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魚の骨格標本を作りたい!


小さい頃から国立科学博物館や水族館に置いてある標本や剥製を見て、「凄すぎる…」と見る度に感じる。

言葉にして話しにくい、不思議な感情が自然と湧いてくるのだ。

特に「骨格標本」。
これには凄い惹かれるところがある。

葛西臨海水族園の骨格標本。
魚の珍しさも相まって良すぎる。

骨は良い。(語彙力)

その生命体の生きている時には見ることのできない部分を観察でき、その形から様々な考察をしていける所が凄く面白い。
好きな生物の骨なら更に惹かれる。

\\\これを自分も作ってみたい!///

やはり好きな物は自分でも創造したくなるは好きになった人の定めであろう。そうと決まったら早速取り掛かるのみ!!

まずは骨を仕入れる所から。
今回は真鯛をチョイス。

小さい魚より、ある程度大きい魚の方が骨も大きく、構造もシンプル(と勝手に思ってる)ので、取り掛かりやすいだろう。

失敗を考慮して3尾送ってもらいました。

まずは茹でます。

布で巻いて茹でると型崩れしないらしいので、大きめのガーゼで巻いて20分程茹でました。

意外と形を保ってる気がする。

茹で上がりました。

少し触ろうものならそこから呆気なく崩れてしまうほど脆い状態。

ここから慎重に背鰭や胸鰭などをパーツ分けと肉を削ぎ落として……

無理でした。

全てが混ざりました。

3尾送って貰ったので、1尾を普通に捌き、それを見ながら復元していく作戦に。

大雑把に別けました。

…これ別けられてる?

細い骨は全て同じに見えるので、尾鰭側の骨が頭側に分けてあったりしてそう。

骨格に詳しい方なら一目見てわかるんだろうなぁ…凄い。

あとはこれを乾燥させて、ひたすらパズルしていきます。
パズルしていくこと2週間…


それっぽくなって来た!

でも組み立てていくほど色々と不自然な感じの箇所が…

特に腹鰭と胸鰭周り。
骨格資料を見て組み立てているのですが、全くわかりません。

というか骨がいくつか足りません。

何処かに落としたのか、茹ですぎて消失したのかわかりません。
鰭周りの小骨が探してもないんですよね。

まあ初めてにしては残した方だと思いたい…
形がそれっぽくなるように仕上げていきます。

最後に竹串で土台に固定したら…



完成!!!

それっぽくはなったのではないでしょうか!

本来はコルク板に貼る予定でしたが、組み立てていく内に立体的な形で完成させたくなったので…

博物館とかにあるやつだ!

やはり鰭の骨はいくつか足りていないです。

…が、これもこれで「発掘して出てきた」感が出て、ますます博物館とかにありそうな感じでいいですよね()

レプリカじゃなくて、これは本物だ!ってなるタイプの展示物。

この鶴見中尉みたいなおでこが最高!

素人が作った割にはかなり満足出来る出来になったので良いでしょう!

めちゃくちゃ大変で魚類の骨格に対する専門知識がある程度必要だと感じました…

でも図鑑やネットの資料をパラパラ見て組み立てることは出来たので、回数を重ねればもっと精巧なのが作れそうな気がします!

ということで、思い付きで魚の骨格標本を作ってみた!でした!

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