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2024年デザイン大賞受賞(予定)

風呂の悪夢

僕は風呂があまり好きではない。湯船に浸かっている間は気持ちいいのだが、それ以外が面倒すぎる。

・服を脱ぐ
・顔を洗う、流す
・髪を洗う、流す
・体を洗う、流す
・タオルで拭く
・服を着る
・ドライヤーで髪を乾かす
・風呂を洗う

やることが多すぎる。そんなことを考えながら風呂に入っていると、過去イチめんどくさい出来事に遭遇してしまった。

シャンプーが少なくなってくると、プッシュしても出てこなくなる。最後まで使い切りたいので、フタを外してボトルを逆さにして、残りの液体を絞り出す。しかし、今使っているシャンプーは、逆さにしても出てこないのだ。粘度がハンドクリーム並みに高い。

仕方ないので、ボトルの底にこびりついたシャンプーを、プッシュする吸い上げる筒でえぐるようにして取り出す。これがメチャクチャ面倒だった。一日で終わればいいが、意外と残っている量が多く、1週間くらいはこんな貧乏くさいことを続けた。

プロペラ型シャンプーボトル!!

二度とこんな面倒なことをしなくてもいいように、解決方法を探し始めた。まずはGoogleで「シャンプー 最後 出てこない」と検索してみる。Web系の会社に勤めているとは思えないくらい検索が下手だ。

すると、こんなキャッチコピーのシャンプーボトルが出てきた。
『プロペラ型ポンプが中身をかき集める!』

プッシュと同時にボトルの底についてる羽が回って、最後の残りカスまで吸い上げてくれるらしい。

いやいや、待ってくれ。もっといい方法があるだろう。お金をかけるのではなく、頭を使わなきゃ。そもそも、本当に吸い上げてくれるのか怪しすぎるし…。(笑)

2024年デザイン大賞受賞作品

ヒャッキンで売れるくらいの価格帯で、シャンプーが最後まで出てこない問題を解決できれば、石油王を超えられそうだ。

そう思いながら、月給20万の会社の仕事そっちのけで解決策を考えていると、、、ひらめいたのだ。

ボトルの底をコマのような形にすればいいんだ!

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こんなイメージだ。こうすれば、最後の一滴まで底の中心に集まるので、上手く吸い上げることが出来そうだ。2024年デザイン大賞を受賞できそうなデザインである。

カネではなくアタマを使え

おとといnoteに書いたファミマのCMもそうだが、カネではなくアタマを使って問題解決できると、本当に気持ちがいい。

先日起きた、バスに幼稚園児が置き去りにされた事件でも同じことが言える。

カネを使って解決しようとする人は、センサーを付けるだとか、警報ブザー持たせるだとか、モノを使ったアイデアしか出てこない。カネがかかることなので、全国の幼稚園に普及するには時間がかかるだろう。

僕が最も感動した解決策は、「バスに乗るときに靴を脱がせる」という仕組みである。もし靴が一足でも残っていれば、まだ誰かがバスに乗っていると分かる。これならカネもかからないし、全国の幼稚園が明日から取り入れられる。

アイデアはカネを超えて行く。

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