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話題の生成AI、マーケティングに使ってる? アドビの調査で見えた活用実態

テキストでイメージを入力するだけで、AIが画像などを自動生成する「ジェネレーティブAI」(生成AI)が、マーケターの注目を集めています。アドビも「Adobe Firefly」などを通じ、クリエイターやマーケター向けに生成AIを提供しています。

生成AIは、マーケティングにどのように役立つのでしょうか。また、マーケティング現場で、どれくらい浸透しているのでしょうか。

アドビは2023年6月、日本の経営者やマーケター2326人を対象に、生成AIの導入状況や、コロナ規制緩和後のマーケティング施策についてWebアンケートを実施。生成AIが現場に浸透しつつある実態が明らかになりました。


生成AI、3割が導入済みまたは導入意向

調査結果によると、生成AIをマーケティング施策に導入していると答えた人は17.4%、活用に向けて社内で議論を進めていると答えたのは13.8%。あわせて約3割が、生成AI導入を具体化していることがわかりました。

アドビユーザー(n=526)に限って見ると、導入済みは22.5%、社内で議論を進めているのは14.8%とあわせて4割近くと、その割合は高まりました。

社内で生成AIを活用する際の懸念について聞いたところ、1位が「生成された情報の信ぴょう性」(66.5%)、2位が「著作権侵害の可能性」(57.3%)、3位が「個人情報/機密情報の漏えい」(54.0%)。こうした懸念に具体的な対策がなされれば、導入が加速する可能性は高そうです。

ちなみにAdobe Fireflyは、権利クリアなソースのみを学習しており、著作権侵害のリスクなく使えることが特徴です。

生成AIは「コンテンツ不足」を救う

マーケティングにおけるパーソナライゼーションが進む中、コンテンツ不足が深刻な問題になっています。パーソナライゼーションにおいて、現状にあてはまるものを選んでもらったところ、「コンテンツが不足している」と答えた人が半数に上りました。

その理由で最も多かったのは「コンテンツを作成する人手が足りない」で78.0%、次が「コンテンツを作成するノウハウが足りない」で65.4%。「コンテンツを作成する予算が足りない」と答えた人も48.2%いました。

一方で、マーケティング関連業務で想定される生成AIの活用シーンを尋ねたところ(複数回答)、「情報の整理・収集」(75.2%)、「質が高いコンテンツ生成」(53.6%)、「大量のコンテンツ生成」(32.4%)と続きました。

生成AIは、高品質なコンテンツを大量かつ低コストで作ることができるため、コンテンツ不足という課題を解決する可能性を秘めています。

マーケティングのオムニチャネル化もますます加速しそうです。2023年のマーケティング施策について尋ねた所、デジタルとリアルともに「増加している」と回答した人は4割、今後もオムニチャネルに重点を置くと答えた人は6割以上でした。

アドビの生成AIで、成長加速を

パーソナライズ化・オムニチャネル化が進む中、マーケティングコンテンツ制作ニーズはますます高まっており、高品質なコンテンツを大量生成できるAIの可能性が期待されています。すでに活用しているマーケターや活用を視野に入れている人が増えていることが、今回の調査からも浮き彫りになりました。

アドビは、生成AIを活用したサービス「Adobe Sensei GenAI」を通じて、企業が、パーソナライゼーションの規模を拡大し、 エクスペリエンス主導の成長(Experience-Led Growth )を実現できるよう支援してまいります。

調査結果の詳細をご所望される方はこちらからお取り寄せください


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