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効果がない...と思い込みがちな広報業務、ルーティーン化で業務改革!

こんにちは。久しぶりにnoteを更新します。
ディアメディアの山下です!

4月に出産し、もうすぐ4か月。
今月から緩やかに仕事復帰することにしました。

育児をしていると、1日がすごいスピードで過ぎていきます。
授乳して、おむつ替えて・・、抱っこして、寝たかな・・(ベッドに置く)また泣く、そして抱っこ・・。
みたいな感じです。

しかも我が家は夫の帰宅が遅いので、1日15時間ワンオペ・・・。
さすがに疲れが溜まってきたり、辛いな・・と感じることがあったり。

ちょっと育児に振り回されていたので、育児を楽にしようと育児内容の仕分けをしてみました。

ルーティーン:授乳、おむつ替え、お風呂、お散歩、遊ぶ、寝かしつけ
突発対応:泣く、うんち漏れ、お着替えが必要なくらいの吐き戻し

まだ動かないので、こんな感じです。
こうして見ると、ルーティーンをいかに楽にするか、突発対応をいかに減らすか。この2つががキーな気がしてきました。

そこで、まずはルーティーンを徹底的にスケジュール・仕組み化しました。そうすると、「あぁ、今泣いているのはこれかな・・?」「そろそろ遊んであげなきゃ」など、いちいち考えることが減ってきて、決定疲れしていた部分が大きく改善され、ずいぶん楽になりました。

長期的に取り組まないといけない育児は、自分で自分のモチベーションをコントロールすることが大切だなと改めて感じるとともに、これは広報の仕事をしていたときも同じだなと思いました。

広報の仕事って本当に地味・・。しかもすぐに結果が出ない。長期的な視座が必要な仕事です。なので、ブログを発信したり、プレスリリースを発信したりしても結果がなかなか出ないときに、もうやめようかな・・・などと思ってしまいがちですが、そこを乗り越えていくことが大切。そして、その方法の1つがルーティーンの徹底でした。


広報のルーティーンはありますか?

広報をご担当されている皆様、何かルーティーンを作っていますか?

サポートさせていただいている企業のご担当者様のお話をうかがっていると、意外とルーティーンが無いことが多いです。

「プレスリリースはあれば書いています」
「ブログの発信ネタがあるときは書いています」
というケースが多く、「でも、ネタがあまりなくて・・そこまで発信出来ていないんです」と続くケースが多い印象があります。

ルーティーンとは日次・週次できちんとスケジュール立っていて、よほどのことがない限りスケジュール通りにこなしていくものなので、プレスリリースや、ブログを”ネタがあれば書く”というのは、ルーティーンではなく都度対応です。

私が企業で広報を担当しているときは、ルーティーンと都度対応は下記のように分かれていました。

都度対応に書いているものは、事業の方で何か進展がないと難しいことが多いので、ここは事業部や経営層と連携しながらやっていく必要があります。波が引いているとき(事業、経営の面で変化がないとき)は広報的に出来ることが減ってしまいます。

その結果、波が引いている期間が長いと、広報活動が上手く行っていないと感じる状態につながりやすくなります

そして、その状態が長く続くと、何をやればいいのか、何が正しいのか・・・。どんどん不安になってきて、モチベーションも下がってきてしまいます。

そうすると、”色々やってはいるけれど(忙しくはあるけれど)効果が無い”という状態につながりやすくなります。


なぜルーティーンが大切か

ルーティーンが大切な理由大きくは2つあります。

1つ目は冒頭でも記載した通り、ルーティーンを作ることで決定疲れを減らせるからです。
広報のように、すぐに結果が出ない仕事の場合、”やり続ける”には工夫が必要です。

その1つが、やるべきことを決めてルーティーン化してしまい、「よし!やるぞ!」と思わないでも、自然に出来るようにすることです。

例えば、毎日歯磨きをするのって、いちいち「やるぞ」って思いませんよね?そのくらいナチュラルにネタ集めに社内に声をかけられたり、ブログをかけたり、SNS発信ができたりすると、続けることがかなり楽になるはずです。

理由の2つ目は広報の質を高めるためです。
都度対応とは逆に、ルーティーンの部分は広報単体で質や量を高めていくことができます。
つまり、広報次第でどうとでも出来る部分です。

まずは、ルーティーンという基盤を作り、その質と量をあげていくことで、広報活動強化が図れます。

ルーティーンがどのように広報活動強化へつながるのかというとこんな感じです。

・クリッピング
→メディア研究につながる、世の中事に目的をもって毎日触れることで、自社ごとと結び付けやすくなるニュースを作りやすくなる

・関係各所へのニュース情報共有
→役立つ情報を共有することで、社内から広報に関心を持ってもらえる。全社的な広報リテラシー向上につながる

・SNSチェック
→自社がどう見られているのかを客観的しることができ、目指す姿やブランディングとのギャップが分かる(=広報の方向性が正しいのか確認ができる)

・関係部署の会議出席(発信内容のネタ探し)
→自らネタを取りに行けるので、ニュース発信の機会が増える。

・ブログ発信
→過去記事から取材獲得ができる(記者さんもネタに関する取材先をgoogleで検索しています)

この他に私が知る限りでは、ルーティーンにプレスリリース1本/週や、イベント開催1回/週などをいれている企業様がありました。
※どちらも経営者が広報を重視していらっしゃり、経営者自ら広報戦略を立てていらっしゃった企業様です。

これらは、やってすぐに効果がでるものではありませんが、継続していくと必ず効果があります。もし、ご自身の業務が全て都度対応になっているのであれば、その中でルーティーンにできるものがないか見直してみてはいかがでしょうか?


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