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「食べたくないなら、自分で作って!」2週間料理を手放して気づいたこと。

白状します。この2週間、ろくに料理をしていません。

「忙しすぎてできていない」とかではなく、「もう料理なんてやってらんねー!!」という苛立ちからの手放しです。最初は罪悪感みたいなものとの戦いでしたが、意外にも、やってみたら家庭平和につながっている感じがしています。

今日は、
「夜ご飯作りを手放すに至った経緯」
「やってみて気づいたことと変化」
「これって、心理学的にはこうだよね」

の3本立てで、noteをお届けします。

「家事はあんまり好きじゃない」「誰かがやらなきゃいけないから仕方なくやってる」という方の参考になれば幸いです。


1.夜ご飯作りを手放した理由

きっかけは、これにつきます。
時間をかけて作っても、5歳の息子が食べてくれない。
(「美味しくない」「食べたくない」と言う)→腹が立つ。


毎日の料理って、家族への愛情を感じる温かいものとも言えるけれど、時に大きなストレスにもなってしまう。

特に、手間ひまかけて作った料理が残されたり、家族の好みが合わなかったりすると、そのストレスは知らず知らず溜まっていきます。

でも、そんな日常の中での「どよーん」とした感情って「仕方ない」と言って見過ごされがちだと思います。

これって、本当に見過ごしていいことなの?

自分が好きなものを作っても子どもには受け入れられず、子どもの好きなものを作れば自分の食事が楽しみにならない。

そんな日々の中で、私は気づいたんです。もしかして、この「どよーん感情」、自分で自分に課している「石」に気づくチャンスなのではないかと。

2.晩ごはん作りの手放し方とその結果


まず考えたのが、料理に関して「イヤだな」と思っていることの中で、「何が」本当にイヤだったのか。自分が本当はどうしたかった・どうして欲しかったのかを言葉にすること。(ノートに書いていました)

私の場合は、自分が嫌々ながらも一生懸命考え・作った料理を「残される・喜んで食べてくれない」ことが大きなストレス源だと判明。

だから、「メニューを考える」部分だけでも誰かに任せられたらいいのかもしれないと思いました。

そこでとった方法が、これ。

『「夫→私→子ども」の順番で、毎晩の食事のメニューを決める』

これが思いのほか 快適で、
夫は、普段(息子が肉が嫌いなので)遠慮して言わない「焼肉行きたい」といった要望を言うようになった

息子も自分が選んだお店で食べるので文句を言わなくなるし(だから私もご機嫌)夫や私が決めたメニューに関しても、以前の10分の1くらいに文句が減りました。(「みんな好きなものを食べたいよね!」という点で同意が取れているからだと思います。)

私は自分が食べたいものなら楽しく料理ができるし、文句を言われても気にならない。(昨日、息子は文句を言いながらも鍋をおかわりしていました。お腹空いてりゃ食べるよね…そうだよね…)

この2週間、家族に夜ご飯のメニュー決めを任せたら、意外にもみんな
「外食」か「中食」を選ぶという結果になっていて
『私、あんなに気負って自分で作る必要なんて、なかったじゃん…』と拍子抜けしました。

この当番制、やってみたら、いいことしかなかった。
それぞれが自分の希望をしっかりと伝え、家族全員で楽しむことができるようになったんです。


何か懸念点があるとしたら、「普段よりお金がかかる」ことくらいでしょうか。

いつまでこのシステムを続けるのかは特に決めていませんが、今の時点で外食や中食に飽き始めた私が「自分がメニューを決める」日だけでも料理をし出したので、緩やかに何かが変化していくかもしれません。

料理は、義務でなく「自分のわがままでやりたい時にやればいいんじゃないですか?」

これは、イラ卒6ヶ月講座という子育て講座の講師、まる尾恭子さんのアドバイス。この一言のおかげで、自分では選べなかった行動が取れていて、精神的に大きく変化がありました。人と話すって、大事です。

3.背負ってしまっている大きな石。1人ではなかなか気付けない

私は仕事柄、日常的に人の話を聞くことが多くあります。
多くの人が、自分にとっての「石」を無自覚に背負って生活していると感じます。

自分が置かれている状況や、自分自身が作り上げてしまった制約、自分への期待など、背負っている石はさまざまです。(心理学的には、「信念」「ビリーフ」と言われたりします。)

この背中の石は、自分では気づいていない人が多いようです。

私も、恭子さんと話す中で、自分の中にある「思い込み」や「ねば」「べき」などに気づきました。

今回、料理を作るという石を下ろすことで、自分がいかにその石の重さに麻痺してしまっていたかがわかり心が楽になりました

また、今回のことと関係があるかはよくわかりませんが、なぜか息子が幼稚園に行くのを楽しみにする日が増えました。
(いつも登園ギリギリだったのが、登園開始可能時刻になるとすぐ行く日が増えました)

心を軽くして、気持ちよく毎日を過ごしたい方へ


「こんなことでイライラしてる自分がおかしい」
「これくらいサクとやって終わらせちゃおう」

それは、本当に「こんなこと?」「これくらい?」なのでしょうか。

『なんとなくしんどい』や
『頭ではわかってるけど、なぜかできない』
とモヤモヤした気持ちになっているときは、

しつこいくらいに「自分の観察」をした方がいいときなのかもしれません。

「目標を決めても動けない」
「ずっと進んでいないことがある」

そんなときは、なかがみのセッションで
「いつもは言葉にしない」ことまで言葉にしてみることをおすすめします。

身軽に動くためのステップは、
①背負ってしまっている「大きな石」を見つけること
②その石の下ろし方を考えること
③実際にやってみること
④やってみてどうだったか振り返ること
⑤今の気持ちを細やかに「観る」こと

この一連のステップを歩んでいくときに、
もしも1人でしんどくなったら
ぜひ、私にお声がけください。

私のセッションは仕事のことだけでなく、子育てや家族のこともお話いただけます。

(「仕事の悩みだと思っていたけれど、実は家族との関係性からくる悩みだった」といったこともあり得ます。分けて考えずに、なんでもお話しいただければと思います。)

なかがみの頭の中が見える化セッションで、お待ちしています。
こちらから詳細をご覧の上、お申し込みください。


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