フジロックにムカついた話

 個人的な愚痴になります。

 毎年集まって内輪でお祭り騒ぎするのは全然いいんだけど、今年だけは本当にモヤモヤした。もちろん一部の人達に対してである。

 4月に入るか入らないかぐらいから全国のライブハウスがどんどん自粛という名の休業に追い込まれ、各地で行われる予定であったフェスなども中止、なんなら五輪も中止になっているような状況で、なぜ最後まで望みを持てたのか。”フジロックだけは中止にならないでくれ”、”フジロックなら大丈夫だろう”、”フジロックならなんとかしてくれるだろう”、普段理性的な判断をできるような人までがそのようなことを言っている。理解できない。

 毎年行くような人々にとってはそれが年一回の、いい大人でも日常を忘れて心からお祭りに没頭できるたいへん貴重な機会で、特別な思い入れがあるのはわかる。もうチケットを買っちゃって、目当てのバンドがいたりするのもわかる。もし自分が同じ立場だったら、気持ちとしては同じだったであろう。けれども、傍から見たら数ある中のいちロックフェスティバルでしかないわけで、しかも、日本よりもひどい状況のアメリカやイギリスからのバンドやシンガーもかなり出演するという性質上、この国際的な惨状を見ればそんなもの実現できるわけないのは火を見るより明らかである。それなのにフジロックだけを特別扱いして自分らだけは楽しい思いをしたい、みたいな感じですがっている人々を見て、なにひとつとして世界的にどのようなことが起きているのか理解できていないんじゃないか、と思わざるを得なかった。これだけ今がまんしているんだからそれぐらいは許される、わけはない。不謹慎とかそういう話ではなくて、そこで取った行動ひとつが誰かの生き死にを決めかねない、という状況なのである。

 普段は別にこれぐらいのことを表に出したりしないのだが私自身が、身内がらみの理由があって生活の拠点を置いている海外から一時帰国して向こうへ帰れないという状況が数カ月続いており、モロに影響を受けていることもあって殊更そういうのが目についてしまっただけの話なのだが。ビザの関係などもあり向こうでの家賃なども払い続けていて、すでにフジロック一回行くより遥かに多額のお金を浪費した。なるだけ早く帰って自分の日常に戻りたいのだが、飛行機も飛んでいなければ国境も閉じられているのでそれもかなわない。

 まあなんというか結局のところ、もう少し俯瞰して世界を見る目を持ってもいいよね、って話でした。かしこ。

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ニュージーランド首都在住の27歳。 主にー南北アメリカ以外の世界中を放浪したときのクソみたいな出来事 / 音楽 / 海外生活ーこれらに関することを投稿します。Prince愛好家。ゴミ量産しないように心がけます。