ヒトは忘れる生き物である
今日美容院さんの予定の時間をミスった。
13時からの予定だと思っていた。
(カレンダーにも記載していた)
が、予約した時間は11時。
電車に乗っている途中で
美容院さんからのLINEで気づく。
よく見ると予約確認の連絡にしっかり
11時と記載がある。
OK!!と言わんばかりの私のスタンプの返信。
あーー!やってしまった~!
13時からだとお昼ごはん食べるタイミングを逃すんだなと思って、11時から予約したのを思い出す。
そして今日準備をしながら、
「いつも13時にしちゃってるから、
お昼ごはんのタイミング逃すんよ」
と母にしていた。
過去の自分と全く同じことを考えていることに
少し鳥肌がたった。
それなのに忘れてたの!?
朝から急いで準備をしている時、
ちょっとした腹痛に対して若干イライラしていた。
(イライラ理由が意味不明である)
その上、遅刻しているのに気づいた私は
自分に対してイライラして、
イライラしていることにイライラ。
イライラすぎて、電車の中で泣きそうになった。
しかし、どうあがいても13時より早くならない。
そのことを伝え、とりあえず向かうことにした。
美容院さんに着いたら誠心誠意謝ろう。
電車の中でググってみることにした。
「大事なことほど忘れる」っと。
するとこんな記事に出会った。
ふむふむ。
“ヒトは防衛するために忘れる「防衛忘却」という
能力がある”
“「新たな記憶をするための余地を作るために
忘れることができる」”
忘れることは大切な能力なんだ。
意味記憶とエピソード記憶の話も興味深かった。
学校で学んだりすることは復習を繰り返さないと
忘れちゃう。
私は元理系だったので、
数学の三角関数とか化学に出てくるモルとか
物理の運動係数だっけ?とか山程勉強したけど、
もう思い出せない。
これは先程の「新たな記憶をするための余地を作るために忘れることができる」の記述を踏まえると、
思い出せないのは当たり前だと感じる。
私たちの人生には、仕事や人間関係などで新しく覚えないといけないことが必ず出てくる。
新しく覚えるには、何かを忘れないといけない。
忘れる能力ってすげぇ!!(いきなりどうした?)
エピソード記憶は意味記憶と比べると
忘れづらいようにできているらしい。
確かにそうである!
私は職業柄、いろんな商品の名前を覚えないといけない。
入社したての頃は、通勤時にじーーーーっと
印刷された商品と名前をずっと見ていた。
中学・高校の時に英単語を覚えていた様に。
ある程度は覚えれたところもあったが、
やはりいざという時忘れることも多かった。
そんな中、商品を効率よく覚えることができる体験があった。店舗ブログを毎日更新することである。
私は店舗ブログで商品の利点や豆知識、
変な妄想(?)などを名前と共に紹介した。
するとブログの密かなファンが社内外でついてきた。「もしかしてあのブログ書いてるの、店長さん?」といった形だ。
有り難いことに、社内賞で“ブログ大賞”なんてものもいただいた。楽しくなってまた更新する。
(この店舗ブログの体験がnoteに繋がってたりする)
するとどうだろう。
同じ商品を見ると、商品名と共に
店舗ブログで書いた文章、お客様に言われた悔しい出来事、上司に褒められた嬉しい記憶なども蘇ってくるのだ。
これがエピソード記憶の最たるものだろう。
確かにそういう記憶はなかなか忘れない。
この記事を読んで、
今回の失敗を引きづらないようにした。
おそらくエピソード記憶になったはず。
今度美容院さんから連絡来た時は
しっかり時間も確認してから返信しよう。
そう考えたミンチョンだった。
ちなみに、13時に美容院さんに謝りに行くと、
「どうぞ〜」と13時からカットしてくださいました。
P.S.エッセイ書いている間、
記憶や忘れるの文字がゲシュタルト崩壊しました。
これも立派な脳の機能(笑)