発達障害ネキ、ヘルパーを頼むの巻

居宅介護支援を頼むにあたって色々調べたけど実際使ってる人のレポとか全然見つからなくて困ったので、そういう人向けに実際こういう感じだよ〜っていうのをゆるっと書いていきます。


前提

【私のスペック】
・二十代後半
・女
・強めのASD。ADHDもあり
・鬱(最近双極性障害の疑惑が出ている)
・去年の5月まで働いていたが鬱になって辞めた。今は就労移行支援に通っている
・精神障害者福祉手帳3級持ち
・AQテストにて社会的スキルのなさとコミュニケーション力のなさで10点満点中10点を出した


ヘルパーを知ったきっかけ


 元々片付けとゴミ捨てが非常に苦手だったが、鬱になってから苦手どころか全くできなくなってしまった筆者。45リットルのゴミ袋が満タンの状態で10個ほど転がり、床に脱ぎ散らかした服とゴミとペットボトルが転がる巨大なゴミ捨て場と化したワンルームをなんとかしようと相談室へと相談に赴いた。
「障害年金を受給してそのお金でヘルパーを雇おう」
相談員の一言がきっかけでヘルパーと障害年金の存在を知った岑守は、紆余曲折あり1年半をかけてなんとかヘルパーを雇う事に成功する———。
(無職になってから知りましたが非課税世帯は無料で居宅介護支援を受けられます。筆者は知らなかったのでヘルパーを導入するまでめちゃめちゃ遠回りしました)


ヘルパーの導入の仕方


 私の場合は区役所の福祉課で「ホームヘルプをお願いしたいんですが...」と申し出て手続きをしました。導入してどうなりたいかを書いたり(支援計画書)、実際に家の様子を見にきてもらってどのくらい介助が必要か判断(障害支援区分の認定)してもらったりします。ここから居宅介護支援が必要と判断が下されるまで一ヶ月程かかるので、その間に介助をお願いするヘルパー事業所を探す事になります。

 次に障害者相談室に相談して、要望に沿ったヘルパー事業所を探してもらう&紹介してもらいます。相談室は必ず頼らないといけない訳ではないと思いますが、今後定期的に書く支援計画書を代わりに書いてもらえたり、ヘルパー事業所と何かトラブルが起きた時に間に入ってもらえるので頼った方がメリットが多いです。

 相談室の人と面談したりヘルパー事業所の人と顔合わせしてるとすぐ一ヶ月が過ぎていきます。いよいよヘルパーさんが家にやってくる時です。


ヘルパーさんの働き

 私の障害支援区分は2なので、一ヶ月に二十時間までヘルパーさんを頼ることができます。ですが丸一ヶ月来てもらった今のところ、週一で一時間の合計四時間で十分間に合っています。

 私がヘルパーさんにお願いしているのは環境整備です。巨大なゴミ箱と化したワンルームを綺麗にしてもらっています。具体的には食器洗い、台所の掃除、風呂掃除、掃除機をかける、トイレ掃除などです。

 まず初日で十個あったゴミ袋は全部中身が分別された状態に。部屋の中に散らばっていたゴミもまとめて袋の中に入れてもらいました。さらに二ヶ月放置していた食器も洗ってもらい、家の中がゴミ箱から分別されたゴミ箱になりました。

 また、ヘルパーさんが片付けていると私も何かやらなくては..…と思えるので、ゴミの分別を手伝ったり机の上を自分で片付けたりと、普段なら全くできない掃除という行為ができます。これは凄い事です。本当に普段は自分から片付けないので。マジで。

 後、私の部屋は粘着クリーナーの本体はあるのに肝心のテープ部分が無かったり便座クリーナーが無かったりとないない尽くしだったのですが、ヘルパーさんに「これがないから今度100均で買ってきて」と言われて買い揃えていく内に掃除で必要なものは大方揃いました。私は興味ないものに関しては面倒くさがって買うのを永遠に引き延ばしてしまう悪癖があるのですが、人から言われると「言われたしな....」とすぐに買う事ができます。なのでヘルパーさんに買い揃えるべきものをリストアップしてもらうのは非常にありがたかったです。

 最後、ゴミの一部は次の日が回収日だったのでヘルパーさんが帰る時にゴミ捨て場に捨ててもらうことになりました。「この日に燃えるゴミ、この日にプラスチックを捨ててね!」とメモを書いてもらい、調子が良ければゴミ捨てをする約束をして終了。ここまで一時間。秩序なく混沌としていた部屋が随分片付き、人間の住処へと変わりました。


ヘルパーを導入した感想

 社会性のない私にとって第三者を部屋に入れるのはかなりの抵抗がありましたが、導入した今となっては「もっと早く来てもらいたかった.....」と思っています。意外と会話を必要とされる場面も少ないですし、一時間お互いにお互いのやる事を集中的にやっておしまい、という感じなので意外と精神的な負担は少なかったので.....。
 私は鍋を数ヶ月放置していけない発酵をさせたり食器に蠅の卵が大量に付いているのを泣きながら洗ったりした負の経験を多く持っており、またいつそうなるか怯えながら食器やゴミを放置していましたが、週一で必ず食器が綺麗になる今はその恐怖から解放されています。ありがたすぎる。
 
 
 軽くですがヘルパー頼んだよレポでした。ヘルパー気になるけど悩んでる人の参考になれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?