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【経済本100冊】Vol.5:『疑う力』(著:堀江貴文)のあらすじ

経済本100冊読破タイトル作成

こんにちは!メンタルブロック解除人こと心理カウンセラーの大和です。

こちらでは、「数字に疎い心理オタクが、経済関連の本を100冊読むとどうなるか?」と言う企画で、読破した経済関連の本を紹介して行きます。
既に経済に詳しい方もそうでない方も、今後の本選びの参考にして頂ければと思います。


今回ご紹介するのは、堀江貴文さんの『疑う力』です。

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基本情報

タイトル:疑う力
著者名:堀江貴文
初版発行年月:2019年5月
ページ数(大体):220pg
難易度所感〈五段階〉:★ 結構カンタン


大和の適当あらすじ

歯に衣着せない物言いで経済や仕事の様々な常識をぶっ叩いて行くホリエモン節炸裂の本。


全体の感想

色々経済関連の本を読んで来ましたが、基本的にホリエモンとひろゆきの本は非常に平易で分かりやすく、まとめやすいです。本書のテーマは多岐にわたりますが、特に経済に関して僕が面白いなと思った提言をピックアップしてまとめてみました。全体的に既得権益打破のリバタリアニズム溢れる論旨です。時代の流れ的にも、リベラルな方向性に行きつつあると僕も感じるので、これからの経済の流れを読み解く入門書としてもオススメ。

ホリエモンのいい所は、一見感情論に見えても一つ一つの論理はしっかりしており、ポジション自体は割とニュートラルな所。そして本質を結論からズバっと入るので、経済に疎い人でも分かり良い。この本の構成自体も、各トピックの結論を一つ一つまとめてくれてあるので、ビギナーに親切だなぁと感じさせられます。


大和の学びポイント


< 学びポイントまとめ >

★全ての職人技はデジタル化可能
★日本は外国人からそっぽを向かれ始めている
★マンガ市場はレッドオーシャンどころかブルーオーシャン
★世界のサッカーの中心地は日本になる
★高価格化できない外食産業は淘汰されていく
★マイホーム神話の時代は終わった
★アマゾンは新たなインフラ
★タックス・ヘイヴンの何が悪いのか
★キャッシュレスを笑う者は商売で泣く
★安易な原発即時廃止論は妄想の極致
★社会保障はベーシック・インカムがベスト
★パクり根性は経済で勝つ為の王道
★出版業界の再販制はいずれ崩れる
★これからは民間の宇宙開発の時代


<各詳細>

★全ての職人技はデジタル化可能
・・・未だに「下積み原理主義者」が多いが、実は匠の技のほとんどはデジタル化できる。例えば獺祭(だっさい)をヒットさせた旭酒造が代表例である。元々酒造りは冬季限定だったが、それは空調設備の無かった時代の名残りである。旭酒造は空調設備の導入で、一年中低い気温で酒造りができる生産体制を整え、酒造で寝泊まりする長時間労働を廃止したのである。

一般的に中々匠の技が機械化されないのは単に初期費用の問題で、それを「何でも下積みを積まないと意味が無い」と言う論理に置き換えて逃げるのはナンセンスである。


★日本は外国人からそっぽを向かれ始めている
・・・日本には移民アレルギーの人が多いが、実は日本は出稼ぎ先として選ばれなくなりつつある。外国人のブラック労働は現代の奴隷制度であるし、中国や韓国、シンガポール等、移民にとって魅力のある国はいくらでもある。また、近年外国人観光客が増えているのは、他国の方が豊かになって来たと言う一面があることを見落としてはいけない。寧ろ人口減少でどんどん移民を受け入れない限り、今の日本社会はキープできないのだが、せめてインバウンドをもっと増やして、短期滞在から長期滞在型に切り替えてもらうよう努力するべきである。

★マンガ市場はレッドオーシャンどころかブルーオーシャン
・・・世界に目を向ければ、日本のマンガ市場はレッドオーシャンどころかブルーオーシャンである。各メディアは限られた可処分時間を奪い合っているのが現状だが、映像や音楽等の受身のメディアに対し、マンガはマイペースに読み進められる能動的なメディアで、時間密度も高い。日本のマンガは世界をリードしており、このキラーコンテンツを世界展開できれば、コンテンツビジネスにおいては明るい未来が待っている。


★世界のサッカーの中心地は日本になる
・・・Jリーグはイングランドのプレミアリーグよりもポテンシャルが高い。これから人口が増えて発展して行くアジア圏で一番のリーグなのだから当然だ。日本は治安の良さに加えて食べ物が美味しいし、魅力的な観光名所も多い。海外のスター選手をヘッドハンティングして海外ファンを呼び込むに当たり、地政学的にアジアの他国よりも有利なのである。サッカーの中心地が日本になる日も、そう遠くは無いだろう。

★高価格化できない外食産業は淘汰されていく
・・・牛肉の輸入自由化やバブル崩壊によるデフレ不況の影響で、マクドナルドや吉野家等の安売り競争は激化したが、一方で、手間をかけて徹底的にブランディングされた和牛ブランドは世界で高い評価を受けている。レア品の価値が飛躍的に上がって行く一方で、薄利多売ビジネスはどんどん淘汰されて行くので、高価格化できない外食産業はこれからの時代では生き残れないだろう

★マイホーム神話の時代は終わった
・・・30年等の長期ローンでマイホームを買いたがるサラリーマンが多くいるが、そもそも定年まで働き続けられる保証何て何一つ無い。もし首都直下型地震が起きれば、保険会社はデフォルトに陥って保険金何て払えなくなる。そんなリスクを冒すよりも、持ち家だろうが賃貸だろうがホテル暮らしだろうが、今の時代はシェアリングを使えば大体のことができる。

それに、これから日本の人口はどんどん減って、空き家に住んでハウスキーパーになって欲しいと懇願される時代になって行く。家賃が無料になる夢のような時代がやって来るにも関わらず、何千万も出して家を買う何て愚の骨頂としか言いようが無い


これより先は有料コンテンツとなります。価格は200円と、週刊少年誌よりも安く変える値段ですので、更にサクッと学びを深めたい方は是非ご購入下さい。


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