私の値段。転職活動を終えて

年末からずっと体調を崩している。
多くの人は今日から仕事始めだったのではないかな。
私はもう少し、ニート生活を続ける。
といっても今月から働き始めることが決まった。

大したキャリアもなく、
一芸に秀でているわけでも、
特別優秀なわけでもない、
所謂、平凡な私を採用してくださったことに本当に感謝したい。

今回の転職活動を通して気が付いたことをなんとなくまとめてみようと思う。

「利用した媒体」

転職活動でいろいろな媒体を利用してみた。
新卒で使うような「リクナビ」「マイナビ」などと並行して
①リクルートエージェント
②Wantedly
をりようしてみた。

実際に利用してみた感想。
①リクルートエージェント
最終的に、こちらを利用して内定をいただくことが出来ました。
《ポイント》
一人専属のアドバイザーがついてくれるので親身になってくれたこと。
ただし相性次第な気はする・・
求人票だけではわからない情報も確認できた。
応募企業に対して推薦文を作成してくれる。
履歴書、職務経歴書の添削をしてもらえる。
別途、面接セミナー等も無料で参加することができる。(参加してよかった。)
利用が3か月間と決まっているため、短期でがつがつ動く必要あり。
→ゆるゆると活動したい人には不向きかもしれない。

特に良いと感じたことは
今までの経歴から向いてそうな業界の求人も紹介してくれるため
自分の知らなかった業界のことも知ることが出来る点。
間に立っていろいろやり取りをしてくれるので気持ち的にも楽だった。

②Wantedly
こちらは、自分のことをアピールができるキャリアがある人向け。な気がする。主にベンチャー企業が多く、「興味あり」ボタンみたいのをクリックして先方も興味を持ってくれるとご招待が届く。
何社か話を聞きに行ったり面接受けたが、正直私には合わなかった。
ただ、実際に会社の話を聞かせていただけたり、
パワーのある方々とお会いできたのは本当に刺激的だった。
気を付けたいのは自分の働くことにおいてのビジョンがしっかりしてないと
飲み込まれてしまいそうになる。
改めて自分がどういうビジョンで働きたいのか考える良い機会になりました。

もし私が大学生だったら利用したかったぁ。
そしたらもっと違うキャリアがあったかもしれないと思いました。

「誰と働くか」

今回の転職活動では「誰と働くか」それを重視していた。
どんな人が上司になるのか、同僚はどんな人なのか。
Wantedlyの良いところは面談の際にそういうところまで深く聞きやすい雰囲気だった。

実は、前回の職場では人間関係にすごく悩んだ。
ちくちく意地悪をしてくる隣席の人。
セクハラやパワハラを平気でする上司。
毎日、誰かを罵る声のする職場だった。

上記のような職場はそうそうないと思うが、
あるのだ。
面談の際、社員の方の様子を気を付けて観察した。
デスク回りはどんな感じか
社員の方の雰囲気は?表情は?入り口は?

私的見解だけれど、
入り口に埃がたまっている企業は総じて面接の感じが悪かった。
早めに着いて姑のごとく掃除が行き届いているか確認していた。
もう一つはオフィスが何色か?
オフィスのテーマカラーがグレーなら気を付けたほうがいいかもしれない。
今時昔からある大企業でもグレーというのはそうそうない。
ほぼほぼ昔ながら体質の社員がいる。(昔ながらの感じが好きならお勧めする。)

あと、私は面談の前後に必ず関係のない一言を言うようにしていた。
「お洒落なオフィスですね。」
「午前中は大雨でしたけど、もう止んでましたよ」
何でもいい。
ずっとお客様相手の仕事をしていた。
こういう時にどうやってレスポンスができるかで、
その人が普段どうやって人に接しているか出る気がする。
私は、「自分、自分!!」な人があまり好きではない。
どちらかというと調和を取りたい。
もちろん職種にもよるので一概には言えないけれど。

「よく聞かれた質問」

面談で「やりたくないこと」を聞かれることが多かった。
正直、やりたいことさえ分からなかったけど、
やりたくないことだけは幸いはっきりしていたので正直に伝えた。

ここ最近の私の課題にしていることでもある
「嫌なことは嫌と言う」
これから何年も働こうというのに言えないことがあっていいわけがない。
私が就職活動をしていたころリーマンショックの後で
エントリーシートを送った後に
「今年度は採用を見合わせます」と何社からも送り返されてきた。
今回はどこでも受かれば御の字ではなく、
私も企業を選ぶ側。という意識を持っていた。

やりたくないことを言って落とされるようだったらそれまでだし
仕方ないと思っていた。
きちんと伝えられたことで私も「伝えられた」という自信になった。

「希望年収」

新卒の時と違って「希望年収」を聞かれた。
今回面談した企業すべてで聞かれた。

最初の数社ではしどろもどろになってしまった。
え?希望年収も何も求人票に書いてある想定年収じゃないの?
と困惑。

リクルートエージェントとも相談し、
自分をいくらで買ってもらうか設定した。
また、逆にいくらで雇ってもらえるのか聞いたりもした。

正直、私は自信がない。
あまり高く売ってもご期待に沿えない気がした。
正直に「希望年収は~万円だけれど、自信がありません」とも伝えた。
自信がない部分と併せて自信のある部分についてもじっくりと話をすることが出来た。

「さいごに」

まだ働き始めてないのであたりかはずれかわからない。
きっとこんなはずじゃなかった。と思うこともたくさんあると思う。
ただ、私なりに正直に活動した結果であることは確か。
選んだ道を正解にするように努力も重ねていきたい。

きっと弱音も吐くだろう。
文句も言うだろう。
それでもいいと思っている。

今、知らない場所に新しいコミュニティを作ることにわくわくしている。
何もない人生にはしたくない。
最後、面白い人生だったな。
そう思えたらいいなぁ。