エゴはあなたに花を捧げて欲しいと願っている
2024.4.28
町家Tentofu 気まぐれ点灯主企画「余白のことば 〜詩のコラージュ〜」 終了しました。
当日の様子は専用アカウントで。
コチラは時間を見つけながらこっそり作った私の作品。
最近「エゴ」について感じたり考えたりする機会がありました。エゴは悪者になりがちです。
「それは愛じゃないエゴだ!」
「あいつは自分のことしか考えないエゴイストだ!」
「それはあなたのエゴですよね?」
確かにエゴを感じる時、あまりいい気持ちはしない。
愛じゃなくてエゴで動いてる時の自分にハッと気づく時があるし、親切の顔したエゴをぶつけられると気分はよくない。
だからといってエゴを悪者にしたくないなと思ったんです。
エゴは自分が心細かった時、寂しかった時、悲しかった時、ひどい!と思って、強いネガティブな感情を感じた時にやってきて、私を守ろうとしてくれた心配性でお節介なメンヘラオカンみたいな存在。
これ以上傷つかないように悲しまないように鎧みたいにガードしてくれた私とは別の感情みたいなもの。
いつの間にか自分と一体になり過ぎてたエゴに気づいて、無くそうと思えば思うほど肥大して悩まされていた。
だけどエゴって、そんなに悪いのか?って思った。
心配性やしお節介だしメンヘラだけど、私を必死に守ろうとしたエゴの話を聞いてあげたり労いたいなと。何なら私とは別人として適度な距離感で仲良くなりたい。
この詩の「エゴ」の部分は、もともとは「幽霊」という言葉が入っていました。エゴも自分が蔑ろにした気持ちの生き霊みたいなもんだと思っています。
今までは割とフワフワした夢見心地なことばばかりを選んでいたけど、何だか地に足がついたような気がした。
たくさんのことばの破片から取捨選択をする作業を自分の目で見て、感じながら行うのは自分の脳と心の対話みたいで面白い。頭で考えるというより、無意識に今の自分が出てしまう不思議。
定期的にそんなことができるのが嬉しいです。
改めて豊原エスさん、町家Tentofuの衣笠さん、ありがとうございました! また3〜4ヶ月後に。
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