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ゴール達成のためのメタ認知力とセルフコンパッション〜マンスリーMiLI開催レポート(2021年2月)

先月に引き続き、マンスリーMiLI*を2月9日夜にオンライン開催しました。
有料イベントにも関わらず、約50名もご参加いただきまして、いつもありがとうございます。
*マンスリーMiLIとは、2013年より弊社マインドフルリーダーシップインスティテュート (略称MiLI)が、ほぼ毎月お届けしている、リーダーに求められる最新の学び(レジリエンス、心理的安全 、認知バイアス、などなど)を皆様とご一緒する場です。

今回のテーマ「こころざしに向かう全ての人に〜ゴール達成のためのメタ認知力とセルフコンパッション〜」、内容のチラ見せと参加者アンケートとともにお届けいたします。


イベント概要

(セッション内容)
・ゴールに向かうことの光と影
・マインドフルネスと実践
・エモーショナルインテリジェンスの4ステップ
・セルフコンパッションとその実践
など


内容のチラ見せ

当日参加できなかった方にも、ご参考までに、内容をかいつまんでご紹介します。

まずは、次の2つの問いを、ご参加者各自にジャーナリングで答えていただきました。正解は特になく、ご自分の考えを言語化し、他の方とシェアしつつ振り返ることが目的です。

ジャーナリング 1:「こころざし・ゴールを持つ上で、良い部分と悪い部分はどんなことでしょう?」皆様の意見をまとめると、おおよそ下のようになりました。

光と影

ジャーナリング2:「ゴールを達成することvs.ゴールに向かう過程のどちらが大切?それはなぜ?」
「達成ばかり追いかけていた」「成功・失敗にかかわらず、学びに繋がるプロセスも重要だと気づいた」「どちらに執着しているか気づく、バランスが大切」など活発なシェアリングがありました。

スクリーンショット 2021-02-18 午後5.54.08

そこで、今回木蔵が20年間のアントレプレナー経験からお伝えしたかったメインメッセージです。

「こころざしを持ったその瞬間から、ゴールと現実のギャップが葛藤を生みます。『こころざしに向かう』とは、葛藤に向き合い続け変容させる過程とも言えるのです。」

実は、その最善の向き合い方をエモーショナルインテリジェンス、という観点からじっくり取り組むのが、MiLIでもお届けしている「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」です。

しかし、今回はせっかくなので、新たな視点・叡智もご紹介するため、禅僧で文化人類学者ジョアン・ハリファックス博士、神経学者リチャード・デビッドソン博士らから学んだモデルを短時間ながらご紹介しました。

スクリーンショット 2021-02-18 午後6.11.05

葛藤を変容・成長にするには、

1. しっかりと自分と周囲の状況を把握するマインドフルネス
2. なぜこのゴールが大切か?その「意図」と繋がり続ける
3. 不完全な自分・相手を受け入れる(セルフ)コンパッション 

困難な状況にあって1. 2. を実行し続けるには、メタ認知能力が不可欠であり、そしてセルフコンパッションをまず自分の心の栄養補給とする、という提案をさせていただきました。

そして、具体的にメタ認知を促すための、神話学者ジョセフ・キャンベルやロバート・ディルツのモデル「3つの元型」と、セルフコンパッションについての理解を深めるワークを実施いたしました。

参加者アンケートより

参加者ほぼ全員が2時間ぶっ通しでドロップアウトもほぼゼロの、熱量を感じる場ーー受講いただいた皆様の反応は?

なんと100%のアンケートご回答者が「大変満足」とお答えいただきました。「受けてみて有益だったことや印象的だったことは何ですか?(気づき、理解したことなど)」についても多くのコメントをいただきました。

今回のコメントは、想いや熱量が高まった長文多めです!

3つの原型がとても印象に残りました。私は直感的に、強さが足りないと感じました。しかしよくよく自分と向き合ってみると、強さが足りない状況を楽しむ(軽やかさ)、強さがない自分を受け入れる(コンパッション)という異なった側面から見つめることも出来ました。ただ足りないものを得ようとするだけではなく、一旦立ち止まって見つめることで気づくこともある。やはり「バランス」が大事なんだ、と感じることが出来ました
フレームワーク化していただけたことで、今の自分にたりない要素がわかりました。またセルフコンパッションの捉え方も広がり、とても勉強になりました。
本日このセミナーに参加するのも「仕事しなきゃ・・・」と思い悩んでいたのですが、自分へのセルフコンパッションをして参加を許しました(笑)参加してとてもよかったです:) 君子さんにも癒されました♡
ゴールに向かっていく光と影のワークで、目標達成とプロセスどっちが大切かという問いを受けて、自分がプロセス重視だということをあらためて気づきました。重視というかプロセスが目標かも。昔から部活でも試合より練習が好きだったことを思い出しました。マインドフルネスをコーチングに取り入れるとか、誰に伝える、指導するというのが自分の中で何だかぼんやりしていると思っていたのは、プロセスであるマインドフルネスの学びがすでに目標だからなのかもしれません。何だか考えさせられました。
全般的に君子さんの、参加者を想う気持ちがここそこから伝わってきて、あたたかく清らかな場でした。また、コンテンツの充実度はもちろんのこと、MiLIのみなさんのこうした継続的な取り組みが、私を含み、また、間接的に影響を受けた人も含めてこれまで数えきれない方の力になってきたかと思います。ありがとうございます。

あとがき

2013年9月に始動した(ほぼ)月例勉強会、マンスリーMiLIは、当初「マインドフルネスとは?」「瞑想とは?」という入門的内容から始まりました。

以来、嬉しいことにマインドフルネスや瞑想実践が日本でも定着してきて、これからもマンスリーMiLIのご参加者により価値を届けるべく、内容を更に進化させてまいります。マインドフルネスに加えて、ここだけで学べるリーダーシップ・組織文化など深い最新の気づきの経験をお届けしていく所存です。

今後のマンスリーMiLI、どうぞお楽しみに!

PS: 2月27日より開催されるオンラインSIYは、自己認識・メタ認知・セルフコンパッションはもちろん、皆様のゴールやこころざしをじっくり明確にしていく内容がふんだんに盛り込まれています。ご参加お待ち申し上げております。

次回おしらせ(3/26夜)

さーて、来月のマンスリーMiLIは?
吉田より「問いの力」を磨く教室QFTです。どうぞお楽しみに!ーーと言いつつ、定員40名に増やしたにもかかわらず、残り数席となっております。。。申し訳ありません&お見逃しなく。



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