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誰にもきかれてないけど私の小説の書き方の話する

本当に誰もきいてないけど、そういった記事を見かけたので私も書いてみることにした。他の人ってどういう風にやってるんだろう。


プロットは書くか?


短編のとき


短編のときは筆の赴くままに書いているので基本的に作っていない。勝手にキャラは喋るし動くしどっか行く。

短編を積んで最終的に長編オムニバスみたいにして本にすることが多いなと個人的に思う。後述する長編のように最初と最後だけ辻褄を合わせてそれっぽく仕上げるのは割と得意なのかもしれない。

長編のとき


整合性を取る必要がある長編に関しては最初に作る。作って満足して終わりというネタも勿論たくさんあるのだが。書きたいシーンを基に前後を肉付けする場合もあれば、最初から順序立てて作っていくこともある。

セリフ先行型な気がするが、セリフ単独で浮かぶというよりはその場面が切り抜かれて頭にぱっと浮かぶというのが近いと思う。なので短編を積み上げて最終的に長編にする、というパターンが多い。他の人ってどうなんだろう? ここは結構気になる。

プロット構成中の物語の中で起こり得そうなやりとりやイベント、トラブル、試練etc.がそれぞれ単発で出てくるので、とりあえずメモっておき「誰がどこで何をする場面」などラベルをつけておいてから順番は考えるタイプ。この時、本当に全然時間軸がバラバラで出てくるのでいつも割と困っているが、どうやって人に伝えていいのかさっぱりわからん。

出たネタが全部採用されることもあれば、このネタは別に要らなかったなと容赦なくボツにすることもある。辻褄があってないことが兎角気になってしまうので要らないものは要らないし、「このキャラなんでこういう行動に出るんだろう」とか「このセリフに対してこのキャラってどう対応するんだろう」とかの解釈のすり合わせに結構時間は掛けている。でもこの作業は書いているキャラクターと対話をしているみたいで割と好きな作業だ。

まあ結局書き終えた後に「でもここはこうした方が君はよかったんじゃないの?」みたいにツッコミを入れているんだけども。それはそれで。

このすり合わせの作業と並行しつつ、大筋の流れが決まったらいよいよ本文を書く。書いてる途中でまたラベリング作業が発生したりもする。これが一番困る。本当に困る。

いざ長編を!というよりは、小目標の短編をこつこつ消化していく感じ。そういったわけで短編積み上げ型長編書きみたいだなぁと自分で思う。

視点は?


もっぱら一人称視点で書いている。キャラが多かろうが、少なかろうが、いつも「誰か」の視点で書いている。いわゆる神視点という三人称視点で書くのが苦手なのでそうやってやりくりしているというのが正しいかも。

BLでも受け攻めのこだわりは特になく、こっちで書くか、と気軽に書き始めることが多い。キャラが多ければ色んなキャラの視点を場面ごとに切り替えてやりくりしている。語り手として違和感がないキャラを無意識に選んでいるのかもしれない。

一方その頃、というよりは、みんなでバトンを繋げて物語を走っていく、そういうイメージ。みんなに役割があって、みんなに目的があって、みんなに感情があって、そういう話が好きだからかもしれないが。

描写をする時はなんというかこう場面にどっぷりと浸かって目に入ってくるもの耳に聞こえてくるもの伝わってくる感触などなどに沈んでいくイメージでやっている。この感覚も他の人と共有してみたいのだけど言葉にするのが難しいなといつも思う。大きな水槽に背中を向けて飛び込んで水面を見上げながら沈んでいく、そういう、うーん、なんて言ったらいいんだろうなぁ。同じような人いないかな。

まあそういうわけで個人的には没入感?みたいなのは意識しているかなぁ。それが文章に乗せられらているかどうかはともかくとして。

いやあ、誰が得すんねんこの記事。


ちなみにプロットを作る時はこのソフトを使っています。(別記事でもちょろっと紹介したかも)

あんまり使いこなせてないけど、パソコンでプロットの整理するときはすごく便利だなぁと思います。気が向いたらどうやって使ってるかも書いてみようかな。ライセンスがちょっとめんどくさい。

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