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コーチングアカデミーを通じて、自分が本音でやりたいことをやって生きていいと思えた

Mindset Coaching Academyでは、卒業されたOBOGのみなさんにアカデミーでの体験を経て、どんな自己変革が起きたのか。毎期、卒業生の方にお話を聞いています。

これまでは動画インタビューを公開しておりましたが、今回は「インタビュー記事」というカタチで「アカデミーの受講体験のnote記事」を新たに公開させていただきます!

vol.1は6期卒業生の平井咲子さん。

アカデミー期間を経て、大好きだった会社を辞められる決断をし、ピアニストとしても仕事を始めるにも至った体験談。

アカデミーに入る前の葛藤や入ってからの紆余曲折、人生が大きく動き出すストーリーの裏側をぜひご覧ください。
 

▼インタビュー動画はこちら



【受講前の思い】
興味はあったけれど人生が丸ごと変わってしまう予感がして踏ん切りがつかなかった


——自己紹介をお願いします。

平井 咲子さんプロフィール

平井:平井咲子と申します。30代後半で住まいは東京の三鷹市です。

——お仕事はどんなことをなさっているのですか?

平井:仕事は三つあります。一つは(株)ウェルネスエイトのCHROとして人事関連のアジェンダを預かっています。スタートアップでメンバーも少ないので、いま進めている事業のリリース準備にも関わっています。

私は長年リクルート社に勤めていて人事のキャリアが一番長く、2022年11月に退職し、そのあと縁あって同社の仲間と一緒に仕事をさせてもらうことになりました。

もう一つはプロコーチです。
2022年の10月末にアカデミーを卒業して、クライアントがいてくださっている状況です。

三つ目はピアニストです。
マインドセットコーチングアカデミーで学んでいる途中で、これから人生をかけて何を仕事にしていきたいか自分自身に問いかけたとき、その一つにピアニストがありました。本格的にピアノを始めたのはアカデミー入学後の2022年6月頃ですが、9月頃からはお金をいただいて演奏活動もしています。

——ぜひ学びの最中にどのような心境の変化があったかをお聞きしたいです。マインドセットコーチングアカデミーに入る前は何か解決したい悩みがあったのでしょうか。

平井:リクルート社は、長く在籍する方は率としては少ないんですね。
自分の同期や自分が新卒採用した後輩たちが、コミットしたい自分自身の人生のテーマを見つけて卒業していくのをたくさん見ているうちに、私は一体何がしたいんだろうというモヤモヤが出てきました。

子供を2人産んで復職した2020年くらいから特にそのモヤモヤが気になり始めて、2021年にコーチングに出会いました。

——産休・育休の期間は長かったのですか。

平井:そんなに長くはなかったです。ただ、1人目と2人目は2歳差なので、産休入って復職して1年働いて、これからもうちょっと頑張ろうというときに2人目の妊娠がわかってまた産休・育休で1年弱休んでという感じだったので、通算して3年くらいはほぼ思考停止しているのに近い、あまり仕事のことは考えられなかった期間でしたね。

育休時代の咲子さんとご家族


——どのような経緯でマインドセットコーチングアカデミーを知ったのでしょうか。

平井:2021年に自分自身がクライアントとして、マインドセットコーチングアカデミーの卒業生からコーチングを受けていました。
そのセッションを通して、コーチングを受ける側ではなくて自分がコーチングを提供する側になりたいと直感的に思ったんです。

——どのようにしてマインドセットコーチングアカデミーへの入学を決めたのですか?

平井:忘れもしない2022年1月1日に「申し込みをしたいのですが空きはありますか?」とアカデミーにメールで問い合わせをしたところ、元旦なのに「平井さん、こんにちは!説明会の動画を見て検討してください」と、まるで通常運転のようなスピード感で事務局から返信がありました(笑)。

ですが、そのあと20日間くらいずっと「どうかな、少しドキドキするし不安だし」と迷っていました。さすがにもう決めなくては枠が埋まってしまうかもと思い、もう一度「まだ入れますか?」と連絡したところ「あと一枠です」と言われたんです。
これがセールストークだとしても、とてもご縁を感じたので「これは運命だ!行くしかない!」と。

外出先から夫にLINEで「コーチングアカデミーというものに入ってこういうことを学びたい、80万円くらいかかる、夜とか休日とかも講義があるけど協力してほしい、あと一枠らしいからすぐ決めてほしい」といきなり連絡しました。

それまで私は家族優先の生き方をしていたので、休日や夜など自分のために時間を使ったことがありませんでしたが、夫からいいよと言ってもらえたのですぐに申し込みました。

——20日ほど迷っていたと仰ってましたが、どんなことに迷っていらっしゃったんですか?

