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コーチングと出会いマインドが激変した結果、想像もできなかった未来のゴールへ向かっている最中です。

Mindset Coaching Academyでは、卒業されたOBOGのみなさんにアカデミーでの体験を経て、どんな自己変革が起きたのか。毎期、卒業後にお話を聞いています。

「受講生の声」として動画インタビューと「アカデミーの受講体験のnote記事」をご紹介させていただきます!
今回お届けするのは、6期卒業生の前田英治さんです。

 
▼インタビュー動画はこちら


【受講前の思い】
クライアントに提案がなかなか受け入れてもらえない状況に長い間課題を感じていた


——自己紹介をお願いします。

前田:前田英治と申します。年齢は47歳で、出身は大阪です。仕事は、公認会計士の資格を活かして、中小企業の事業再生のコンサルティングをかれこれ16年ぐらいやっています。趣味は、写真とテニスです。マインドセットのアカデミーに入ってからマインドが変わり、新しくドラムも始めました。後は、本を読むのが好きですね。

趣味として新たに始めたドラム

——ご出身は大阪なのですね。

前田:ずっと大阪だったんですけど、8年ほど前に東京に出てきました。東京のマーケット開拓しようっていう話で。今は、家族もろとも東京に出てきているって感じですね。趣味のテニスも東京に引っ越す関係で止まっちゃいました。

——マインドセットアカデミーに入ったキッカケは、悩みや課題があったからなのでしょうか?

前田:事業再生コンサルティングの仕事をしていますが、その内容は、業績が悪くなった会社さんを対象に改善策を提案して事業回復へのお手伝いをすることなんですけど、僕らが改善策を提示しても、多くの経営者やオーナーはそれを受け入れることができない状況でした。オーナー自身の経験による判断軸が頭の中に出来上がってしまって固まっているんですね。

ちょっとした改善でうまくいくはずなのに、オーナーの強く固まった考え方のため、提案がなかなか受け入れてもらえない状況にありました。こちらが懸命に話をしても受け取ってもらえない状況をどのように変えていったらいいのかと、課題感がずっとありました。

「何で変わんないんだろう。どうやったら変わるのかな」ってもやもやしている時に、マインドセットアカデミーの李校長の書いた本を本屋で見つけました。その時はコーチングも何も知らない状態でしたが、僕の頭の中でずっと空白になっていた部分がそこに書いてあり、すぐにわかったような気がしたんですね。ザッと見て「これだ!」って思い立ち、すぐにアカデミーの申し込みをしたというのが契機ですね。

学校長の李の書籍「チームが自然に生まれ変わる」


【アカデミーの流れ・特徴】
自分も何かやらなきゃって、ゾワゾワしてくる。そこがおもしろいなと思うし、本気にさせられる。

——偶然見つけた本が、まさに自身の感じられていた課題感が書かれてあったと。実際にアカデミーはどういう形で進んでいきましたか?

前田:アカデミー自体はですね、月1回ごとにZoomで講義を行うことと、講義動画を視聴して課題の提出をするという形式でした。トータル半年ほどありましたが、僕は先行メンバーだったのでトータル9か月間ありましたね。

——講義の中身って実際にはどういうものなのでしょうか?

前田:内容は認知科学がベースにあり、なぜその問題が認知科学的に起こるのか、などの理論的な話から始まりました。中盤以降はコーチングのスキルや手法などの実技的な話に変わっていきましたね。とくに前半に行った自己適用については、とても印象的でおもしろかったですね。コーチング理論を自分自身に適用するってことは、わかりやすい言葉でいうと"挑戦"なんです。

自分も何かやらなきゃって、ゾワゾワしてくる。そこがおもしろいなと思うし、本気にさせられる。

——挑戦ですか。

前田:はい。挑戦です。講義の後からFacebook専用のグループページが作られていて、そこの中で「私はこんなことをやります」とか、「僕はこんな挑戦します」とか、同期の受講生メンバーがバーっと投稿しているんですよね。それを見ていると、自分も何かやらなきゃって、なんかゾワゾワしてくるんですね。そういうのがおもしろいなと思うし、本気にさせられるっていうか。そこに向かっていくことを前半でやっていきました。

——アカデミーで用意されているFacebookのグループ内で、意見交換をされるのでしょうか?

