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🇩🇰 教育•福祉

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記事一覧

デンマークで子どもが不登校になったら。

先日、デンマークで子どもの精神の課題に取り組む団体が主催する「不登校」がテーマの勉強会に…

M i o
1か月前
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デンマークの高校【歴史の授業】

先日、デンマークの高校の歴史の授業を見学させていただいた。生徒たちはこの夏に卒業する高校…

M i o
1か月前
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【スマホの扱い@デンマークの高校】ある高校では、スマホを休み時間や放課後に使うのはOKだけど、授業中は教室の前にある棚に預けるルールとなっている。「もし持ってくるの自体を禁止したら生徒たちが暴動を起こすだろうね」と先生(笑)

M i o
1か月前

デンマークの若者の「生きづらさ」ー自由の代償

先日、高校の先生とお話しする機会があり、デンマークの若者の「生きづらさ」について以下のよ…

M i o
2か月前
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デンマークの若者の「生きづらさ」 ー 成果主義(præstationskultur)

日本の若者の「生きづらさ」とはどういうものか、まだまだではあるけれど、一当事者として、そ…

M i o
3か月前
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研究に近く。現実に近く。

先日、同居人たちと<若者のメンタルヘルス>の話になった。デンマークでは若者の鬱(depressi…

M i o
3か月前
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デンマークの新たな"子ども観"。

先日、お世話になっているDさんに興味深いお話を伺った。 Dさんは、ペダゴー(pædagog)の資格を取るための大学に通っている。 Dさんによると、今デンマークの教育分野では 子ども観(デンマーク語でBørnesyn) の転換が起こっているという。 新たな子ども観では "Børn gør det godt, hvis de kan" というのが基本的な姿勢になるそう。 日本語にざっくりと訳すと 「子どもはできることなら、うまくやっている」 という意味になる。 具体的には

デンマークの大学院に来て感じること。

デンマークの大学院に来て 今素直に感じているのは、私と周りの圧倒的なレベルの差。 もちろ…

M i o
4か月前
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デンマークの若者の宗教観。

先日、デンマークの高校生と「宗教」をテーマにオンラインで交流する機会があった。高校の宗教…

M i o
1年前
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修士論文を書き終えて。

先日、修士論文の公聴会が終わり、修士課程を終えた。 この2年間「修士論文」という大きな目…

M i o
1年前
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「自己決定」と「自己責任」。

ーーどう生きるのか? 親世代のように、いい学校にいって、いい会社に入って、家庭をもって、…

M i o
1年前
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🇩🇰 調査レポート08【エフタスコーレ】

今回の調査の目的であるエフタスコーレでの調査が全日程終了しました。 エフタスコーレ(Efte…

M i o
2年前
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🇩🇰 調査レポート06【デンマーク教育の根底にあるもの】

デンマークの教育現場では、日本の教育を受けてきた私からは驚くようなシーンに出会うことが多…

M i o
2年前
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🇩🇰 調査レポート04【個人の幸せが当たり前に尊重される社会】

先日、留学時に拠点としていたオーデンセに住む知り合いのお宅に泊めさせて頂きました。 お世話になったMさんは日本人の方で、デンマークへ10年以上前に引っ越して来られました。旦那さんと3人のお子さんとオーデンセに暮らしていらっしゃいます。 デンマークと日本の違いについてお話しさせて頂く中で、Mさんがおっしゃっていた「デンマークは個人の幸せが当たり前に尊重される社会」という言葉が印象に残りました。 例えば、特別なケアが必要な子供がいる場合、自治体から様々な公的な支援を受けるこ