平井:説明会の動画で校長の講義を聞いたら、自分が何もかも捨てて新しい世界に飛んで行ってしまうのではないかと、とても怖くなったんです。
子供との関係性、家族との時間、リクルート社での大好きな仕事、そういう大事にしているものは一体どうなってしまうんだろう。

大好きなものとさよならしなくてはいけないのかなって。
それくらい、自分の現状を丸ごと捨てることになってしまうかもしれないという予感がしたんです。
人生が丸ごと変わってしまうことが怖くて、なかなか踏ん切りがつきませんでした

——迷われていた、それでも連絡することができたのはなぜだと思いますか?

平井:大事なものとさよならしなきゃいけないかもしれないけれど、その可能性を含めても新しい自分に生まれ変わりたいという気持ちが、自分の中でじわじわ高まっていました。新しい世界への不安や怖さと共に、一筋の希望が膨らんだ部分があったんです。


【アカデミーの特徴】
セッションの時間だけがコーチの仕事ではない。自分の生き様を持ってコーチングするコーチを養成するのがアカデミーの特徴


——それでは授業の回数や頻度など、具体的な内容をお聞かせいただければと思います。

平井:月1回の講義と、次の講義までに出される課題に向き合ったり、動画で学べる教材も大量にあったのでそれらを見る時間など、アカデミーから要請されたものとして直接的に時間を使うのはそういったところです。

ですが、コーチはクライアントのゴールを設定して、それを達成することを支援していく仕事です。

そのためにはコーチ自身の生き様も重要で、自分の生き様そのものがコーチとしての在り方を決めることになるので、月1回の授業や課題に向き合っている時間だけが「コーチを目指す」ということではないんだ、ということを最初の講義で感じました。

校長から最初の講義で「月1回だけの授業だと思うな」と言われたことも印象に残っています。

自分自身のチャレンジに向き合う時間も学びの一環となりますので、24時間ずっと自分の学びについて考えていたことになります。

——マインドセットコーチングアカデミーの特徴はどんなところにあると思いますか?

平井:理論のインプットをしながら、実際に知人に体験セッションのような形で練習をして、初対面の方にもセッションができるようにフィードバックを受けるみたいな、そういうところは他のコーチングアカデミーでも共通だと思うんです。

このアカデミーが特徴的なのは、セッションの時間だけがコーチの仕事ではないという思想です。
ゴールを設定して達成するというコーチング理論を自分自身に対して適用させることを「自己適用」と呼んでいるのですが、自己適用するからこそクライアントのゴール設定や達成を支援できる。

今自分がどんな挑戦に向き合っていて、そこからアクションしてみた結果何を学んで、未来に何を目指すのかということをアカデミーの仲間たちとたくさんシェアします。
このような自己適用のプロセスとそれを応援する仲間の存在が、このアカデミーの特徴だと思います。

アカデミー受講中、同期の交流会で演奏を披露した咲子さん


——ちなみに他のアカデミーを受けられたことはあるんですか?

平井:ありませんが、リクルート社はコーチング好きな方が多くて他のアカデミーで学んでいる方が結構いました。

そういう方たちの「体験セッションを受けたい方を募集しています」という投稿をSNSでよく見かけていたので、先ほど言った「理論をインプットしたあとに知人に体験セッションを行ってフィードバックを受ける」というプロセスに関しては大体似ているんだろうなと思っていました。

——マインドセットコーチングアカデミーを選んだ理由はありますか?

