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南阿蘇でリモートワーク「ICT交流センター」のすすめ

わたしが生まれた熊本県にある南阿蘇村。

「世界一のカルデラの村」ともいわれ、阿蘇山を臨む雄大な景色とあちらこちらに湧き出る水、道中で遭遇する赤牛など素晴らしい資源に恵まれた村。

2005年、わたしが小学生のとき、長陽村、白水村、久木野村の三村が合併して誕生した。当時、新しい村の名前を決めるコンテストが行われていたのを覚えている。「緑山村」と応募し、かすりもせず悔しかったのを覚えている。

人口12,000人弱と、村としては大きく、最近は帰省するたびに新しいお店や移住者の方が増えている。

休日は「充実」、しかし平日には「不便」が生じる

予約必須なカフェやレストラン、疲れを癒す温泉。休日には、県内外から多くの観光客が訪れ、どこもかしこも賑わっている。

【お気に入りスポット】

・Chamitsulle BAKES & HERBS (焼き菓子とハーブのお店)
・めるころ(パンとケーキのお店)
・向心(和食のお店)
・イロナキカゼ(2種のランチが楽しめるお店)

しかし、IT企業(フルリモート)で働くわたしには平日の「不便」が帰省の度に生じていた。

それが、「インターネット環境」
自宅のWi-Fiは安定せず、Wi-Fiスポットも少ない。
東京なら、Google先生にコワーキングスペースを聴くと数件のスポットを教えてくれ、ドロップインで料金比較をするのが常。そもそも、地元で仕事をするという選択肢がわたしの中で無かった。
できるだけ長く地元に居たい思いと、待ってくれない仕事たち。地元で宿に泊まるのもなんだかなーと思いつつ、母に話をすると「なんか広報誌に載ってたよ」と一言。

それが、来春オープンする「ICT交流センター」だった。

学校法人イデア熊本アジア学園の事務長である菅さんとつながりやりとりがスタートした。
何より驚いたのが、南阿蘇にITの学舎ができたこと。注文式教育という仕組みを導入し、100年先を担う人材を育てていく構造を描いているという。

そんな新しい取り組みがスタートする南阿蘇村。コロナ禍でなかなか往来が難しかったが、久しぶりに実家に帰ることに。できれば働く環境を確保したいと、菅さんに相談したところ快く「ICT交流センター」の初!ビジター使用を受け入れてくれた。

快適なネット環境と充実したワークスペース

10月に訪れた「ICT交流センター」の外観。
温泉施設の近くにあり、周囲は木々に囲まれた静かな環境にある。できたばかりの建物は、白を基調とされており玄関スペースも広い

平日、オンラインとオフラインのハイブリッド型セミナーなども開催しているそうで、参加者の待合室や受付に使用されるのだろうなという感じ。大会議室はこちら。

ワークスペースは奥にあり、個室・大テーブル・会議室と用途に合わせて使用が可能なつくりとなっていた。

会議室には、ディスプレイとホワイトボードもあり会議が捗りそう。

今回、利用させていただいたのは個人向けワークスペース。デスクトップのライトとコンセントが付いておりプライバシーも確保されている。途切れやすいGoogle Meetでのオンラインミーティングも途切れることなく実施ができた。

施設は、これから充実していくとのことだがランチは外に行くのがおすすめ。車で5分くらいのところにある茶庵とちのき。新しく開通した新阿蘇大橋の近くにある喫茶店で、名物はカレーライス。牛肉ソテーを載せるか、カツを載せるか悩んだ挙句、牛肉ソテーに軍配。野菜の出汁が効いていて、本当に美味しい。

コーヒーとシナモンが効いたアップルパイのセットもおすすめ。器も素敵で、お客さんに合ったマグカップを選んで出しているのだそう。

近くには「THE ACONCAGUA RESORTS」もできている。ここは、頑張って働いて泊まりたいホテル。笑

午後は、「ICT交流センター」に戻り仕事を再開。
会議と会議の合間には、リフレッシュにお散歩へいくのもおすすめ。新しいアイデアも浮かんできそうな気がする。

2016年の震災からもうすぐ7年。
住む人たちの大動脈であった新阿蘇大橋の開通を経て、戻りつつある日常。

これからの未来をつくる若い世代がイデアカレッジに集うことはもちろん、いつでもどこでも働ける時代、場所や時間の制約に捉われず「ICT交流センター」のようなコワーキングスペースで自然を感じながら働くのも一つの選択肢になりそうだ。

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