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「おもろい」の理由を説明できる?


みなさんはAとBの選択肢があったとき
自分がAを選んだとして
その理由を説明できますか?

私が今年掲げているテーマ
「おもろいオペッタヤン」

「おもろい」の根幹には
その人がそれを「好き」という気持ちがあります

何かを好きで
それを楽しんでいる人は最高に「おもろい」からです

この「おもろい」のキーになるのは
「なぜ?」「どうして?」です

子どもはこの言葉をたくさん口にしますね
「なぜなぜ期」すごく大事な時期です

だからあなたがなにか好きなものがあったら
「なぜ」それを好きなのか
ぜひ説明していただけたらと思うんです

私たちもかつては子どもで
「なぜなぜ期」があったはずです
それなのに自分たちが大人になって
子どもたちから「なんで?」と聞かれたら
「そのうち分かるときが来るから」
「後で教えてあげるから」なんて
ごまかしちゃうことありますよね

それってつまり
私たちが自分自身の「なぜ」を
言葉にする習慣を持ってないからだとも言えます
でも今からでも全然遅くありませんから
ぜひご自身の「なぜ」を言語化していただきたいと思います

以前、電車のなかでとても印象的な親子を見ました

電車のなかで大きな声を上げて騒ぐ子ども
そのお母さんはバシッとその子を叩いたんです

でも子どもは負けてなかった

「なんで叩くの!」
「叩かれるようなことしてない!」

ちょっと私、感動してしまいました

さらにその子は
「どうして叩いたのか教えて!」と

そこで私はその親子についていろんな思いを巡らせました

もしかしたら家の中と外とでは関係性が違うのかもって
お母さんはお家だったらもっと優しいのに
外に出たら「恥ずかしいことしないで」みたいな思いから
ちょっと鎧を着てしまうような
いつもと違うお母さんになる
だから普段なら叩いたりしないのに
今日は叩いたのかなって

それを子どもは分かっていたから容赦なく問うた

お母さんはそのとき
その子の耳元でなにかをつぶやいたんです
その声は聞こえなかったけれど
きっと自分がなぜ叩いたのかを説明していたのでしょう

子どもはじっとそれを聞いてから
しばらく黙ったあとに「うん、わかった」と言いました
そして機嫌を直してすぐ別の話題に移っていたんです

それを見ていると
普段からきちんと会話できている親子なんだなって

その子はまさに「おもろいオペッタヤン」でしょう

とはいえ
実際に育児中のお母さんは
そんな余裕なんてないこともあるでしょう

あれしちゃダメ、これしちゃダメって注意して
その子の「おもろいオペッタヤン」を
おもしろがれないこともあるはずです

お母さんたちは家事や育児で疲れているでしょうし

そんなときはぜひ「一時停止」しましょう
ちょっとしたことでいいんです

電車のなかで子どもが騒いだら
ひとまずは止まった駅で降りるとか
お家だったら深呼吸するとか
お水を一口飲むとか
窓を開けて空気を入れ替えるとか

とにかく気分転換を図る

ずっとひとつのことに応酬していると本当に疲れますから

感情に振り回されてしまったり
「◯◯でなければならない」という意識に襲われたり

そんなときはとにかく一時停止して深呼吸です
まずはしっかり息を吐いて
そして吸う

神経が尖っているときは
息が吐けてないんです
だからまずは体の力を抜いて息を吐く
そして新鮮な空気を吸ってください

こういう「一時停止」は
とにかく形から入ることが大事です

お母さんたちだって
みんな「おもろいオペッタヤン」ですからね

2022.3.22
下向峰子

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