平井:私がそれまでに見聞きしたことのあるコーチングと名乗られているものは、クライアントさんに共感・傾聴して内省を促していくというカウンセリングに近いものでした。
そういったコーチングを見聞きしてて、それは自分のやりたいことではないと思っていたんです。

共感や傾聴が得意という自己認識はなかったですし、それをやったところでその人の人生は好転するのだろうかという疑問がありました。

新卒採用をずっとやっていて、コーチングに近しい領域にいながらも何となくしっくりきていなかったんです、今言ったような理由で。ですから他のアカデミーでコーチングを学ぼうと思ったことはありませんでした。

カウンセリングとコーチングは似たものと捉えられがちですが、まったく違います。アメリカのルー・タイスという方がコーチングの創始者で、マインドセットはコーチングの基礎といわれているルー・タイスの理論を純粋に実践していくのですが、共感や傾聴はその人の悩みやモヤモヤを強化するだけで終わってしまうのでやりません。

現状から飛躍して自分の人生を丸ごと変えていくような、そういうものがコーチングの技術であるという考え方もフィット感があったので、そういう内容であれば学びたいと思いました。


【手にした学び】
家族を大事にすることと自分のやりたいことを犠牲にすることはイコールではない


——コーチングアカデミーを受ける前と受けた後で比較したときに、一番変わったと思うところはありますか?

平井:それはめちゃめちゃたくさんあります。
仕事の面でいいますと、リクルート社を辞めて独立をしたということ、そしてピアニストという新しい職業を手にしたということです。

アカデミーの在籍期間中に、自分が本当に心の底からやりたいと思うことに突き進んでいいと思えました。というか、本当にやりたいことに突き進むことでしか人間は輝かない
「本当にやりたいことに出会ったらそれをやる」という自由に対して自ら許可を出せたといいますか、飛んでいいと思えたことが仕事の変化を引き起こしました。

アカデミー入学前、入学後の変化


家族との関係性にも変化があって、自分は良いお母さんでいなくてはいけないと思っていました。「ずっと子供のそばにいるのが良いお母さん」という思い込みで、すごくすごくきつく自分を縛っていたので、夜に飲みに行ったり送別会などにも行ったことがなく、休日も自分のための外出はお葬式くらいしかなかったんです。

ですがアカデミー仲間に自己適用のプロセスをシェアする流れの中で「サントリーホールという憧れのホールで、ピアニストの演奏会があるのですごく行きたい、行ってみようかな」と話したところ「いいじゃん、行ってみなよ!」と強くプッシュしてもらったんです。

おそるおそる夫に初めて「夜に出かけたい」と話をしたところ、とても前向きな反応でした。夫はチェロをやっていてサントリーホールに詳しいので「ピアニストの手元が見たいならこの席に座るといいよ」とアドバイスをしてくれましたし、子供たちも平気で。

家族を大事にすることは変わらないけれども、家族を大事にするために自分のやりたいことを犠牲にしなくてはいけないというのは嘘で「家族と自分の自由の両方を大事にしていいし、できる」と思えるようになりました。

咲子さんの挑戦を前向きに後押ししてくれたご家族


——何がその平井さん自身の変化を促したと思いますか?

平井:「自分は自由である」ということを抑えていた足かせに気付いたんです。その足かせにもう囚われなくていい、ということにめちゃくちゃ向き合いきった

だからこそ好きなことをやっていい、飛び出していい、飛躍していいと思えるようになりました。

——足かせというのはどういったことですか?

平井:社会人二年目くらいのとき上司との人間関係でかなり苦労していた時期がありました。半年ほど頑張ったのですが耐えきれなくなり、ある日突然会社から羽田空港まで行ったんです。

実家が島根県なので、その場で出雲空港行のチケットを取って実家に帰り、1か月くらい会社を休みました。

その難しかった上司と過ごした半年間に「自分は本音を言ってはいけない」とか「仕事で成果を出せなければ居場所を失う」とか「自分は人と比べられることでしか価値のない存在だ」などの思い込みが生まれました。

自分の中では完全に過ぎたことだと思っていたのですが、アカデミーが始まって1ヵ月くらいで校長に1on1でコーチングセッションをしていただく機会があったときに「お前は何か足かせがあるはずだ、牙を抜かれた瞬間がきっとあるはずだ」と言われたんですね。

「何があったんだ」と言われて出てきたのがその出来事で、実は自分の中でまったく終わっていなくて、その上司と過ごした半年間で生まれた思い込みの中に自分がいたということに気付きました。

そこから、そのとき自分が何を考えていたのか、どんな感情だったのか、どんな出来事があったのかなど、起きたことを冷静に整理整頓してスプレッドシートいっぱいに書き出しました。