前田:そうですね。アカデミーの講義の後には必ず振り返って、自分が学び取ったものをコメントとして言語化する決まりがありました。僕ら6期目の受講生グループは、総勢80人ぐらい居たんですね。そのグループ内でスレッドを立ち上げて、みんなの挑戦を書いていこう!みたいな動きがありました。そこにもうすごい数のコメントがバーっと出てくるんです。みんないろんな趣味や仕事での挑戦をそこに投稿するので、僕も触発されて投稿しました。

僕の場合は、写真が趣味だったので、まったくやったこともない写真展を3か月後にやりますって宣言をして。後からどうしようみたいな感じになったのですが、結果的に写真展を開催することができました。

趣味の挑戦でおこなった写真展


●前田さんのメタバース写真展の記事はこちら



——中盤以降の実技的な講義というのはどういった内容だったんですか?

前田:中盤以降は講義の内容が変わっていき、実践的な内容で全6回ぐらいありました。そのうちの半分以降は、実際に僕たちの知り合いに、「コーチングセッションやりましょう」という感じで実践していきました。その辺りからコーチングのスキルみたいな話が少しずつ出てきましたね。

 コーチングって対話なので、喋り方とか聞き方とかそういう話じゃないんです。そんなもの必要だって話はいっさいされていないと思う。間違った方向に行っちゃうんで。あくまでもクライアントのマインドをどう揺るがして、そこからゴールを設定するのかって話でした。

普通、恐怖心とワクワクは同時にくるので、抵抗したい気持ちがかなり出てきますよね。そのマインドをどうやって揺るがして、ゴール設定をした未来の側にマインドを持っていくのかっていうような作業が、コーチングの本質だと学びました


——コーチングの本質というものはどういったことなのでしょうか?

前田:コーチングってそもそも相手をコーチングする前に、自身に適用しなきゃいけないんですね。現状の外にある今の自分では思いつかないようなゴールっていうのを自分で設定するんです。これを現状の外側のゴール設定と言います。怖いけどやってみたい、ゾクゾクするような挑戦をせよって意味です。これをわかりやすく世間的に言えば挑戦って言葉になるのかなと。

 唯一、認知科学に基づくコーチングアカデミーで絶対に必要なのが、現状の外側のゴール設定なんですね。たとえば、どこかの大企業に入社した人が10年後に社長になるとします。可能性の有無は置いておいて、これはもう会社に入った時点で、想定し得る頭の中で想像できる未来ですよね。想像できる未来なんて、理想の現状ということです。理想の現状っていうのは今の自分の頭で思いつくような未来のあるべき姿。これだと動きが鈍いというか動けないので、脳が活性化しない。これじゃダメで、現状の外側のゴールには届かないんです。


——現状の外側にゴール設定をすると。

前田:今の自分では思いつきもしないようなゴールを先に設定することで、決断が先に起こるんです。決断の後に道ができ始めるみたいな。それって脳の仕組み的に説明可能な状態なんですよね。

脳の中では、重要性の関数みたいなものがあって、重要度合いの判断は無意識にやっているんですよ。その重要性の序列が変わらないまま目標を作っても、今と何も変わりません。現状の外のゴールは、序列がガラッと変わってしまわないと、設定できないもの。ゴールを設定し、序列が変わることで視点が変わり、ものの見方が変わってくる

今まで見えていなかったチャンスが、見えるようになるんです。実は自分の職場の周りはチャンスだらけだったとかですね。認識が変わらないと、ゴール設定をしたことにはならないっていう感じですね。初期の段階で、仕事なり趣味なりで「自分でゴールを設定しましょう」と言われるので、自分の中でのマインドの中身とか、重要性の序列とかを変えるような行動の設定をしなきゃいけないんですよ。

仕事で考えると、いきなり起業して、でっかい会社作ってって話になりがちなんで、誰も本気にできない。だからこそ、あまり現実のしがらみのない、趣味の世界の方がやりやすいんですね。趣味の世界でも頭の動きは一緒なので。

僕らの同期では、昔やっていたピアノをまた始めて、いきなり「発表会やります!」って宣言して、ピアノの練習を始めた人もいましたし。あとは、普通のビジネスマンが、料理を作るのが好きだからと、フランス料理を始めた人もいました。まったく知らない人の家を借りて、シェフをやったりとか。そんな挑戦をやっていると、頭がパカッと開く感覚があるんですよ。

6ヶ月ともに学んだ同期の仲間


こういった挑戦をしていくことで、周りの人が助けてくれるという事象が結構出てきたりして。同期の中で、もうそういう雰囲気ができているので、協力したり応援したりしてくれるんですよね。そういう場って、大人になってからなかなか無いんじゃないかなと。


