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嗚呼、愛しき古本屋。

Amazonで買った中古本や、書き込まなかった教科書が溜まってきたので、リュックに詰めて近所のBOOKOFFに売りに行った。

店員さんに「買い取りお願いします」というと、
「すいません、もう買い取りストップしてて、、」

へぇ、そんなこともあるのかと話を聞くと、この店が今月末で閉店するのでストップしてるということだ。

リュックに詰まった重い本たちを買い取ってもらえなかったのもそうだが、それ以上に閉店するということがショックだった。

そこまで愛用していたわけではない。
月に一度程度立ち寄って、立ち読みするだけであった。

本を買ったことが2度あったかどうか。


だが、その地域にとって古本屋の存在というのは大きい。

こんなことを言っては失礼かもしれんが、古本屋とは本を買うためというより立ち読みのためにあると思っている。

そこにいる全員が、「買うんじゃないんです、立ち読みなんです」という、存在感を出さないように、少し遠慮しているような独特の雰囲気は、

皆が全裸になって喋りもせずに湯に浸かっている銭湯の一体感に近しいところがある。

嗚呼、誠に残念だ。


ところで、この本たちはどうしようか。
他に近所で買い取りをしてくれるお店はない。

調べてみると、「訪問買取」というのがあるらしい。
BOOKOFFもやっている。他の企業もやっている。

ここはやはりBOOKOFFに任せて、少しでも売上げに貢献しようか。
いやいやそこまでの義理はないか、、。

もし売り上げが上がったにしても、一度失ったBOOKOFF支店は戻ってこないのである。

嗚呼、誠に残念だ。




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