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挨拶は危機を救う②

これまでの自分の教師生活を振り返ってみて 

トラブルがあったりうまくいかなかった時ほど 

日常の生活に改善のヒントが隠されているように思います 

しんどくなった時ほど

掃除や挨拶 そういったことを大切にしてきました 

かつて、ある學校で
様々な実践を行い

職場でも一定の信頼を勝ち得ていた際に

自分のクラスがものすごく崩れかけたことがありました 

自分のクラスにだけ様々な問題が起こりました

大きな事故による怪我
けんか
いじめ 
女子同士のトラブル

ここまで起こるか?

というくらい

様々なことが起こりました

 学校のことはうまくいかないことがたくさんありました 

そんな中

少しでも自分が行った行動に対して 
プラスの気持ちが持てる

何かそういったことを無意識に考えていたように思います 

まず僕が行ったのはゴミ拾いです 

通勤の途中に5分ほど駅を歩くのですが

その間 目につくゴミを拾いゴミ箱に捨てる

これだけで気持ちがかなり前向きになってくることがわかりました 

次に自分が心がけたのは挨拶でした 

駅員さんや
コンビニの店員さん
バスの運転手

その人たちに

「ありがとうございました。」

という風に挨拶をすることにより

自分の気持ちが前向きになっていくことを感じていました 

そんな生活を繰り返していくことで、少しずつ学校の日常にも変化が生まれてきました

子どもたちにも、
ゴミ拾いや、挨拶の大切さを伝え、学校でも実践し、少しずつ子どもたちとも気持ちが通じ合うことを感じていました

そんな折に
自分にとって、忘れられない
大きな出来事がありました

同時、毎日 学校の最寄り駅から

学校まで 

10分ほど歩いて通勤をしていました

その際に、毎日お会いする女性がいることに気がつきました 

歳は僕より10ぐらい上だと思います(たぶん)

 向こうは自転車

こちらは徒歩

毎日同じ時間帯にすれ違います 

明らかに地域の人であることは分かっています 

ただもちろん知り合いではないので

挨拶をすることはありませんでした 

ただ毎日すれ違うので

明らかに知った顔ではありました

子供達には、日々、挨拶の重要性を語っていました 

毎日出会う地域の人に挨拶をすることは 教師としてすごく大切なことなのでないか?

そんな思いを毎日すれ違うたびに、持つようになりました 

でもお分かりかと思いますが 

自転車
こちらは徒歩

知らない人に
すれ違う間に挨拶をするということが

いかに勇気のいることか?

ましてや、これまで、ずっと無言で通りすぎていたのです

何度か挨拶しようと思いながら

言葉が出ず
挨拶できないまま日が過ぎていきました 

しかしある日 決心して

挨拶をしようと思い

タイミングを見計らい

思い切ってその女性のかたに

おはようございますと

挨拶をしました。

相手の女性は…

(つづく)

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