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懐かしい記憶

私は陸上のハードルという、少しマイナーな競技でちょっとした結果を出したことがあります。これは遡る話ですが、中学生の頃です。私はその頃バスケ部に所属をしていました。走って飛ぶというのは、ほんの少しだけ共通点があるかもしれません。体育の授業に110mハードルの競争があった時、タイムも計っていたのですが私のタイムがぐんと良かったのを覚えています。それから中体連陸上の学校選考会の時、ハードルで走らせてもらい学校の代表に選ばれ、大会でハードルの選手として走らせて頂けることになったのでした。
 

練習はバスケとハードル両方行い、バスケで鍛えた脚力で一生懸命練習したと思います。100m自体はあまり速くはなかったのですが、私の場合ハードルだけが速く走れました。もしかすると飛び方だけは、良かったのかもしれません。

 
中体連陸上大会当日、市大会で優勝を果たすことができました。そして、全道大会に出場できることになったのでした。



 
それからはもちろん全道大会のため、バスケをしながらハードルの練習を重ねました。しかし、中学3年間ずっとその練習をしていた方たちには勝てませんでした。ただ、その時のワクワクと緊張感と言ったら大きいものでした。心臓が飛び出そうなほどになっていましたが、アドレナリンも大量に出ていたと思います。それでも予選を勝ち上がり入賞とはなりませんでしたが、全道で9位という結果になったのでした。

そのハードルを飛んでいた気持ちをたまに思い出すことがあります。やはり練習も楽しかったですし、本番はとても緊張しましたがかけがえのない本当に貴重な経験でした。


 
あの頃の大きくドキドキする気持ちや、がむしゃらに頑張ろうという気持ちはある時を境に少なくなってしまったように思えます。大人になってからは、1回勝負というよりも何度も精査されて多面的に評価されるようになります。試験など1回勝負はありますが、基本的にはトーナメント戦よりリーグ戦。総当たりで総合的に評価されるものが多いような気がします。そう考えると、私の中学生だった本当の1回勝負はもうあまり無いのだなぁと感じ少し寂しい気持ちにもなります。


 
大人になってから、落ち着いて冷静になり、慎重になり。そんな自分も嫌いではないですが、あの頃を思い出して1つ1つに本当に真剣になれるような、そんな気合いのある面も見せなければと思い出します。そんな懐かしい記憶を噛みしめて、ひとり振り返るのでした。



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