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二次受傷のセルフケア:援助職のためのマインドフルネスについて寄稿しました
はじめに
もう森の中の時間があれば何もいらないかも?
先週は、ようやく森の中でゆっくりする時間ができました。森を聞きながら、味わいながら(川のせせらぎ、セミや虫の泣く声、夕暮れの太陽)瞑想をするという至福。4ヶ月ぶりに元気復活です。ここで、瞑想するといつも、穏やかな気持ちになって、もう必要なものはすでにあるんだな・・という気持ちになるので不思議です。
そして、自分の人生のミッションは、なんだろう?ということを考えるのも森の中です。そして、浮かんだのが、今までの体験(の中で人の役に立てそうなことを)なるべく言葉にすることだ・・と。
DV臨床をしていてトラウマの二次受傷を負った話は、すでに臨床心理学という雑誌に書いたので、今日はそちらを紹介したいと思います。
ああそれなら、書けます
トラウマ/サバイバルの特集ということで、「トラウマの二次受傷について、そしてマインドフルネスについて書いてほしい」という依頼が大嶋栄子先生と、出版社の方から来たのです。おお!ありがたや。
大嶋先生に、自分の話を話したんだっけ?それは定かでないのだが、4年前くらいに、トラウマ臨床において、燃え尽きた経験があるのですよ。その状態から、マインドフルネスで復活した経緯があるので、それはドンピシャなテーマでびっくりしました。「ぜひ書かせてください」ということで、記事を執筆しはじめました。
二次受傷を思い出して、フラッシュバック(汗)
書いていたら、フラッシュバックを軽く起こしました。トラウマ体験を想起してそれを書くことは、それなりに苦痛も伴うのですが、それがどなたかの役にたつなら本望です。記憶をたどり、文章にしました。その頃の記憶に、取り憑かれるというか・・何でしょう。トラウマについて書くのって、普通の文章書くのと違う感じがありました。でもこのトラウマはまだ書きやすい方のトラウマですわ(爆)
フラッシュバックは、自分の場合は、緊張して、汗がでたり、頭痛がしたり、肩がこったり、悪夢を見たりという過覚醒系の症状が主です。同時に足がだるくなって、眠くなったりすることもあります。まさに、アクセルとブレーキが全開・・という「トラウマ症状」で結構疲れもするのですが、悲しいかな割と慣れてもいます(汗)数日したら落ち着くものです。今は、安全ですからね。
二次受傷の経緯について読みたいなんて思われた方がいましたら、ぜひ臨床心理学のこの特集号を買ってください。トラウマ臨床に関心がある方には、様々なトラウマを扱うフィールドにおけるグレートな講師陣の魂のこもった記事に「ガツン」とくると思います。手前味噌ですが、自分の記事もそれなりにリアルに書けた(というかリアルです)と思っています。
援助職こそセルフケアを!
今は、マインドフルネスを援助職の方に主に教えています。援助職の方って、「人のために」のエネルギーがすごく強い方が多いです。一方で、「自分に対してはどうか?」というと、自分に対してのケアは、おろそかになっていることが多いのです。
人には優しく、自分には厳しく。そんな方が多い印象があります。そう、結構いい人が多いんだと思うのです。
頑張りすぎると燃え尽きることもあります。特に援助職は、「共感疲労」を起こしやすいですからね。
今、現役臨床家の皆さんには、なるべくそんなことがないように、常日頃から自分の状態についてマインドフルに気づき、必要なセルフケアをしていきましょう・・というのがだいたい当センターの援助職向けマインドフルネス講座の趣旨になっています。
私は20年間臨床をそれなりに一生懸命やってきたように思います。対応が難しいといわれる人たちの話を沢山聞きました。かつての同僚に言わせると「他のカウンセラーの一生分をもう聞いちゃったのかもね」そう言われました。自分自身に当事者性もあるから、距離が取りにくく、前のめりしすぎていたのかもしれません。
だから、それからは、クライアントの話を聞く・・から、マインドフルネスを教えるに少しシフトしています。 一対一の関係から、コミュニティーでの関係にシフトしています。
臨床心理学の原稿では、マインドフルネスのエクササイズを2コ紹介させていただいております。下記のガイド瞑想のリンクからもいろいろな瞑想を聞くことができます。よろしければ・・どうぞ。おすすめは、私が作った「まいっかな瞑想」です(笑)
多くの援助職の方が、燃え尽きないように、より質の高い支援ができるように、マインドフルネスを普及させたいな〜そんな野望があります。
当センターの最新講座案内は、下記のpeatixのフォローが確実です
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