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【経済本100冊】Vol.93:『グルメ多動力』(著:堀江貴文)のあらすじ

経済本100冊読破タイトル作成

こんにちは!メンタルブロック解除人こと心理カウンセラーの大和です。
こちらでは、「数字に疎い心理オタクが、経済関連の本を100冊読むとどうなるか?」と言う企画で、読破した経済関連の本を紹介して行きます。
既に経済に詳しい方もそうでない方も、今後の本選びの参考にして頂ければと思います。


今回ご紹介するのは、堀江貴文さんの『グルメ多動力』です。

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基本情報

タイトル: グルメ多動力
著者名:堀江貴文
初版発行年月:2017年12月
ページ数(大体):約190pg
難易度所感〈五段階〉:★★★ ほどよい


大和の適当あらすじ

ホリエモンがこれからのグルメを語ってくれる本。

全体の感想

情報通のホリエモンが、昨今のグルメのトレンドについて解説してくれる本です。飲食やりたいとかグルメに関心ある人にはオススメです。ホリエモンと言うと先入観に囚われずに合理的に考えて、且つ大胆な発想ができる人と言うイメージがありますが、本書でもそのホリエモン節は炸裂しています!

本書には飲食店の為の様々なアイデアが溢れていますが、全体を通して、今後の飲食店はアーティスティックであり、エンタメでなくてはならないと言う考え方が一貫してるなと思いました。あと、ホリエモンがグルメ通なのは前から何となく知ってましたが、この本を読んで、ここまで色々と美食を極めているんかと言うことが分かって驚きでした。美味しんぼがイノベーター風になるとこんな感じになるのではないかと思いました(笑)

大和の学びポイント

< 学びポイントまとめ >

★美味しいコンビニの冷凍食品で激安居酒屋は厳しい状況に
★セブンの冷凍食品は機内食にも持って来い
★ホテルはコンビニを活用するべき
★アマゾンゴーでコンビニは無人化
★スナックは究極の飲食店スタイル
★天ぷらは断面イノベーションで一気にインスタ映え
★オブジェクト指向で冷やし中華をインスタ映え
★クラフトジンブームで日本の酒市場が活性化
★オーガニック、ヘルシーはファッションである
★糖質制限は最早常識で、対応メニューを考えるべき
★モンゴル牛はUS、オージーよりも安く高品質


< 各詳細 >

★美味しいコンビニの冷凍食品で激安居酒屋は厳しい状況に
・・・コンビニで買う食事、特に冷凍食品は相当美味しくなっている。味的にはセブンイレブンが突出しており、次がローソン。次いでその他、と言う感じ。これは、圧倒的に開発者のクオリティとネットワークの違いだと言う。今もコンビニのイートインスペースはあり、徐々に増えているが、今後はもっと広くなって行くだろう。ホリエモン曰く、激安居酒屋の雑な料理を食べるよりも、コンビニで計算し尽くされた秒数のレンチンで冷食を温めて食べ、缶ビールを飲んだ方が余程美味しいとのこと。なのでコンビニの冷凍食品で、激安系居酒屋は益々厳しい状況になって行くだろう


★セブンの冷凍食品は機内食にも持って来い
・・・ホリエモンは数年前から、「これからのコンビニは居酒屋になる」と話している。ホリエモンがある日、某飲食店経営者の自家用飛行機に乗った所、機内食が全部冷凍食品になっていたと言う。主にセブンイレブンの製品で、すごく旨く感じたのは気のせいでは無く、飛行中は気圧が下がるのと乾燥で、味が濃い目のものが美味しく感じるとのこと。つまり、セブンイレブンの冷凍食品は、その気にさえなれば機内食も含め、ほとんどの食シーンを巻き取れてしまうことになる

★ホテルはコンビニを活用するべき
・・・ホリエモンは地方のホテルに泊まった時によく考えるが、冷蔵庫に何も入ってないような殺風景なビジネスホテルで、辛うじてしょぼいレストランが併設されており、夜飲みに歩くのも面倒だとなれば、コンビニがあった方が断然良いとのこと。コンビニの隣にホテルを作れば、レストランが無くても良く、ホテル内に設けた場所や客室で食べれば、しょぼいレストランよりも美味しい筈である。飲みに関しては、持ち込みOKのスナックをホテル内に作ればいい。宿泊客を隣のコンビニへ誘導することで、レストランの運営をしないで済むのである。これこそ正に、インフラコストを下げつつ、顧客満足度を上げるシステムでは無いだろうか。


★アマゾンゴーでコンビニは無人化
・・・コンビニに店員がいる必要は最早無く、一人で会計してチンして、のんびりした方が余程いい。最近、アマゾンは「アマゾン・ゴー」と言う無人コンビニのシステムを発表したが、このシステムは近い将来外販されるだろう。そうなれば、私達は誰でも、ライセンス料や使用料を払えばこのシステムを使うことができることになり、全く新しい形のコンビニが一気に普及するだろう。また、無人コンビニは仕入れにすら人を介さないだろう。アマゾンのピッキングシステムは数年以内に完成する。近い将来にコンビニは無人化して、且つそこは無人居酒屋・無人カフェでもあり、このシステムがセブンイレブンを超える可能性は大いにあるだろう


★スナックは究極の飲食店スタイル
・・・スナックは、どんな田舎町に行っても商売が成立している。飲食店だけれど、旨いものを出してくれるかと言えば、乾き物のつまみしか出て来ない。「お腹が空いたなら隣のラーメン屋から出前取って」と言われたりする。唯、客はママのことが人間的に好きで、そこに行くと癒してくれたり、怒ってくれたりする。無人コンビニは成り立っても、無人スナックは有り得ない。スナックには、余計なものを削ぎ落とし、コミュニケーションと言う本質的な部分、無くてはならない部分だけがあるのである。スナックは飲食店の究極のスタイルであり、飲食店経営者達はこの業態に学ぶべき所があるのでは無いだろうか


これより先は有料コンテンツとなります。価格は200円と、週刊少年誌よりも安く変える値段ですので、更にサクッと学びを深めたい方は是非ご購入下さい。

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