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デジタル・ウェルビーイングを考えた


デジタルと共に生きていく
~対話を通じて広がる、デジタルと自分の関係再認識~


前回記事では以下まで進めていました。今回はその続きをご紹介します。


改めて振り返ると、プロジェクト活動と言っても対話しか行っていません。隔週で、メンバーが1時間オンライン上に集まって、ただ対話をする。たった、これだけです。ほんとに、これだけ。でも、この対話こそが、私たちに取って、とても意味のあるものとなりました。それは、何故?なのか?振り返ってみようと思います。



1.対話を通して向き合っていたものは何か?


それは、無意識に「デジタルとの向き合い方」だったと考えています。
定例会では、毎度この2つの問いかけから始まっていました。
「今、どんな気分ですか?」
「最近、デジタル・ウェルビーイングを意識してみたことや、デジタル関連で気になるトピックスは?」


スマートフォンをはじめ、デジタルデバイスを自分たちの生活から切り離すことは出来ません。
当たり前のようにデジタルに囲まれ、忙しく過ごす日常の中で、こういったことさえ、ふと立ち止まって考える余白も無かったように思います。その結果、SNS依存、タイパ世代、ストレス社会、パーソナイズされた偏った情報、など、どことなくデジタルに対するネガティブな側面だけが、知らず知らずのうちに刷り込まれていました。

ただ、今回、隔週の頻度で、
①   ふとしたトピックスや体験に気を留め、それを言葉にして、みんなに伝える
②   その体験に、みんなが共感し、新しい気付きを得る。
このサイクルを、ほんの少し意識しただけで、今まで何気なく見過ごしていたことに目を止めることが出来ました。

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一度リアルで対話したことがありました。その時に、書き出したものがこちらです。それぞれのカードが共感できる、とても面白いアウトプットです。

リアル開催のブレスト結果


仕事面・プライベート面を切り口に、ポジティブ面・ネガティブ面を改めて直視しました。「そもそもデジタルって何よ?」のような観点で、メンバーの誰もが、今まで立ち止まったことないテーマで議論し、貴重な振り返りとなりました。こちらを隔週のトピックスに加えました。

ポジティブな側面は、そのすごさを語ってもらい、「おお…そんな使い方や、考え方があるのか!」と驚きやワクワクを得る。
一方で、ネガティブな側面は、「なんで?こんな側面あるんだろうね?」と、その体験をさらに深掘り、共感を深めていきました。「なんだ…みんな同じ感覚を持ち合わせてるんだ」との心理的な安心感が生まれた場面もありました。この感覚も重要でした。

時には、「別の角度から見てみると、やっぱりすごくない??」との対話もし、ネガティブに感じていたものが、実はポジティブな側面だったと、新しい発見に出くわすこともありました。

プロジェクト参画メンバーの年齢層に幅があることも、対話の共感、深みに幅を持たらしたと思います。




2.では、私たちのマインドセットはどう変化したのか?


一言で書くと
「やっぱり、デジタルすごい!」

その気持ちが、個々人の行動変容にもつながっています。対話を通して経た、プロジェクト参加メンバーの気持ちの変化をまとめています。全部紹介します!

Aさん
Bさん
Cさん
Dさん
Eさん


中には、健康経営PJの活動に参加し、ストレスや睡眠状態を計測することに取組んだメンバーがいました。
デジタルに触れる時間を意識する ⇄ ストレス状況を客観視する
このサイクルで実際に行動が変わったことも、貴重な体験となりました!




3.まとめ


このプロジェクトは、「自分にとって、最適なデジタルの向き合い方を発見し、体現する。そして、それを周囲へ伝えていく」を目的として、1年間進めてきました。

結論として、私達MINDS世代は、「みんな、デジタルと上手く向き合ってるんだな」という事が言えると思います。
「デジタルしんどいなあ・・・」から入りましたが、いったん立ち止まり、デジタルに対する自分の体験を、プロジェクト内でまず共有すること。周りもそれに共感し、共感しあえるものとすること。それが、自分にとって、最適なデジタルの向き合い方に繋がっていました。
 
デジタルに対する気持ちの変化は、人それぞれです。デジタルに対する向き合い方も、人それぞれです。
その人それぞれが、まさにMINDS世代が大切にする、自分らしく生きることに繋がっているのかもしれません。そして、自分らしく生きるために、デジタルは、よりパワフルなツールであることは間違いないと思います。
 
私達は、この体験を、プロジェクトを終えた後も、周囲に伝搬していきたいと思います。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。共感や疑問等コメントいただけると幸いです。

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