進撃のヨトウムシ 家庭菜園戦記
こんにちは、みねるばです。
今日は、みねるばの家庭菜園についてのツイートまとめです。
ツイートまとめ：進撃のヨトウムシ 家庭菜園戦記
昔は野菜や果物を食べる時、「農家の人ありがと～！」と何となく思っていました。しかし、自分で家庭菜園をやってみると、若干心境が変化することがありました。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
その過程を書きます。
家庭菜園1年目
庭の雑草をざっと抜き、ホームセンターで野菜の種を買ってきて、沢山植えました。
すると、
翌週には芽が出て、すくすくと育ち始めました。なんだ、意外と簡単じゃないか。これなら好きな野菜は自分で育てればいいじゃないか。そんな期待と共に、毎日水やりをしました。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
そして、それらが成長し切ったところでわかりました。
＼全部雑草／
野菜は最初期にすでに淘汰されていたようで、
もはや1本も生き残りはいませんでした。そして生まれた雑草の楽園。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
大切なものを奪われた私の中のエレン・イェーガーは、「雑草を！この世から1本残らず！駆逐してやる！」と復讐を誓い、怒りの草むしりをしてフィニッシュ。
1年目は、 pic.twitter.com/VGAL8oexWS
家庭菜園2年目
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
今度は肥料もやり、ちゃんと土づくりをしてから種を植えました。
そして、数日後には野菜も雑草も芽を出し始めました。
それを見た瞬間、怒り狂ったエレン・イェーガーが飛び出し、雑草を1本残らず駆逐して回りました。こうして野菜達は復讐鬼に守られたゆりかごの中で
すくすくと育っていきました。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
しかし、しばらくして異変が起こります。アブラムシの襲来です。
この招待状も送られていないのにパーティーに乱入する困ったさん達は、わけわからんほどの大家族を引き連れ、無法などんちゃん騒ぎを始めました。
「ここはいつからあなたの350世帯住宅になったのですか？」と1匹ずつ問い詰め、ぶぶ漬けを500杯ぐらい出したくなります。こうした輩どもを連日ホースの水で払っていきました。しかし、アブラムシに気を取られていたところで、突如として奇襲攻撃を受けました。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
それがヨトウムシです。この無慈悲なアサシンは夜間戦闘に長けており、皆が寝静まったところで、土から這い出て野菜の葉を食べ、深夜の大宴会を始めました。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
そして、私の大切な畑は、無法者達による24時間営業のパーティー会場となってしまいました。
とりわけこのヨトウムシの攻撃力はすさまじく、野菜は全ての葉と枝を失いました。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
そして、哀れな墓標と化した茎達を全て引っこ抜き、フィニッシュ。
私の中のエレン・イェーガーが、「ヨトウムシを！この世から1匹残らず！駆逐してやる！」と叫びました。
2年目は、 pic.twitter.com/bp9PiAfznI
3年目
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
今度は夜間戦闘も覚えたエレン・イェーガーがヨトウムシを撃退。肥料に加え、様々な防虫装備を施し、慎重に育てました。
しかし、いくら気を付けていても、畑を取り巻く国際環境はあまりに過酷でした。
情緒不安定な天気。四方八方から押し寄せる害虫。台風の恐怖。
畑を自分専用の砂風呂だと勘違いしている鳥。異常気象の度に異常をきたすメンタル。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
農業とは、常に数限りないストレスと試練に晒されていることに気づかされます。 畑とは絶えず変化する戦場であり、農家とはその最前線に立つ戦士なのかもしれません。
しかも、
そうやって色々頑張ってみても、できた野菜の大きさはまばら。味も安定しません。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
そんな試行錯誤を続けていると、徐々にスーパーの野菜売り場の解像度が上がっていきました。店頭に並ぶ均質で高クオリティな瑞々しい野菜。傷一つない宝石のような輝きを放つ果物。
「何なんだこのクオリティは。工芸品・・・？一体この叡智の結晶が生み出されるまでに、どれほどの血と汗が流されたんだ・・・」
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
と、農業に携わる者への畏敬の念を感じるようになりました。
そんな具合で、世界の理が見える前は、
無邪気な子供が「農家の人ありがとー！」と、漠然と思う感じででしたが、今では戦に疲れた老兵が「農家の人、ありがとう・・・(腹から野太い声が出る)」という段階にシフトしました。
— みねるば (@minerva_owl1) August 11, 2024
プロフェッショナルの技が見えるようになっただけでも、家庭菜園はやってよかったな～と思います。
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園芸家12カ月-新装版 (中公文庫)
世界文学に大きな貢献を果たしたチェコの作家 カレル・チャペック。
彼は優れた作家であると同時に、優れた園芸家でもありました。
こちらは彼のガーデニング戦記です。
思い通りにならない天気、増えていくプランター、害虫の襲来、待ち遠しい春。
ガーデニングをやったことのない人からすると、縁遠い話ですが、一度でも本気でのめりこんだ人にとっては、赤べこのように首を頷く部分が必ずあります。
家庭菜園や園芸経験者に是非読んでほしい1冊です。
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noteではバズったツイートを中心にまとめていく予定です。
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