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【第69回】海外ドラマ『THIS IS US 』シーズン3を見て思った。このドラマやっぱり最高だ。

【海外ドラマファンのためのマガジン第69回】

『THIS IS US 』のシーズン3をAmazonprimeで完走しました。現在、日本で視聴できる最新シーズンになります。シーズン4は2021年1月13日から配信される予定です。ちなみにDVDはすでに発売されています。

このドラマ内容をお伝えするのが非常に難しいです。

まず第一に過去、現在、未来の状況が複雑に絡み合っていて説明が難しい。

そして、各シーズンに秘密が隠されているので、それについて言及してしまうと鑑賞したときの驚きが少なくなってしまいます。

複雑な設定とサプライズ。

おもしろいドラマに絶対的に必要な要素が完璧にもりこまれています。

主人公のピアソン家には5人のメンバーがいます。

父親のジャックはベトナム帰り、母親のレベッカは歌手を目指していたのですが、三つ子の妊娠と子育てで夢を中断中。

ピアソン夫婦の過去の出来事と、成長して30代後半になった三つ子の現在の状況、さらに歳をかさねた未来の状態をフラッシュバックさせて描いていきます。

三つ子の長男ケヴィンは、シットコムの人気俳優。

長女のケイトは、体重が増加してしまい痩せたいと悩む日々。

次男のランダルは、養子で、白人一家に育った黒人です。

それぞれに悩む30代後半の大人たちが、子供時代の心の傷を引きづりもがきながら生きていくさまを描いているドラマです。

昔ながらのファミリードラマのホンワカして心温まるエピソードもおおいのですが、親子関係がメインのドラマなので、心の琴線にふれるストーリーが多くて涙なしには見られない物語です。

アメリカでは、「これ以上泣かせないでくれ」というクレームがtwitter上に上がるくらいの人気ぶりです。

また、現在子育て中のパパとママたちは、子育ての大変さと喜びとのせめぎあいで苦しんでいらっしゃると思うのですが、そういった面でも「なるほど」と思ったり、「そうそう」と共感できるポイントがあると思います。

個人的には、養子のランダルと実の父ウィリアムとのエピソードが一番涙するポイントでした。

鑑賞する人の経験値によって、泣けるポイントが変わってくると思います。

『塔の上のラプンツェル』(2010)の脚本を担当したダン・フォーゲルマンがショーランナーで脚本も担当しています。

過去、現在、未来、そして5人の主人公とその家族がリンクする複雑な脚本なのに、シンプルに家族の絆に泣かされる。

そんな奇跡的な脚本力にも注目してください。




https://www.axn.co.jp/programs/this_is_us




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