心理療法から学ぶ生きづらさを取り戻す方法〜Part1〜
みなさんは、認知行動療法という言葉を聞いたことがありますか?
ほとんどの人が「聞いたことがない」と答えると思いますが、現代を生きる私たちの「生きやすさ」をなんとかしてくれるモノになるかもしれません。
認知行動療法をヒントに生きれば、「なんか生きにくい……」という人が楽に生きられるようになるかもしれません。
「友だちから傷つくことを言われ、嫌な気持ちが消えない……」
「上司から叱れ、モヤモヤした……」
「恋人から嫌なことをされ、ホントに好きなのかわからない……」
こんな悩みに頭を抱える人の不安を、少しでも消せたらと思います。
認知行動療法とは、うつ病や精神病などに効果が確認されている心理療法の1つです。簡単に言えば、人の認知に働きかけ、ストレスとうまく付き合うための考え方を身につける手法です。
この記事では、簡単に前提を話し、そこからヒントを得て、「生きづらさ」をなくしてもらうことを目的にしています。
人は無意識に自分で自分を苦しめている
人というのは、気づかない内に自分自身を苦しめています。日々生活する中で、いろいろな考えを頭の中に思い浮かべています。
その考えこそ、自分を苦しめる場合があり、「生きづらい」と思っている人は、それを使って自分自身を苦しめてしまいます。
たとえば友だちからLINEの返信が、なかったとします。
昨日の朝に送ったLINEは、翌日の夜になっても返信がありません。もう36時間も返信がないわけです。このときの考え方として、簡単に2つあります。
①「返信がないのは、私が嫌われたからだ」
②「返信がない。忙しいからかな。まぁ待ってみよう」
①は返信が来ないことに対して、ネガティブな認知を頭の中に思い浮かべています。
一方、②は返信が来ないことに対して、ニュートラルな認知です。
この認知によって、人は自分を苦しめているのです。
「いろいろな認知が頭の中に思い浮かぶのは、人である以上、仕方のないこと」です。コントロールできるモノではありません。しかし、その内容をコントロールすることができます。
「友だちからLINEの返信が来ない」ということも、あなたはコントロールできません。できたとしても、「LINE返してよ」と伝えることしかできません。それを伝えても、必ずLINEの返信をしてくるとは限りませんよね。
つまり、LINEの返信がないことに対して、自分を苦しめる要因は、コントロールできないことをコントロールしようとすることです。
それはつまり、相手の行動と自分の認知です。
この2つを同時になんとかしようとすると、とても大きなストレスになります。1つでも大きなストレスになるのですから、怖いですね。
とはいえ、なんらかの考えが頭をよぎることは、私たちが人である以上、どうしようもありません。
では、どうすればいいのでしょうか?
頭の中の言葉を「ミッ◯ー」の声で復唱する
生きづらいという感覚をなくすためには、なにか嫌なことがあったときの頭の中の言葉を変えるだけでOKです。
「生きづらい」と思っている人の頭の中の言葉は、その人たちにいい影響を与えないことが多いはずです。
先ほどの例だと、LINEの返信がこないことに対して、「私は嫌われてるかも……」とネガティブな考えを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
しかし、それは絶対的に正しいわけではありません。
相手のスマホが壊れたかもしれないし、LINEを返信できないほど忙しいかもしれないし、インターネットが繋がらないだけかもしれないし、大切な仕事の真っ最中かもしれません。
それなのに、勝手に「私は嫌われてるかも……」と事実ではない物語を、あたかも真実のように考えてしまう場合があります。
そんなときに効果的なのが、頭の中の言葉を「ミッ◯ー」の声で復唱することです。
具体的には書けませんが、ミッ◯ーとは、あの有名なアニメーションの主人公です。
あの独特な明るい声で、その言葉を頭の中で復唱してみてください。
どこか自分事ではないような感覚になりませんか? 少しクスッと笑えませんか?
事実無根の頭の中の物語は、それくらいの対応でOKなんです。どうでもいいんです。
勝手に脳がネガティブな空想をしているだけなので、受け流すだけでいいんです。
そのために、ミッ◯ーに登場してもらいます。
この方法、ホントに嫌な気分になったとき、マジで効きます!
すごいどうでもいいような感覚になります!
騙されたと思って、一度試してみてください!
まとめ
ということで、今回はこの程度にしておきます。
今日のまとめは
・認知は人の「生きづらい」に大きな影響を与える
・その影響は何を隠そう、自分自身で与えている
・頭の中の嫌な空想は、ミッ◯ーで受け流すべし
こんな感じです。
とても簡単に書いたので、次回以降はもう少し深掘りできたらと思います。
では、このあたりで〜
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