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他人事のように面白がった方が人生は好転する。

仕事をしているときのわたしは、
"この会社で働いているわたし"
"この会社のこの役割のわたし"
という存在になる。

そして、
お給料をもらっている以上、
勤務時間内は働かなきゃいけないとか、
自分の仕事を責任をもって
やり遂げなきゃいけないとか、

役に立たなければならないとか、
迷惑をかけてはならないとか、
失敗しちゃいけない、
ミスしちゃいけない、

評価される存在でいなければならない、
社会人としてきちんとしなければならない、
とかあれやこれや・・・

数えきれないほどの"○○せねばならない"、
に埋もれている。

不自由で、ぎちぎち。
心がぎちぎち、身体もぎちぎち・・。

今は、連休中。

休みが続くと自分の輪郭が
どんどんくっきりしてくるような
感覚がある。

何者でもないわたし。
本来のわたしに戻っていく。

ただの、わたし。

もうすぐ仕事を辞めると決めているからか、
この連休で感じる開放感は
「わたし」という存在自体が
丸ごと喜んでいるような感じがする。

「もうすぐ毎日が自由になるぞー!」

高校を卒業して地元で就職した。
初めのところは辛くて3ヶ月で辞めた。

そのあと家庭の事情で実家を追い出され、
一人暮らしになった。

働かないという選択肢はないので、
フリーターになったり、
正社員になったり派遣社員になったりした。

経済状況が厳しく
常に緊張感のある生活だった。

住民税が滞納して
利息が付いたのを覚えている。
メンタルもかなり不安定だった。

やりたいことが見つかって26歳で上京した。
初めの1~2年は勉強しながら働いて、
だんだんやりたいことで働くようになった。

30歳から正社員で10年ほど働いた。
経済的には安定していたけど
常にストレスがあった。

今は自己理解が進み、
自分の気質が理解できるようになったから
だいぶ楽に生きられるようになったけど、
30代は本当に苦しかった。
20代ももちろん苦しかったけど。

振り返るとそれなりに、
楽しいこともあったし、
辛いときに助けてくれる人もいたから
乗り越えられたけど。

そういう助けが無かったらと思うと、
きっと今、生きていないだろうなと思う。

でも40歳で正社員の仕事をギブアップした。
限界だった。

その後2ヶ月だけ休んで今の会社に入った。

休んでいるときも
「早く働かなきゃ」という思いと、
お金の不安があり、休めた気がしなかった。
パートナーもいなかったので不安だった。

人生を振り返ると、
家庭環境もすごく不安定だったので、
幼少期の一番古い記憶の頃からずっと
不安、緊張、恐怖・・、
「どうして生まれてきてしまったんだろう」
という絶望を常に感じてきた。

今の会社に入ったばかりの頃は、
コロナ禍に入り、
孤独と不安に押しつぶされそうになって、
もうお金が無くなってもいい、
死んでもいいから
好きなことをしようと思った。

半分やけくそになったら
人生がコロッと好転した。

パートナーができ、
パートナーと暮らし始めて2年、
生まれて初めて、
やっと日々の生活に、人生に、
「ホッ」とできはじめている。

パートナーの収入もかなり不安定なので
経済的な不安がないわけでは全くない。

だけど精神的な安定感がある。
だから仕事を辞めるという
選択ができたのだと思う。

一旦自分に
「お疲れさまでした」と言いたい。

そしてしばらくじっくり休んで、
好きなことをして、
自分のコアな部分に繋がって、
自分の人生を生きていきたい。

限りある人生、
何のためにわざわざ肉体を持って、
この地球に生まれてきたのか?

なにかやりたいことがあるはず。

社会組織の一部として、
ただのコマとして、
ぎちぎちと不自由に縛られて
生きていくのはもう嫌。

将来の不安につかまって
将来の安心のために不自由に生きるより、
今、自由に生きたい。

自由になって、魂の広がりを、
そして自分の人生の広がりを感じたい。
ある意味、どうなるのか実験。

自分の人生を深刻に考えず、
他人事みたいに面白がった方が
人生は好転する。





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