クリエイターズギルド#1
というわけで、クリエイターが発想したモノが制約無く作れる理想郷のプロットはできたわけだが、それだけだと荒すぎるので詳細を詰めて行こう。
基本構造を大きく2つのレイヤーで構成する。
クリエイターがブレストしアイデアを生み出したりブラッシュアップするレイヤーと
生み出されたアイデア群から、メーカーがカタチへと作り上げるレイヤーだ。
今回から数回にわたりアイデア創出のレイヤーについて考えていこう。
アイデアの公開~ブレストプロセス
良いプロダクトのアイデアを思い付いた。
それを引っ提げて、早速クリエイターズギルドの門を叩く。
中をのぞくとたくさんのクリエイター達が各々のアイデアを見せ合い、討論しあっている。
さあ自慢のアイデアを公開していこう。
まずはslackの「アイデア公開一覧」に、アイデアのタイトルを記載する。
スレッドには作りたいもの詳細を具体的に描きこんでいく。
アイデアの進行度を自己分析しておくのも良いだろう。
通りかかった親切なベテランクリエイターが助言してくれるかもしれない。
反響があれば、そのままスレッド内でブレストが始まる。
ギルドにはデザイナーだけでなく、ペインター、モデラー、ミュージシャン、カメラマンなどジャンルを問わない様々なクリエイターがいるので
今まで経験したことのない角度からの意見が飛び交い、非常にエキサイティングだ。
あまりに白熱した為、当初のアイデアからかけ離れたものになるかもしれない。それを育てるもよし、初期アイデアとの折衷案を考えるもよし。
主体はあくまでスレッドを立てたクリエイターだ。
隣のスレッドでは、アイデアの完成度が高まってきた。すでにいくつかのメーカーからも手が挙がっており、クリエイターが最良のプロダクトにするための最終調整を行っている。コメントを読むと本人はプロとしての経験は無いようだ。
しかし、ブレスト当初から参加しているメンバーに恐らくベテランと思われる発言の人がいる。そのサポートがあればプロダクトになった時のフォローも問題ないだろう。
こんな風に、クリエイターたちが、アイデアだけでなく自身のスキルやノウハウも公開することでギルド全体のベースアップに貢献しているようだ。
そしてスレッドではアイデア発想だけでなく、プロダクトへ落とし込んでいく経過報告も行われるため、経験の共有にも役立っている。試行錯誤の全てがそのまま自分のアイデアにも適用できるわけだ。普段自分が経験できない色々なジャンルのモノづくりがリアルタイムに進行しており、読んでいるだけでも勉強になる。
自分のスレッドにもコメントが多くつき始めた。
突飛な意見もあるが、多くは即採用できそうなアイデアばかりだ。
自分の温めてきたアイデアにやはり間違いはなかった。
次のステップ、メーカーとのコンタクトに向けてブラッシュアップを継続していこう…
(上記妄想の為、まだギルドは存在しません)
さて話が膨らんだのでこの辺にするが、
次回はクリエイターのプロフィール公開について考えたい。
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