ニュージーランド隔離生活2~3日目

前回からの続き

2日目

2020年12月18日(金)、晴れ時々曇り

 新型コロナウイルス対策のためのニュージーランド入国の際の隔離生活2日目は、ほぼ寝て過ごした。まだ時差ボケや疲れが残っていたのだろうと思う。

 この日は特にホテルからの発着も無く、比較的静かな一日だった。特に書くことも無いので、ホテルでどういった食事が出るのか写真を上げようと思う。

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 まず朝食。この日に選んだのは、トーストにアヴォカドのスプレッドがたっぷり塗ってあるもので、普段の食事に比べると比較的自分のような少食でも食べ切れる量だった。紙袋の中には機内食で出るようなパンが入っているが、これは大体いつも後で小腹が空いたときのために取っておくが、結局食べずに紙袋に入れて戻すことが多い。フルーツも大体この2種類が朝食のときに付いてくるので、どちらかを残して冷蔵庫に入れておく。これは大事なビタミン源なのでなるべくその日のうちに食べるようにしている。

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 つぎに昼食。

 この日はなかなかシンプルで、揚げた豆腐とソムタムが白飯に乗っかっているというもの。ナンプラーかなんかのソースがかけてあるが、薄味なので塩をかけて食べた。気持ちばかりのミューズリーバーも一緒に食べた。米なら胃が疲れずに済むのでありがたい。

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 そして夕食。

 結構辛めのバターチキンと、ポテトのサラダだ。味気無い料理が続いていたので、こういうのが出てくると嬉しい。食事は隔離中の数少ない楽しみなので、美味いものは残さず食べるようにしたい。後なぜかわからないけど、サラダなど野菜系のものが出るときは必ずといっていいほどコリアンダーがかかっている。自分は好きだからいいが、嫌いな人は前もって言っておかないと結構辛いだろう。

3日目

2020年12月19日(土)、晴れ時々曇り

 この日はいよいよ一回目のPCR検査の日だ。

 朝も9時を過ぎないと朝食が運ばれてこないということがわかったので、8時過ぎまでゆっくり眠る。こんな生活なので、結局時差が4時間の日本にいたときとあまり変わらない時間帯で、夜ふかし気味な生活している。

 この日の朝食も例のスクランブルエッグとベーコンのやつで、それは平らげる。

 朝食を食べてしばらくゆっくりしていたら10時半頃、部屋の電話がなる。取るとこのホテルを担当しているJackie(到着したバスの中で案内をしてくれた女性)からで、検査をするのでパスポートと記入したフォームを持って1階まで降りてきてほしいとのこと。すぐに準備をして会場へ向かう。到着したときに色々と手続きをしたボールルームで検体の採取をしていたが、自分の前に4人ほどまだ作業中だったので、しばし部屋の外で待つ。アジア人のおばちゃんが鼻に綿棒を入れられて呻いていたが、それ以外の人たちはすぐに済み自分の番になる。係の人にパスポートを渡し、自分用の検体のケースのラベルの名前と生年月日、検査日を確認してパスポートを受け取り、マスクを鼻だけ出して綿棒を突っ込まれる。子供のときに小児科でやったインフルエンザの検査を思い出す。あのときは高熱が出てから病院に行っていたのでしんどかったな、などと思い出しながら要領としてはそれと変わらないので自分のときもすぐに済んだ。会場を後にする際Jackieに声を掛けられて、ジグソーパズルがあるけどどう、とのことだったが自分はもう部屋を自分の良いようにカスタマイズして色々なものを広げていたので、断った。

 後は結果次第だが、別にそわそわしながら過ごしても仕方が無いのでネックとボディをばらしてスーツケースに入れておいたギターを組み立てて、弦を張る。そのまま弾いていてもいいが、ラップトップとオーディオインターフェースとエフェクターなど必要なものはすべて揃っていたので、とりあえずそれらをデスクの周りに準備したら家と変わらないような環境ができあがった。欲を言えばギターアンプがあれば完璧なのだが、このホテル結構壁が薄く隣の部屋の音が漏れてくるのでまったく良く思われないだろう。

 この日は午後にホテルへの到着があったので、昼食から夕食まで風呂に浸かるなどして部屋で過ごし、夕食の配膳が落ち着いた夜9時頃にようやく最初のタバコを吸いに外へ出る。一日に数本しか吸わないと、既にタバコを美味く感じなくなってくる。もうひとつ良いことは、スパスパ吸っていたときは上の前歯の裏が真っ黒だったのが、その色が落ちてきたことだ。ヤニで汚れた歯は自分のものだとしても見ていてあまりいい気持ちはしない。

 昼間は湯船に浸かっただけだったので、シャワーを浴びてベッドへ潜り込む。この日はリネンの交換もあったのだが、それももちろん自分で全部外して部屋にある黒い大きなビニール袋に入れて部屋の前へ出しておき、そのうち新しいリネンがまた部屋の前へ運ばれてくるという寸法だ。キングサイズのベッドメイキングをひとりでやるのは骨が折れるが、これでまた良く眠れそうだ。かしこ。

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