ポッドキャストの聞きどころ:日本のAdobe Analytics導入第1号者が話す、パナソニック コネクトのB2Bマーケの裏側――アドビの「Marketer’s Talk」より
アドビのクラウドサービス「Adobe Experience Cloud」を活用してCXM(顧客体験管理)に取り組む企業のマーケターをゲストにお招きし、日々のリアルな取り組みなどを聞くアドビのポッドキャスト番組「Marketer’s Talk」。
今回のゲストは、大手電気メーカーであるパナソニック ホールディングス傘下の事業会社で、B2Bのソリューションやサービスなどを提供するパナソニック コネクトの関口昭如(せきぐち・あきゆき)さん。デジタルカスタマーエクスペリエンスの統括を担当するという立場から、B2Bマーケティングの裏側について全3話にわたって聞きました。
パーソナリティは、アドビのマーケターである小松崎扶美恵(こまつざき・ふみえ)です。
<ゲスト>
関口昭如:日立グループからキャリアをスタートし、複数のB2B企業でマーケティングを経験。2018年、現在のパナソニック コネクトに入社し、デザイン&マーケティング本部デジタルカスタマーエクスペリエンス統括部 統括部長とITデジタル本部CX統括などを兼務している。
<パーソナリティ>
小松崎扶美恵:金融機関(投資信託、証券会社、銀行)で一貫してマーケティング業務に携わる。2018年、アドビ株式会社に入社し、現在はDXインターナショナルマーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャーを務めている。
第1話:国内第1号の導入
関口さんはAdobe Analyticsの前身である「SiteCatalyst」を、「国内第1号の導入」と言われるほど初期のころから活用しています当時は国内での取り扱いがなく、米ユタ州に自ら視察に行き、ツールの教育などを受けたそうです。
当時、関口さんがSiteCatalystに注目した理由は、自身が勤めていた企業はB2B事業を推進しているものの、Webアナリストが何人もいる環境ではなかったこと。その中で、カスタマーエクスペリエンスやユーザーインターフェースの改善についてPDCAを回していくことにおいて、 SiteCatalystであれば定量的なデータが取得できたからだそうです。
それまで使用していたツールとの違いや、関口さんの目指していたことなども紹介してくれました。
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第2話:データ解析に必要なのは「目的を定義すること」
関口さんによれば、データの解析をするうえで必要なことは「目的が何なのかきちんと定義すること」だそうです。
「お客様はいろいろな目的でWebサイトを訪れます。商品のことを調べたい、問い合わせをしたい、すぐに入手して試したい。それらの目的を達成するために何が障害になっているのか、どうすればその目的を達成するのか、そこがカスタマーエクスペリエンスだと思っています」
データを解析する中で予想外の展開になることもよくありますが、その際も誰に対して何をしようとしているのかを見定めることを、関口さんは重要視しています。さらに、Adobe Analyticsを使う上での重要なアドバイスをいくつもしてくれました。
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第3話:関口さんの兼務の理由、各部署とのデータ一元管理の難しさ
関口さんは現在、各事業の顧客接点を洗い出し、何が理想的な顧客接点や連携になるのかを議論しています。従来は各事業部で管理していたIDの統合や、メールのデータの一元管理も行っているそうです。
「一元管理をしようとしても、そこに行き着くまでのシステム改変などのハードルがあり、部門との交渉だけにとどまらず、知らないツールや仕組みを紐解いて統合に向けていく必要もある」と苦労を明かしました。そして、その苦労こそが、関口さんのもう1つの仕事である、ITデジタル本部のカスタマーエクスペリエンスの統括も兼務している理由なのです。
またパナソニックでは、パナソニック コネクト社長の樋口泰行さんを含めて、会社全体でかなりの熱量を持ってカルチャー変革を推進している最中。2018年から現職についている関口さんから見ても変化は「半端ない」そうで、パナソニック コネクトでのデジタルマーケティングの目標なども語ってくれました。
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そのほか
・関口さんのもうひとつの顔、筑波大学大学院などで教えていることとその狙い
・Adobe Analyticsの具体的な運用や、社内での浸透方法
・パナソニックで担当するレッツノートでのデジタルマーケティング
について、お話しくださいました。
ぜひ以下のリンクからポッドキャストをお聞きください。