神様の視座に立つ

「陰徳を積む」という言葉があって、陰徳を積むと運が良くなるって聞くけど、どういうことなんやろうか？　とずっと思ってた。その意味がわかった気がする。

その意味がわかった日の空。雲が可愛い。

買い物帰り、横断歩道の向こう側。強い風で定休日の中華屋さんのゴミ箱が飛んで転がってた。通りかかった女の人がゴミ箱を追いかけて元の場所に戻して、また吹き飛ばされないように置いていた。

信号待ちしながら横断歩道の向こうで見ていた私は、「あの人にいいことが起こるといいな」と思った。

その時、もし私が神様なら、今みたいに人知れず人が嫌がること・やりたくないことを見返りを求めずに引き受けている人がいたら、その人を祝福するなと思った。

あぁ、それが「陰徳を積む」ってことなんだと思った。そういえば一昨日もたまたま乗ったバスの運転手さんが丁寧で親切で「この運転手さんが守られて、いいことがあるといいな」と思ってた。

近所のお家のミモザが見頃で見惚れる

自己プロデュースが上手く、よく見せるのが上手い人も居て、一見その人は得してるように見えるけど、もし私が神様なら、人知れず親切なことを行っている人を愛でるなぁと。

何か損してる気がする…と思うことがあっても、神様は見ていると信じていればむしろラッキーなんかも知れん。そう受け入れて毎日を生きたいなと思った。

そんな風に神様の視座で物事や世界を見ると平和に生きられる気がした。