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テーマは「弱者ナメんな!」で

はじめに

こんにちは。ミネストローネです。
いわゆる「大人の発達障害」というやつで、ADHD(注意欠陥優勢)と軽いASDを持っています。

以下の記事のような経緯でうつの診断を受け、現在復職に向けていろいろやっているところです。

普段の生活で起こったことや考えたことを綴っていきます。

よろしくお願いいたします。

テーマは「弱者ナメんな!」

今まで、「マトモ(普通)でありたい」と思って生きてきました。
「マトモ(普通)」についてはある程度、達成した方だと思います。
文字面だけで言えば、「普通」の進学校を卒業して「普通」の大学に入り、「普通」免許を取って「普通」の会社に入って、「普通」に恋愛はしてきましたし「普通」に結婚もしました。が、以前の記事で述べた様にこれは高速をローギアしかない車でぶっ飛ばしてるのと同じ事です。

なかなかぶっ飛ばしてきましたね。こう考えると。

当然の帰結と思われますが、メンタルと体調を崩し発達障害の診断を受け、「普通」ではなくなりました。
「普通」どころか「社会的弱者・障害者」です。

ということで、ここからの私のテーマは「弱者ナメんな!」で行きたいと思います。このテーマには2つの意味があります。

1.「弱者だからって社会をナメんな!」という自分への戒め
2.「弱者だぞこの野郎、ナメんなよ!」という社会に対しての気持ち


弱者だからって社会をナメんな!


「世界で一番成功した社会主義国家」と言われる日本も、ちゃんと資本主義国家です。利潤の追求が第一。
そこだけにフォーカスすると、稼げるやつが増えて弱者がいなくなればいいって話ですね?

そこを抑えているのが福祉国家としての国で、稼げる人が稼いで税金を納め、その一部を福祉として弱者に還元すると。
(ちなみに、社会主義国家であろうと、原則としては同じです)

噂によれば、年収が額面で800万円以上ないと、払う税金より社会的サービスが大きいって言いますよね?

ってことは、障害者である僕らは、少なく見積もっても年収が額面で1000万円はないと社会のお荷物ってことになりますね?

会社は私たちに払う給料の倍ほどを保険料などのコストとして払っていると言います。
ここも配慮を求めていることを踏まえると、年間2,500万円~3,000万円くらいの利益を会社に与え続けなければ、発達障害社は社会のお荷物ってことです。つまり、「配慮して貰えれば私だって能力を発揮して働ける!」という人は、配慮して貰った上で会社に2,500万円の利益を担保できなければ、会社からも社会からもお荷物ってことになりますね?


そんなことできる発達障害の方が日本に何人いる!?って話ですよね。私は、絶対にそんな利益は担保できません。
つまり私は「弱者」であり、社会のお荷物であって、健常者の方々が生み出す利益、それによって払われる報酬、そこから払う税金に支えられているのだということです。

ここにまず感謝をしなければならない。

会社に3,000万円以上の利益をもたらして、年収1,000万円を超えて納税できる人は、自分の事を「社会のお荷物」と捉えなくて良いです。

まぁその人はすでにだいぶ「強者」ですけどね…笑これら経済的な側面を無視して、「障害者が働きやすい社会を!!」とだけ叫ぶのはなんか違うんじゃないかなーと思っています。

かといって「障碍者雇用にもっと補助金を!」ってのは「障害年金増やせ!」って言ってるのとほぼ同義ですよね。

非常に残念な事ですが、我々は人の助けがないとまともに生きていけないのに、無条件に人から愛されるようには設計されていません。

愛されるには?まずは感謝。あとは相手に利益を与えることです。(そんなことしなくても理解のある彼くんがいる?それはなにより。)

弱者だぞこの野郎、ナメんな!

健常者に比べて何らかの障害があって、普通の人が普通に生きることとのギャップがある。と認定されたのが「弱者」ですね?

じゃぁその「弱者」であることは、ちゃんと使って行かないといけませんね。
かといって、声高に「障害者福祉を!補助金を!障害者に働きやすい社会を!」と叫べって言ってるんじゃありません。

(前項に述べた通り、社会に利益をもたらさないのに、それだけを叫ぶのは筋が通っていません。)弱者であることを認識して、きちんとサービスを調べて、それを適切に使う必要があるってことです。

障害者と認定された人は少なからず「普通の人に比べて不遇な人生を歩んできた」という気持ちを持っていると思います。

この普通の人とのギャップを埋める為に各種サービスがあるんだから使わない手はありませんね。社会に対して利益を与えてないからといって、委縮する必要はないと思うんです。感謝はする必要ありますけど。

ともすると今まで不遇を与えられてきたから、一発逆転を狙いがちですよね。これはヤバイ傾向です。

(前も言いましたが、30歳で才能が花開いたとしても、今まで幸せな人生を送ってきた人の幸せの総量には到底敵いません)

正直、ここから死に物狂いで頑張って、10年後くらいの一点を抜き出した時、「普通」の人とのギャップが縮まってればいいな…くらいでやるしかありません。

めっちゃ働いて、めっちゃ納税して…みたいな生き方はたぶんできませんので、健常者とはちょっと違う場所に、自分と社会のちょうどいいポイントを見つける必要があります。

そうする為には、「弱者だぞこの野郎!ナメんな!」という気持ちでいることもまた、大事だと思います。
というわけでこれをテーマに、これからの人生生きて行こうと思います。宜しくお願い致します。

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。フォローやコメント、スキなど反応していただけると大変嬉しいです。
それでは、また。


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