカウントは母にバレています。

いつかTwitterを始めた時は皆さまご指導ください。


さて、僕はSNSどっぷりな訳ですが、持ち物に関しては母よりミニマリスト病が悪化してしまいました。

ただ、母の考えと僕の考えは少し違います。

そして最近になって母の考えも正しいと感じ始めています。

母の考えは大体こんな感じ


・安くても高くても使えるうちは使う。・自分から能動的に捨てない。・いつか物は壊れる、そのタイミングで捨てれば良い


というものです。

超ロングスパンで見た時にミニマリストなのです。

僕の場合、能動的に物を捨てて現在に至ります。

一時期は捨てる物を探すという奇行もしました。

ただ、母は「わざわざ今捨てることはない」
とよく言っています。

どうしても、使わなくなったものは捨てますが、

母の私物は基本的に20年選手ばかりです。

フォークスプーン類に至っては僕よりも先輩。

そして新たに買い足すタイミングはそれらが壊れた時、

捨てるタイミングもその時です。

そういえば、この前「あんたに貰ったやつ壊れてもうた」
と言われ、銀色のお弁当箱のような物体を見せられました。

すっかりメッキは禿げて鉄が剥き出しで、僕は最初それが何か分かりませんでしたが、
それは僕がはじめて自分のお小遣いでプレゼントした、スティッチの缶ペンケースでした。

プリントがすっかり剥がれてもまだ使っていてくれていました。

この時ばかりは驚きとともに若干の感動を覚えた次第です。

そして即、それを僕の目の前で捨てたところにも母らしさを感じました。

そんな母ですが、クリスマスツリーやハロウィンのぬいぐるみ等
季節感を感じるような物は小さな物をひとつだけ手元に残しています。

「人間関係も普段の生活も、
無駄な物を排除し過ぎるとしんどくなる。
無駄なものがええ時もあるねん。」


と言われました。

最近その言葉の意味が少しずつわかってきた気がします。

皆さんは何年にも渡って使い続けている物はありますか?

自分は恥ずかしながらあまりありませんでした。

結局物はどんどん捨ててるけど、その状態を維持できているのかどうか。

ここも重要な指標かなと感じた次第です。

自分の場合はとりあえず来年も物を増減せず、

現状維持が目標ですね。

では今回はここまで




ふとん

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