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喜んで喜ばれる世界へ 〜西表島・石垣島の旅〜 ⑧ 前編

2023.5.22

興奮覚めやらぬ公民館の夜を終え、西表島を出る朝を迎えた。

球技大会で疲れているであろうリョヲちゃんを起こさぬようにひとりで朝の集落散歩。

この景色ともしばしお別れ。


絵画のような窓
こちらの窓も素敵

朝食をゆっくり食べて、ご近所さんたちとケーキとコーヒーをいただいてからお隣に住む彫刻家の方のギャラリーを見せていただいた。


個人のギャラリーなので、ふだんは内覧していません

ギャラリーに入ってビックリ! 内地でもこの規模の照明や設備が整っている空間はあまりない。

絵画はお亡くなりになったお兄様が描かれたものだそうで、彫刻はお隣さんが木の状態から制作したそう。

絵画はお兄様作
木に空いた穴はもともとの幹に穴があいてたそう
この作品が好き

もともとは東京にお住まいになっていた話やいろいろな話をしてくださった。

ギャラリーを拝見したら、そろそろ石垣島へ向かうフェリーの時間。5日間滞在した西表島とお別れ。

旅日記には書ききれないことがたくさんあった。文章として残せることは出来事のほんの一端。

旅日記に書けていない人たちとの交流や話もたくさんある。それはいつか何らかの形で書くことがあるかも知れない。

西表島の景色は自然がいっぱいでとても美しい。そして私たちは自然の中の一部として生かされていることを改めて感じた。


緑の迫力がすごい
不思議なデザインの植物
アダン

農園の野外のお風呂でシャワーを浴びたらカエルがお風呂場に一緒にいたり

東部の友達の家でシャワーを浴びていたら鳥の羽ばたく音がして、上を見たらコウモリが飛び回っていて「ヒーッ!!」ってなったり

家の前に天然記念物のセマルハコガメが居て部屋の中に入って来ようとしていたり

天然記念物のセマルハコガメ

夜眠る際は様々な気配を感じたり獣の声が聞こえて落ち着かなかったり

都会の中で失ったものが色濃く残る島の世界は、ただ美しいだけではない。

美しいだけではないけど愛おしい。リョヲちゃんが「日常が愛おしい」と言って笑った笑顔が、とても美しかった。

西部から東部に車で迎えに来てくれたリョヲちゃんとアイさんが、島を出る時も見送ってくれた。

フェリーの中から

船に乗って西表島を離れた瞬間に、もうすでに西表島に行きたくなっている私がいた。

毎日いろんなことが起きすぎて漫画みたいだった。久々の西表島だったけど、また近い内に訪れたいな。


リョヲちゃんが港から撮ってくれた

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