——なるほど。現状の外側にゴールを設定するというところが、非常に重要なコーチングのポイントであり、まず自身が適用し実践していく必要があるのですね。

前田教えてもらいますっていう姿勢だけじゃ足りないんですよ。挑戦しろっていきなり言われるわけですから。でも、そこがおもしろいというか。そういう世界観でやっているので。マインドセットアカデミーは座学ではないので、テキストブックや何かしらの形態があり、そのテキストにのっとって学べばいいのかと思って入ると、この自己適用の部分でかなり面食らうはずです。


【受講後の変化】
今自分が目指している未来の姿と、現在向かっている方向が一致していなければ、行動を変えないと駄目。アカデミーを受けた後は、見え方と時間の使い方がガラリと変わった。


——まさに自身で自己適用をしながらだったと思いますが、アカデミーを受けての実際の変化ってどうですか?

前田:仕事での変化が多かったですね。人が話をしている時や行動を起こす時に、決断していないまま行動しても効果がないとか。からくりが徐々に見えてきてからは、その人が本気なのか見えやすくなって、突っ込めるようになったんですね。なんの躊躇もなく「それ本気で言ってんの?」とか「本気って言ってたらこういうことやっているはずだけど、全然そうなってない」っていうツッコミが普通にできるようになった。

クライアントの社長にもそうですけど、本気なのかそうでないかの区別が、はっきり見えるようになってきましたね。そこは結構変わったところだと思います。アカデミーを卒業する前には、その辺を感じられるようになっていましたね。


——それは話し方なのか、態度なのか。どの辺で相手の本気度を測れるようになったのでしょうか?

前田マインドがエラーを起こしている時の雰囲気をなんとなく感じるというか。この人は言葉だけでぐるぐる回って何も変わらんパターンやなとか。たとえば、会社の後輩のフィードバックをするとして、育成目的の会社評価制度の中で「こういうことを頑張っていきたいと思います」とかだと、「これは何を頑張ろうと言ってるの?頑張る対象のこと自分で理解してるの?」と。これはただ単に書面上で言っているだけであって、何もイメージできてないし、それでは行動は変わらないってことが割とわかるようになっていました。

マインドのエラーって、言葉と中身で思っている内容がズレることで起こるので、相手の発した言葉を慎重に聞くようになったのかもしれないです


——今後の目標だったり、新たに変わってきたことはありますか?

前田:自分のキャリアを考える時に、今いる会社から考えるっていうことがなくなったことですね。僕、会社のボードメンバーではありますが、代表者ではないんですね。僕のゴール設定が、今やっている事業再生のコンサルティングの範囲の中のものでした。将来もこの業界の中でやっていくんだろうなぁと思っていたので。そこでゴール設定をするものの、自分のゴールは会社にないってことに気づいたんです。

今自分が目指している未来の姿と、現在向かっている方向が一致していなければ、行動を変えないと駄目だよねと。そういう方向に引力が働いて、見え方とか時間の使い方もがらりと変わりましたし。


——時間の使い方ってどういう変化があったのでしょうか?

前田:クライアントの選別ができ始めたというか。今やっているクライアントさんって、僕らのことをお守り感覚で使われていて。たとえば、銀行から何か言われた時に、僕らがちゃんと説明してあげると、銀行側も落ち着きますみたいな。そんなお守り的にやる仕事って、一定のお金になりますが何も起きないんですよ。波風立てないで説明だけしてあげている状態なので、クライアント側はなにも変わる気がないみたいな。

そんなクライアントさんって会社の収入源にはなっているんですけど、そこに時間を使うのは、すごくもったいないし意味がないと。はっきりと自分の中で気づいた時に、自分の判断で関係を終了させたクライアントさんもいました。お金の為だけの仕事になっていて良くないんじゃないかなって。社員の育成にも良くないし、結果として、いくつかのクライアントとの関係を思い切って終了させる事態が生じていて。アカデミーを受ける前だと、そういうこともできなかったと思いますね。

——まさに今、未来に現状の外のゴールを設定されて、向かっていくところなのですね。


プロコーチ合宿の様子


【現状の外のゴール設定】
僕のゴール設定の世界観は、自分が本当にやりたいことをすること。やるべきだからではなく、自分が心底やりたいと思ったことをやっていたい。


——前田さんの今後の目標をお伺いできますか?

