「問いの質と競争力」でAIと介護の協働の話をきく

日本経済新聞(2020年7月掲載)の記事に「AIは魔法 介護の世界を幸せに 見える化で負担軽く」がある。石山洸さんを検索してみたところ、この動画に行き着いた。

介護の現場にいる人も、いた人も、研修を受けたことがある人も、今はこんなところまでAIは使われているのか~と感激することだろう。(詳しくは動画で)

他人から「認知症のあなたを見ています」と真正面から目を合わされたら、たまりかねて目をそらしてしまうかもしれないが、この関係が「人間とAIの関係」となると成り立ってしまうのかもしれない。カメラのレンズに慣れていくように、スマホには自撮りの機能もついたのだろうか?

* 視点ー切り口を変えてみる *
視点とは着眼点、目のつけどころである。(中略)人は誰でも事象を見るときに、知らず知らずのうちに決まった視点で見ている。つまり、自分なりのものの見方をしてしまう。自分なりというくらいだから、人によって違う。すなわち視点は人によって違う。

内田和成さんの『論点思考』


このように切り口を変えることが、空手から始まり、「認知症」の進行を遅らせることに繋がったという石山さんの話。とても興味深い。

現在の日本は、15歳~64歳と65歳~74歳の人口比が、およそ2:1の割合となっていることを考えると、介護の現場だけではなく、経験者のスキルをAIに活用していくことは、未来の大きな社会資源をなることだろう