見出し画像

感謝の気持ちは言葉や態度で表さないと伝わらない

朝、仕事へ行く途中に遭遇した一コマ。

真っ黒な大きめのサングラスをかけたかなり屈強な男性と、スラっとした体形のショートカットの女性が歩いていた。

その女性の手には、中身が詰まっているのかとても大きくて重そうなボストンバッグ。

推測するに、おそらく旅行客だろう。

男性は女性の斜め後ろを歩いていて、とくに会話をしている感じでもなかったから、パッと見「喧嘩かなんかしているのか?」と思った。

その様子を眺めていたら(あんまりジロジロ見るもんじゃないと思いつつ、気になって様子を見てしまっていた)、いきなり男性が素早く女性の前に出てきて、女性が握っていたボストンバッグを(何故か)ひったくるように持ってあげていた。

突然の行動で少し驚いてしまった。

それはともかく、なんと紳士的な男性だろうか。
素直じゃないのか、ちょっと荷物の受け取り方は乱暴だった気がするけど。

でも、そのあと嬉しそうで楽しそうな女性の笑い声が聞こえてきて、とても幸せな雰囲気が伝わってきた。

見ているこっちまでなんだかほっこり。

仕事前の憂鬱な時間に、穏やかな幸せのおすそ分けをありがとう。

それにしても、さりげなく荷物を持ってくれる男性ってとても良いですよね。その気遣いが女性にとってはものすごく嬉しいもの。

そんなことを思ったのだけど、相手の優しさや気遣いを受け取ることが当たり前になって、求めてばっかりになってたらダメなんだよね。

慣れとはこわいもので、私たちは人に助けてもらうことが当たり前になると、そのありがたみを忘れがちになってしまうから。

いつも感謝の気持ちを忘れないようにしたい。

私自身、最近は夫に感謝の気持ちを素直に伝えられているだろうか。
う~ん、正直なところ自信がない。夫よ、すまん。

心の中では感謝しているのだけど、本人に伝わっていなかったらあまり意味がないような気がする。

感謝の気持ちはきちんと言葉や態度で相手にわかるように伝えよう。

そんなことを改めて認識するきっかけとなった出来事だった。

通りすがりに見た男女のやり取りを元に色々と考えていたら、ほっこり気分が一気に自分への戒めへと変化していて本当にビックリする…。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
また読みに来ていただけるとうれしいです。

あやね







いただいたサポートは大好きなおやつ代に使わせていただきます◡̈