#5 7社11名、リゾート地で働き分かったこと
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#5 7社11名、リゾート地で働き分かったこと


テレワークの一歩先の働き方、旅先で働く「ワーケーション」 。「旅をしているのに出勤扱い」とも表現されるこの新しい働き方に、大手企業7社の社員で一斉にチャレンジ!

7社で一緒にワーケーションなんて日本初なのでは?
とちょっと高らかな気持ちでご紹介。先駆者がいらっしゃったら謝ります。

ワーケーションとは

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ワーケーションとは、「ワーク」×「バケーション」からできた造語。
これまでのテレワーク(在宅勤務をはじめとする、オフィス外での作業)から一歩進んで、帰省先や旅行先など仕事をする場所を制限せずに認める新しい働き方です。

MINDS参画企業のJALではテレワークを導入したところ「帰省先でもテレワークを行いたい」といった声が集まったことからワーケーションの制度をいち早く導入しています。

MINDSでも奮闘する東原さんも、社内導入に向けてはたらきかけた1人。


コミュニティを使って実験をする

オフィス以外で仕事をすることに対して、こんな反対意見を目にします。

「オフィスにいないと仕事をしているかわからない」
「コミュニケーションが取りにくい」
「(制度はあるが)周りの目を気にして取得しにくい」

MINDSで「場所の制約を突破できない理由」を考えた際も、制度や環境(セキュリティ)面の課題もさながら、マインド面の課題が実は多いのでは?という仮説が立ちました。

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先進的なワークスタイルで知られる「サイボウズ」さんも
ワークスタイルに必要な3つの要件として同様の見解を公表していました。


・じゃあ実際にオフィスを離れて働いてみたらどんな弊害が生まれるんだろう?
・まだあまり実例のない「ワーケーション」はどうなんだろう?

自社のみでは実験しにくいです。
だからコミュニティを使って実験することにしました。


ほかの調査事例

デロイト|ミレニアルは場所の柔軟性を求めている

世界のミレニアル世代を調査しているデロイトの発表によれば、

自分の組織が「勤務場所と時間に関してより多くの選択肢がある」と感じている社員のほうが同組織での長期勤続を予定している。

勤務する組織を選択する際に重視する項目として柔軟性(勤務時間や場所)を選ぶ人が日本では57%とグローバルの50%よりも高かった。
といった結果が出ています。

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一方、制度はまだまだ浸透していない

国の報告も見てみると、総務省の調査によればテレワークを導入している企業は約14%。
さらに、制度を導入していても利用率はまだまだ低いということも分かっています。

▼PDFにまとまっています
http://teleworkkakudai.jp/event/pdf/telework_soumu.pdf


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国やほかの調査からも、「オフィス以外で働きたい」の思いに足る
制度や文化のアップデートがなされていないことが分かります。


ワーケーション@和歌山!

実験の場としてお邪魔したのは、
自治体としてワーケーション 誘致に力を入れている和歌山県。

2019年できたて・三菱地所整備したWORK×ation Site南紀白浜を拠点に、メンバー自身が自社業務をワーケーション で行うだけではなく
和歌山県ご協力のもと「親子ワーケーションプログラム」参加者との意見交換も行なってきました。

▼2019年のプログラム詳細はこちら


結論:大きな支障は出なかった

いきなり結論に飛びますが、3日間、大きな支障は出ませんでした。
もう少し具体的に振り返ると、次のような結果に。

◆職場にいないと上司や先輩に迷惑がかかるのでは?
→上司や先輩は思っていたよりも気にしていなかった(杞憂だった)
◆面着で行なっている業務報告はどうしよう
TV会議で問題なく行えた
◆オフィス以外で仕事をする=サボっていると思われるのでは?
◆労務管理・タスク管理は物理的に近いところにいなければできないのでは?
→事前のスケジュール調整やこまめな進捗報告、
日頃のコミュニケーション信頼関係が構築されていれば支障は出なかった

もちろん今回は周囲のご協力あってのことではありますが、
「初めてオフィスを離れたにしてはびっくりするほど支障なかった」という感想がメンバーからは聞こえてきました。

考えてみればこれまでも出張先からの連絡や外出先からの電話はありました。ワーケーションは離れ方が少しばかり違うだけ。
やってみると意外に問題ない。
と思うとハードルがぐっと下がるような気がします。


一般の方の声 

MINDSメンバーは日常業務への支障・マインド面に着目したトライアルを行なっていましたが、一般の方からは仕事内容に関する気づきをいただくことができました!

① やってみて感じたこと

・環境(視覚情報)が変わり、自由な発想が生まれる
・目先の重要度の低い事務作業から離れ、必要な業務に集中できる
・いつもより集中でき、中長期の戦略を考えるような仕事に適していると感じた
・緊急の業務に対応しながらも家族との時間を設けられる
・結果的に地方にお金を落とすことになるので、地方活性化にもつながる
・リモートワークを支えるITインフラの発展にもつながると思う

② ワーケーションを行うにあたって気になること

・ワーケーション中の事故や怪我に対する補償。
宿泊費・交通費が自己負担だと、日常的に利用するのは難しいかもしれない。
・まだまだ会社や上司の理解が得にくい
・いまは日常業務へ全く支障がないとは言わない。それも含めまずはやってみて、浸透すればより使い分けがしやすくなると思う

スモールスタートのススメ

現時点では、オフィスから離れて働くことへの支障が全くないとは言い切れません。Face to Faceの方がコミュニケーションが円滑になるケースもあります。一方で、オフィスに行かなくてはいけないことがネックになるケースもあります。


そこで、まずは小さく

アイディエーションの時にわざとオフィスを離れてみる。
メールを一本返す程度なら旅先からでもOKにする。
テレビ会議を積極的に取り入れてみる。

こういったことから「やったらできるもんなんだ」という成功体験をもつこと。それが広がれば世の中にも浸透し、「制度がない」「制度はあるけど使いにくい」という文化も一歩アップデートされていくのではないかなと思います。

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異業種連携によるミレニアル世代の働き方改革推進コミュニティ。 中の人はミレニアル世代ですがnote音痴です。