そういう思い込みの中に絶対に戻らないようにしたかったので、お金を払ってカウンセラーに面談していただいて泣いて喋ったり、アカデミーの仲間たちに自己開示して、これからはそういう思い込みに囚われず自分の飛びたいほうに飛んでいきたいという話をしました。

そうしているうちに少しずつ「本当に本当に終わったことだし気にしなくていい。同じことはもう絶対に起こらないから、自分の好きなように飛んでいい」と思えるようになり、そこから自分の挑戦をすごく加速できました。


——足かせが重いと飛ぼうにも飛べないですよね。
そういったことを経て少しずつ足かせが取れていったんですね。

平井:少しずつといっても2週間くらいです(笑)。校長とのセッションは2022年4月10日くらいでした。
先行期間が4月末に終わって5月から本講義が始まるので、先行期間中に何とか足かせを外しきりたいと思ってアクションしていたんです。

その2週間が一番しんどかったですけど、そこで向き合いきったからこそ、その後のピアニストというテーマやリクルート社を辞める決断に繋がったと思っています。

【受講をおすすめする方】
中途半端な気持ちでこないでほしい


——マインドセットコーチンアカデミーで変化されて、そこからピアニストという職業が出てきたというお話ですけれども、どういったところからピアニストと思われたんですか?

平井:最初は仕事というつもりではありませんでした。私はピアノをずっとやっていたわけではなく、小学校1年生~6年生でやっていたくらいなんです。コーチングは仕事のゴールを達成するために受けられる方が多いのですが、人生って仕事だけではなくて趣味があったり家族との関係性があったり、いろいろですよね。

なのでオールライフで人生の出来事に対してゴール設定をしていくという考え方があります。コーチ自身も自分のゴール設定をする中で趣味のゴール設定を新しく考えようとしたときに、ふとまた久しぶりにピアノをやってみようかなと思ったんです。

そこで夫に「実家に使っていないピアノがあるから持ってこようかな」と軽い気持ちで言ったところ「買えばいいじゃん」と言われて、さすがにそれは考えていなかったなと。

アコースティックのピアノを買っていいよと言われたのですが、時間を気にせず弾けたほうが嬉しいので電子ピアノを買いに楽器屋に行きました。
そこでピアノを触ったとき「私はこんなにもピアノを求めていたんだ」と涙が出て、すごく出会ってしまった感じがありました。

夫は大学のオーケストラでチェロをやっていたのですが、電子ピアノを買った1ヶ月後くらいに、OBOGの発表会があるから一緒に出ようと言ってくれたんです。

発表会に向けて準備して本番を迎えて演奏をしてというプロセスの中で、ピアノを弾く時間がなんて愛おしい時間なんだろうと、これはずーっとやっていられると思いました。だとしたら趣味だとか言っていないで仕事にしようと考えたんです。



——3つの仕事の中で一番力を入れているのはピアノと向き合う時間ですか?

平井:どれが一番というのはありません。
ウェルネスエイトの仕事もプロコーチもピアノもどれも大事です。

——これからマインドセッアカデミーに入ろうと思っている方にどういったことをお伝えしたいですか?

平井:「中途半端な気持ちでこないで」って言いたい。
半端じゃないですよ、この人生が変わる感じは。打ちのめされることや絶望やつらいこともたくさんありましたが、それをはるかに上回る大きな希望とか大きな光とか大きな愛、仲間との繋がりがあります

そこに飛び込む覚悟のある人はいいと思いますが、中途半端に興味があってコーチングを勉強したいとか、自分がマネージャーで組織を率いてて自分のメンバーにコーチングをしたいとか、そういうモチベーションで来るとやけどしますという感じはあります。


——自分のコーチとしての在り方を問われると仰っていたので、まず自分を問い直されますよという。

平井:そうです。挑戦したいことがあって、それを圧倒的に加速したくて、そのことによって結果的に誰かを救いたいと思っている人は一番いいと思います。自分のためにという話ではなくて、最終的には世の中の何の役に立つことで自分は生きていくのかということを問い直す時間でもあるので、自分の人生を充実させるという目的だけでは世界観としては狭いと思います。

——ありがとうございました。

平井さんのインタビュー記事、いかがでしたでしょうか?!

平井さんのチャレンジの様子を通して、当アカデミーが大切にしている「コーチとしての在り方」や「コーチ」とはどういう存在なのか?ということも伝わったのではないでしょうか。


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