私は最近よく人にこんなことを言っていた。
「人と仲良くなるより、人は違うってことを理解する方が大事だと思う」
何やかんやと最近色んな人にこう言ってたからか、職場で考えの違いを受け止めきれないスタッフが入職してきた。ちょっとしたやり方の差や、考え方の差は「そうですかー」とシレっと顔色変えずに受け止められるのだけど、そんな私の境界線や臨界点を軽々超えてくる強者。ふだんそこまで声を荒げることはないのだけど、あまりに失礼な物言いに「ふざけてんじゃねーぞ! なめてんのかゴォラッッ!!!」と怒鳴ってしまった。他にも「何であなたに言われないといけないの?!」「もうええ、勝手にしたら?」と怒りと共になかなかのきつい言葉を発してしまう。それがひどく疲れるのだ。私だけがそうなのかな…と思っていたのだけど、周りのスタッフも同じように疲れていた。
あの人と一緒に仕事したくない…。会社行くのしんどい。また怒るの嫌だ。怒りたい訳じゃないし、平和で楽しく働きたいのに何で…とウジウジしていたのだけど、ふと、そう言えば私は「人と仲良くなるより、人は違うってことを理解する方が大事だと思う」って人に言ってた! 私が引き寄せたんかも知れないな…。それにしても規格外に違いを認めにくい人がやって来ちゃったなぁ。とは言え、その人が居なくなれば良いということではないだろうし、居なくなれば問題解決っていうのも何か違うと思う。私はあんなにやりずらい人とも違いを認めて、「そう思ったのか…」と菩薩のように受け止めて引いて見ることができるのだろうか。
そんなことを思っていたら、たまたまYouTubeのおススメでこんな動画が出てきた。
たまたまおススメで出てきたから何となく見てたのだけど、思い当たる節があるなと思った。
自分から生まれた歌を完成させる為にギターの先生のところへ行ったのに、自分から出てきた想いを乗せた歌を聴かれるのが本当に怖くて、全然歌えなくてしばらく涙しか出なかった。
思い返せばモヤモヤした時、怒りと共に気持ちを伝えることが多い。最初に書いた職場の件以外にも怒りと共に伝えてしまったことが最近あった。動画を見て、うすうす分かってたけどそうだよねって思った。
他にもたまたま最近読んだ斎名智子さんの本を読んでいたら、思い当たる節がたくさん書かれていた。
確かに私が怒る時って「大事にされてない!!!」と感じた時だった。涙についてはとても複雑。私は人前で涙を簡単には流さない。子どもの頃に家族から「女だからって泣けば許されると思うなよ」と言われたことがあり、それから人前で泣くことはほとんどないのだけど、それでも泣いてしまった歌を生もうとした瞬間は、本当に怖くて怖くて仕方なかった。自分が閉じ込めた気持ちを外に出してしまうこと、見せることが本当に怖かった。
そんなこともあり、最近Facebookで私は自分の取説を書いた。もう我慢したくなくて。人との関係を壊さないようにと我慢した挙句、爆発力のすごい怒りをぶつけることを何回かやってきたから、それをやめたくて。文章だけでしか私を知らない人にまで見せるのはどうかと思いつつ、それでもこんなに最近怒ることが続くのは、自分なりにここを出すのが必要な気がしたから。ちなみにSNSにどんなことを書いたか書いてみようと思います。
自分の悪いことを書いて見せるが良いのか悪いのかわからない。私を良いイメージで見てたのに、何かこんなこと書いてて残念って思われるかも知れない。その人が見てる私を「そんなんちゃうねん!!」と崩したい訳でもなくて、仲良くなりたくて声をかけてくださる方が、自分と同じように感じているだろうという前提で接しられるとめちゃくちゃ違うパターンが多くて、モヤモヤしても「断るの悪いし…」「好意でしてくれてるのだから」と気を遣って受け入れていると最終的にすごくしんどくなったり、せっかく知り会ったのに関係性が崩れる場合も多く体験してきたから書いてみた。書いたら何かすっきりした。そして、意外と肯定的に受け止めてくれる人が多いことを知った。もう余計な我慢したくないな。って思ってたら、斎名智子さんの本にもこんなことが書いてありました。
度重なる怒りは「もう我慢すんな!」「もっと自分を大事にせい!」という自分からのメッセージだったのかなぁ。だとすれば、怒りを引き出してくれた人たちに感謝しかないけど、いい加減もう他人を巻き込んで確認するようなことはやめて、本当の意味で自分を大切にしないとなと思う。
結局、「人と仲良くなるより大事なことは、自分を大切にすること」なのかもしれない。これからはそれでいこう。