前田:何年後かはわからないですが、ハッキングみたいな、そういうことを僕はやりたいんですね。日本がしんどくなるっていうのが、僕の肌感としてすごく身に感じています。今まで日本を支えてきたメインの産業があったじゃないですか。それを支えてきた下請けの部品メーカーさんたちが、パナソニックとかソニーとかTOYOTAとかを実際には支えていて、そこが駄目になってきているんですね。そんな会社を僕らはクライアントに持っているので、もうはっきりとこの先どうなるのかがわかるんです。

そうなった時に、僕はどうしていたいのかと。僕のゴール設定の世界観は、自分が本当にやりたいことをすること。やるべきだからやってるとかではなくて、自分が心底やりたいと思ったことをやっていたい

自分の何が最高の価値を持っているのかも分析しました。僕の場合はどういう風にすれば、この沈んでいく日本の中で、すごい存在に見せられるかみたいなところでした。相手がしんどいことほど、自分がそこでぱっと出てくると、すごくありがたい存在に見えるわけですね。

本当に建て直せる会社のためだけにサービスをする。それは今の会社と全然違う会社かもしれないし、新潟辺りで何か鉄の製品を作っている会社かもしれません。そういう会社が世界に出ていくのかもしれませんし、そういう会社を見つけ出して、日本がしんどくなってもこんなにすごい会社があるよと言いたい。この日本全体のやる気が出るようにしたいし、「この会社頑張っているから俺もやろう」みたいな。そんなグループ群を作れるといいなと思っていて。

——事業再生という、今もやられているところと繋がっていて、より本気度合いが強いオーナーだったり、助けてあげたい企業をもっともっと支援しているような形なのですかね。

前田:そうですね。僕の場合はそういうことをやっていって、伝説みたいになれば楽しいなと思ったんですよ。

——伝説!いいですね。

前田:これあまり他の人にはない考えなんですけど(笑)。イメージとしていうとゴール世界ってそんな世界で。伝説って言ったらすごい業績あげたり、すごい目立っていて伝説になるじゃないですか。スポーツでもすごい業績、結果を出す人が伝説になるじゃないですか。でも僕の場合は、そういう伝説のなり方ではなくて、伝説の発生の仕方を研究したいんです。伝説になるには伝説が発生する場所に行けばいい。自分が頑張って伝説を作るのではなく、発生しやすい場所に自分がいくと。

 ホンマにしんどくなってやばい時に、「俺この場面でこう行動したら伝説になれる」ってわかっているみたいな。エグい作戦を作って伝説になることが、ハッキングしている感じがあって僕はすごい楽しい感覚なんですね。これが僕のゴール世界なんです。イメージとしては、楽しいことをしているだけでも世の中の役に立っているっていう。セルフィッシュな考え方からスタートするけど、最終的に世の中の広いプラスになっているみたいな。そういう姿が、ゴール設定の中の重要な価値観としてありますね


【受講をおすすめする方】


——
アカデミーうな人にオススメしたいですか?

前田:もやもやと今の職場で何かを一生懸命やろうとしている人や、自分でなにかやらないといけないと思ってしまっている人ですかね。会社の社長もそうかもしれません。自分で何かスキルを身につけて、やりたいことがある人かなと思いますね。

一方で、自分が本当にやりたいことをわからない人は多いんです。会社には居てるけどなんか違うなって思っている、けれど何をやっていいのかはわからない人にもおススメしたいですね。やりたいことはあるけど、自分一人で抱え込もうとする人とか。そういう人は、ゴール設定をすると変わると思うので。

卒業式でのサーティフィケーション授与、学校長李と


——最後に、実際に受けようかと考えている方々に一言いただけますか?

前田:僕も含めてですが、忘れてた感覚っていうんですか。子どもの頃にちょっと怖いけどやってみてうまくいったとか、そのゾクゾクとかわくわく感を味わえますよと。そういう熱くなるような感覚って、大人になっていくとほとんど忘れていってしまうんですよね。

でも、その感覚って誰もが良いものと認識していませんか?しんどいことも起こりますが、ワクワクしていることの方がでかいんで。そういう本当の自分を見つけられる旅になると思います。だから迷っている人は参加した方がいい。動き出す前の段階まで来ているんだったら、もう受けた方がいいって思いますね。

ただし、中身は濃いしハードでもあるので、ちょっとメンタルが落ち込んでいる人、マイナスになっているなという自覚のある人は、今はその時ではない、時期をおいたほうがいいかなと思います。

——今日はいろいろとお話を聞けてよかったです。本日はありがとうございました。


前田さんのインタビュー記事、いかがでしたでしょうか?

前田さんの挑戦と変化を通じて、当アカデミーで学ぶ上で重要な「自己適用」や、現状を超えたゴール設定のあり方についての理解が深まったのではないでしょうか。




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